結局今夜も飲んでしまった。
黒霧島をお湯割りでやりながら、DVD で「ゼロの焦点」を観た。
2009年制作の広末涼子主演のアレである。
まあ、俺、海外の推理小説は相当数読んでるけど、松本清張は一冊も読んだことがないからなぁ。俺は「本格物」が好きなもので。探偵出て来ないと駄目ですわ。
ということで、まったくピュアな形で本作を観たのだが・・・
俺の嫁・ヒロスエが可愛いのと、野間口徹の死体っぷりが最高な他は、そんなに見所がなかったな(^^;
最後まで飽きさせずに見せてくれたんだけど、じゃあ、面白かったか?というと、うーん・・・
鵜原憲一が新しく生まれ変わりたいと思うのはよくわかる。時間が、戦争で自分だけが生き残ったという彼の罪悪感を薄めてくれたのだろう。別に彼が薄情なのではない。人間というのはそういうものだ。そうでなければ罪悪感で気がふれてしまうだろう。
彼が、憎っくき敵国の歌・オンリーユーを歌ったというエピソードでもそれが伺える。
昔助けたパンパンと内縁状態になったのも、男ってそういうもんだよって良く分かるし。
しかし、その他のヤツらが描き切れてない気がするわ。
室田儀作が実は妻を愛していたっていうのは最後のエピソードでわかるけど、なんでそれほど惚れているのか理解し辛いし、それほど惚れていることを匂わせる伏線のようなものが途中もう少ししっかり描かれていないと駄目だろう・・・と思う。
・・・が、前述したように、野間口徹の死体っぷりは最高である。
日本映画史上に残る死体っぷりだ(笑)
この死体を見るためだけにこの映画を観ても良いくらいだ(笑)
俺、最初見た時、「ひっ」と小娘のような悲鳴を上げて、その後あまりに怖くて反対に笑ってしまったほど(笑)
・・・夢に出るで(^^;