趣味の世界: 2011年9月アーカイブ

間違って開催前の 9/1 に行ってしまった「Hiroshima Art Document 2011」に、改めて 9/12 に行ってきた。

感想は・・・

去年の方が面白かったなあ・・・(^^;

今年は、映像作品が多かったのが、つまんなかった理由の最も大きなものだな。

前衛芸術の映像作品って辛いんだよな(^^;;;
だらだら訳分からん映像を見て、じっと我慢して最後まで見て、その結果「なんじゃ、これ?」ってなった時のがっかり感は、つまらない絵や彫刻を見た時の数倍だからな。

やっぱさあ、「Hiroshima Art Document 2010」での「マッサージ サロン」のマッサージ機の滑稽な動きとか、吉村芳生の狂気を感じる精密な絵とかさ、そういう瞬間的に心を鷲掴みにしてくれるような、そういう作品が俺は好きだ。

20110912_art1.JPG
まあ、そんな中で、ま、実は映像作品なんだけど(散々映像作品をディスっておいて(^^;)、パトリック・ボック(Patrick Bock)の「西の海」(The West Sea)という作品はよかったかな。

天井から吊るしたアクリル板に後ろから海の映像を映している作品。その静寂感とざらついた映像の質感から来る「不安」に心が因われちゃうんだけど、それでいて、どことなく癒される感じもする不思議な作品で、しばらくぼーっと眺めてた。

ま、面白かったのはこれくらいで(^^;

つーことで、来年の「Hiroshima Art Document 2012」に期待します。
昨日は宮島町町屋通りの「ぎゃらりい宮郷」で開かれている、ササキジュンイチさんのスケッチ展に行ってきた。
うちの嫁さんもササキさんの絵が好きで、俺が個展のお誘いの葉書をいただいたのを目にして、それじゃあ私も行く、つまり家族皆で宮島に行く・・・ということになったのだ。

20110924_sasaki.JPG
実は、同じパターンで数年前に同じく「ぎゃらりい宮郷」でやられた個展にも家族でお邪魔し、息子達が大暴れをして大変ご迷惑をおかけした記憶はあったのだが、我が家は家族でレジャーに出かける機会が非常に少ない家庭なので((^^;いや、野球とかが忙しくて)、またご迷惑をおかけしそうで心苦しかったのだが、嫁、息子二人、娘を引き連れてまたお邪魔してしまった(^^;

作品は、今年のハワイ旅行の時にスケッチされた絵が中心。どれも、色使いがすごく良い。水彩の繊細さと、明るいポップな色使いが同居している絵は、見ていると楽しくなるが、どことなく、例えば季節が過ぎていく時に感じる寂しさに似た感傷も呼び覚ます。
うまく言えないが、「もう、あの時には戻れない」その一瞬が絵に閉じ込められているような・・・

嫁さんが気に入ったと言う絵はもう既に売約済だったので、長男が「これが良い」と言った絵を譲っていただくことにした。
ピンクの壁の色のきれいな絵で、俺もすぐ気に入ったので「お前はどこが良いと思ったの?」と長男に聞いてみると、「僕の誕生日に書かれた絵だから」との答え。
あ、ほんとだ。7/17 に書かれてる。なんだ、お前が見ていたのはそんなところかよ・・・とほほ・・・
小さい頃は、絵ばっかり描いてた子なんだがなぁ(^^;

ササキジュンイチ スケッチ展 「風に吹かれて ~ Blowin' in the Wind」は 9月27日(火)まで廿日市市宮島町町家通り「ぎゃらりい宮郷」で開かれています。
ハワイの風を感じに、皆様、どうぞ。

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