UNIXやLinux: 2010年10月アーカイブ

ええと、取りあえず、EeePC 4G-X 上の Xfce on FreeBSD 8.1-RELEASE な環境で、MPEG 動画の再生も出来るようになった。

例えば市販の映画 DVD とか、そういうのからの再生はまだ出来てないんだけど(mount が上手くいかんのよね)、MPEG ファイルにしてしまえば再生出来る。
というか、動画の再生自体は、KDE4 入れた時点で出来てたんだけど、音が出てなかったのよねえ。

どうも、サウンドカードのデバイス関係は /boot/loader.conf にちゃんとロードするように書いてやらないと駄目なようだ。

sound_load="YES"
snd_hda_load="YES"

という記述を追加してやったところ、

hdac0: <Intel 82801F High Definition Audio Controller> mem 0xf7eb8000-0xf7ebbfff irq 16 at device 27.0 on pci0
hdac0: HDA Driver Revision: 20100226_0142
hdac0: [ITHREAD]
hdac0: HDA Codec #0: Realtek ALC662
pcm0: <HDA Realtek ALC662 PCM #0 Analog> at cad 0 nid 1 on hdac0

という具合にサウンドカード(Realtek ALC662)が認識されるようになった。

20101030_eeepc1.JPGこれで、Dragon Player で MPEG ファイルを再生した時、ちゃんと 4G-X のディスプレイの両側にある内蔵スピーカー、ヘッドホンのどちらでもちゃんと音が出るようになる。
もちろん、音量調整等も問題無し。
但し、内蔵スピーカーはちょっと音量不足な感じ。静かなところでないとよく聞こえない。でも、まあ、Windows でもこんな感じだった気はするな。

これで、日本語入力も出来るので Gmail でメールのやりとりも出来るし、(Flash が動かないんだけど)Web 閲覧もほぼ問題なく出来るし、暇な時には動画も楽しめるし・・・ってことで、C01HW が来たら 4G-X をちょっとした外出の時のお供には十分出来るな。
Mac Book Pro 重たいからなあ。(^^;

まあ、外出先で設計とかプログラミングの仕事をするのなら Mac Book Pro 持っていかないと駄目だけど、緊急時の対応なら(メールやりとりしたり、サーバに ssh 接続してあれこれしたり、FTP でファイルの更新したり)4G-X で十分だ。

バッテリが 1時間ちょっとしか持たないのは問題だけどねえ(^^;

起動時に無線 LAN I/F が

ath0: <Atheros 5424/2424> mem 0xfbef0000-0xfbefffff irq 18 at device 0.0 on pci1
ath0: [ITHREAD]
ath0: AR2425 mac 14.2 RF5424 phy 7.0

という具合に認識されているし、ifconfig で見ても、

ath0: flags=8843<UP,BROADCAST,RUNNING,SIMPLEX,MULTICAST> metric 0 mtu 2290
        ether 00:XX:XX:XX:XX:XX
        media: IEEE 802.11 Wireless Ethernet autoselect (autoselect)
        status: no carrier

となってるし、簡単に無線 LAN 接続も出来るだろうな・・・と思っていたのだが、これがなかなか・・・はまってしまった(^^;

# ifconfig ath0 ssid <SSID> mode 11g weptxkey 1 wepkey 1:0x<16進のWEPキー> wepmode on

とかやってみても、ifconfig: SIOCS80211: Invalid argument エラーでて全然駄目。
ググると、6.0-RELEASE の頃の問題ばかりがひっかかり、どうも 8.1-RELEASE に関する情報にはたどりつけず・・・

ということで、FreeBSD-users-jp メーリングリストで質問してみたところ、たかのゆ~じさんに「8 系では wlan0 を作成して使うようになった」ということを教えていただけた。

そこで、たかのさんに教えていただいたとおり、

# ifconfig wlan0 create wlandev ath0
# ifconfig wlan0 ssid <SSID> wepmode on wepkey 0x<16進のWEPキー> weptxkey 1 up

とすると、

ath0: flags=8843<UP,BROADCAST,RUNNING,SIMPLEX,MULTICAST> metric 0 mtu 2290
        ether 00:XX:XX:XX:XX:XX
        media: IEEE 802.11 Wireless Ethernet autoselect mode 11g
        status: associated
wlan0: flags=8843<UP,BROADCAST,RUNNING,SIMPLEX,MULTICAST> metric 0 mtu 1500
        ether 00:XX:XX:XX:XX:XX
        media: IEEE 802.11 Wireless Ethernet DS/1Mbps mode 11g
        status: associated
        ssid <SSID> channel 6 (2437 MHz 11g) bssid 00:XX:XX:XX:XX:XX
        regdomain 96 indoor ecm authmode OPEN privacy ON deftxkey 1
        wepkey 1:40-bit txpower 20 bmiss 7 scanvalid 60 bgscan bgscanintvl 300
        bgscanidle 250 roam:rssi 7 roam:rate 5 protmode CTS wme burst

という具合に wlan0 が作成され、DHCP で IP アドレス等取得するよう、dhclient コマンドを打ち込むと、

# dhclient wlan0
DHCPDISCOVER on wlan0 to 255.255.255.255 port 67 interval 6
DHCPOFFER from 192.168.1.1
DHCPREQUEST on wlan0 to 255.255.255.255 port 67
DHCPACK from 192.168.1.1
bound to 192.168.1.185 -- renewal in 129600 seconds.

という具合に、無事、無線LANを設定することが出来た。

いや、そういえば、最近の携帯端末は SIM カード差し替えて使いまわせるんだから、機種変じゃなく、機種追加・・・なのかな?

今まで、外出先でのモバイル通信で SoftBank の C01LC というのを使っていたのだが、こいつは PC に直接刺して、ユーティリティソフトを使ってインターネット接続を行う仕掛け。なので、Windows か Mac でないと使えないのだ。

EeePC に入れた FreeBSD でも使いたいのだが、

ugen4.4: <USB Modem> at usbus4
umass1: <USB Modem USB Modem, class 0/0, rev 2.00/0.00, addr 4> on usbus4
umass1:  SCSI over Bulk-Only; quirks = 0x0000
umass1:1:1:-1: Attached to scbus1
da1 at umass-sim1 bus 1 scbus1 target 0 lun 0
da1: <USBModem Disk 2.31> Fixed Direct Access SCSI-2 device
da1: 40.000MB/s transfers
da1: 32MB (65536 512 byte sectors: 64H 32S/T 32C)

っていう具合に、FreeBSD じゃ単なる 32MB の USB メモリにしか見えない。
(「<USB Modem>」と表示されているのは、単なるこのデバイスの名前であり、実際に USB Modem として認識されているわけではない。「USB Modem と名乗っている USB メモリ」というだけの話)

一応、接続すると /dev/ttyv0 が作り直されるみたいなので、もしかするとモデムとしても認識されているのかもしれんが・・・だからどうすればいいのか全然わからん(^^;

Linux の ubuntu だと、usb_modeswitch を使って C01LC を USB Modem として認識させ、PPP 接続にも成功してるそうだが、FreeBSD で成功したという話は見つけられなかった。

いやあ、今でもサラリーマンだったら、趣味で C01LC 接続に挑戦してもいいんだけど、その辺、あんま詳しいわけでもないし(^^;、スパっと金で解決しようと・・・(笑)

Pocket WiFi SoftBank C01HW を購入したのである。

まだ、C01LC の支払い残高が 19,000円あるからねえ。これに、C01HW の 33,600円がプラスになるけえねえ。月々の支払いが 1,400円アップ?

昨日、ソフトバンク岩国室の木店で発注したんだけど、近隣の店にも在庫がないらしく1週間待ち。つーことで、まだ手元には届いてない。チャンチャン。

20101026_eeepc1.JPG広島で何か緊急にパソコンが必要になった時のために・・・ということで、Windows XP を入れた EeePC を観音の秘密基地に置いていたのだが、実際のところ必ず Mac Book Pro を持ち歩いているし、ほんとにどうしようもなければお客さんのところに行ってPC借りればいいしな・・・そもそも、この数ヶ月、EeePC に触ったこと一度もないし。(^^;

ちゅうことで、ちょうど持ち歩ける UNIX 系のサーバがあると便利だなと思っていたところだったので、EeePC に FreeBSD を入れてみた。
CentOS は以前入れてみたことがあるんで、今回は別の OS を。まだまだ、そういう探求心が消えてなかったな、俺(笑)

んが、CentOS の時はすんなりインストール出来たが(ネットワーク I/F を認識させるのには色々対応が必要だったけどね)、FreeBSD はやはりなかなか手強い。(笑)

1.USB 接続の DVD ドライブをインストールメディアとして認識しない。

ちゃんと USB 接続の DVD ドライブから FreeBSD インストーラは起動するのに、その後、インストール元のメディアとして認識しない。
でも、ネットワーク I/F は有線(ae0)も無線(ath0)も認識してたので、自宅の有線 LAN に接続し、ネットワークインストールを行った。

2.X Window System を後でインストールしようとしたら四苦八苦・・・(^^;

元々はサーバ用途を考えていたので X の関係は入れなかったのだが、まあ、使えれば使えたで便利だよなあ・・・と思ってインストールすることにしたのだが、

# pkg_add -r kde4
# pkg_add -r xfce4

しても、startkde4 や startxfce4 をしても、

bt::Display: failed to open display ''

とか、

$DISPLAY is not set or cannot connect to the X server

とか出て起動しないし。(^^;
いやあ、X を後でインストールし直すなんて、ほんまに 10年振りくらいなんで、全然わからん。(^^; X11R6 が X.Org とかになってるし。

結局、X.Org を、

# pkg_add -r xorg

してインストールし、

# Xorg -configure

で作成したサンプルの設定ファイル /root/xorg.conf.new を /etc/X11/xorg.conf にコピーする。
これで、startx で X Windows System が起動するようになる。

3.KDE4 でマウスが使えない

コンソールでは使えていたマウスが、X(KDE 4)を起動すると使えなくなる。
どうも、最近の X.Org は xorg.conf に記述されているマウス情報ではなく、HAL(デーモン型 Hardware Abstract Layer)でマウスの自動認識をするそうで、つまり、予め hald 等を起動しておかないといけないようだ。

ということで、/etc/rc.conf に

hald_enable="YES"
dbus_enable="YES"

という 2行を書き込んで再起動。
今度はちゃんと Window System の画面でマウスを使うことが出来た。

・・・と、サーバ機にするはずが、軽い気持ちで入れた X 関係でかなり時間を食われてしまい、なんだかなぁな状態であります。(^^;

さて、まだ日本語入力が出来ないとか、設定をまだまだ触らないといけないけど、一旦それはおいといて、サーバ用のアプリのセットアップを行うのである。

何か、うちのサーバのうちの一台が、そんなに使い込んでいるわけでもないのにパーティションの使用率が 63% とかなってて、調べてみたら MySQL のバイナリログが大量に作られていた。

# df -k
Filesystem           1K-blocks      Used Available Use% Mounted on
/dev/simfs            40960000  26685216  14274784  66% /
none                   9222092         4   9222088   1% /dev
# ls -la ./usr/local/mysql/var
total 13688436
<略>
-rw-rw----  1 mysql mysql 1073791652 Apr  1  2010 mysql-bin.000015
-rw-rw----  1 mysql mysql  190093790 Apr  5  2010 mysql-bin.000016
-rw-rw----  1 mysql mysql     286974 Apr  5  2010 mysql-bin.000017
-rw-rw----  1 mysql mysql  171114418 Apr  9  2010 mysql-bin.000018
-rw-rw----  1 mysql mysql  866200268 Apr 30 09:39 mysql-bin.000019
-rw-rw----  1 mysql mysql       1859 Apr 30 09:43 mysql-bin.000020
-rw-rw----  1 mysql mysql        125 Apr 30 09:43 mysql-bin.000021
-rw-rw----  1 mysql mysql     142644 Apr 30 09:48 mysql-bin.000022
-rw-rw----  1 mysql mysql 1073817436 May 14 14:16 mysql-bin.000023
-rw-rw----  1 mysql mysql 1073803242 May 27 14:05 mysql-bin.000024
-rw-rw----  1 mysql mysql 1073793089 Jun 10 02:51 mysql-bin.000025
-rw-rw----  1 mysql mysql 1073767183 Jun 26 08:23 mysql-bin.000026
-rw-rw----  1 mysql mysql 1073818211 Jul 14 14:48 mysql-bin.000027
-rw-rw----  1 mysql mysql  776652896 Jul 28 06:56 mysql-bin.000028
-rw-rw----  1 mysql mysql 1073830771 Aug 17 10:07 mysql-bin.000029
-rw-rw----  1 mysql mysql 1073840585 Sep  4 00:07 mysql-bin.000030
-rw-rw----  1 mysql mysql 1073889708 Sep 15 19:45 mysql-bin.000031
-rw-rw----  1 mysql mysql 1073831622 Oct  2 02:53 mysql-bin.000032
-rw-rw----  1 mysql mysql 1073807767 Oct 19 01:51 mysql-bin.000033
-rw-rw----  1 mysql mysql  157164502 Oct 21 17:57 mysql-bin.000034
-rw-rw----  1 mysql mysql        646 Oct 19 01:51 mysql-bin.index
<略>

これは、レプリケーションをする時に必要なバイナリログなので、実際にはいらんのよねえ。レプリケーションしてないし。

つーことで、最後の3ファイルくらい(念のため)残して、他は全部削除した。
おかげで使用率は 35% に。よしよし。

# df -k
Filesystem           1K-blocks      Used Available Use% Mounted on
/dev/simfs            40960000  14229292  26730708  35% /
none                   9222092         4   9222088   1% /dev

で、my.cnf 修正して、log-bin を作らないようした。

# cp /etc/my.cnf /etc/my.cnf_20101021
# vi /etc/my.cnf
# diff /etc/my.cnf /etc/my.cnf_20101021
60,61c60
< # 2010/10/21
< #log-bin=mysql-bin
---
> log-bin=mysql-bin

んで、再起動。(一応、今回は一旦 STOP してから START した)

# service mysqld stop
Stopping MySQL:                                            [  OK  ]
# service mysqld start

Timeout error occurred trying to start MySQL Daemon.
Starting MySQL:                                            [FAILED]

起動出来なかったし。(^^;

ログ見てみると、

# tail hogehoge.exsample.com.err
101021 18:09:09 [Note] /usr/local/mysql/libexec/mysqld: Shutdown complete

101021 18:09:09 mysqld_safe mysqld from pid file /usr/local/mysql/var/hogehoge.exsample.com.pid ended
101021 18:09:13 mysqld_safe Starting mysqld daemon with databases from /usr/local/mysql/var
101021 18:09:14 [ERROR] You need to use --log-bin to make --binlog-format work.
101021 18:09:14 [ERROR] Aborting

101021 18:09:14 [Note] /usr/local/mysql/libexec/mysqld: Shutdown complete

101021 18:09:14 mysqld_safe mysqld from pid file /usr/local/mysql/var/hogehoge.exsample.com.pid ended

もう一度 my.cnf 見てみると、ああ、log-bin の他に、binlog_format という設定項目もあったのか。こいつもコメントに。

# vi /etc/my.cnf
# diff /etc/my.cnf /etc/my.cnf_20101021
60,61c60
< # 2010/10/21
< #log-bin=mysql-bin
---
> log-bin=mysql-bin
64,65c63
< # 2010/10/21
< #binlog_format=mixed
---
> binlog_format=mixed

これで、もう一度起動してみる。

# service mysqld start
Starting MySQL:                                            [  OK  ]

OK。問題なく起動した。

つーことで、一安心、一安心。

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