もう、5月17日だから先々週の土曜日の話になりますが、今年も日本キリスト教団広島南部教会で開催された桂春雨さんの落語会を拝見しました。
数少ない本物の落語に触れる機会のひとつである祖生公民館寄席をすっかり忘れてて、春雨の会が今年初めての落語体験です。(公民館寄席は東京(江戸)、春雨の会は上方の違いはありますが)
今年は、若手として桂塩鯛門下の桂小鯛さんを連れて来られていました。岡山県出身の若手噺家さんです。
まずは桂小鯛さんが「看板のピン」を熱演。
二回目の時に来られてた桂福丸さんも若手にしては上手いと思ったけど、桂小鯛さんも上手だねえ。春雨さん、人選がいいですなあ。
年寄りを演じる時に、まだ若さが出ちゃうというか、えらく溌溂とした老人の姿が浮かんでしまうのがアレですが(^^;、将来が楽しみな噺家さんだと思いました。
そして、いよいよ桂春雨さんの出番。
演目は、NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」が再放送(?)されるのを記念して(笑)、渡瀬恒彦演ずる徒然亭草若師匠が得意とする(という設定だが、実際には渡瀬氏の落語が下手くそだったので遂に番組内で演じられることはなかった)「愛宕山」と、番組タイトルにもなっている「ちりとてちん」の二席。
いやあ、まくらから笑わせてもらいました。もちろん本編も。
「愛宕山」の「芸者の頭のアレ」とかの表現。無茶おかしかった(笑)
なんか、回を重ねるごとに面白くなってますねえ。春雨さんが、だんだん広島・・・というか、この「教会の中」という特殊な場所に慣れてこられたのも大きいのか・・・
広島人の笑いのツボを把握してこられたのか(笑)
ということで、神も仏も信じず、いや、神がいるとしたら俺だな、俺のことだな・・・とか思ってる罰当たりな俺ですが(^^;、次回もこの教会での楽しい会に是非参加したいと思います。
次は10月ですかね???