コンピュータ: 2015年10月アーカイブ

200メートル離れた建物間で、ばっちり動画再生もできるほどの速度で Wi-Fi 接続できたのに、その 5時間後には原因不明で通信不可になってしまった(厳密には「実用性がまったくない」超低速度で通信できている)という話を書いたが、あれから 1週間。忙しくて本格的に調査をしてみることが出来ないでいた。
いや、本格的な調査っつうても、原因わからないから(^^;この間やったことを最初からトレースしてみるってだけのことなんだけど。
土曜日はカヌー大会の手伝い、日曜日は岩国PTA連合会Bブロック(玖西地区)研修会・懇親会で丸々つぶれてしまったからな・・・

ということで、何もしてなかったんだけど、突然今朝、通信が復活した。

20151027_buff.jpg

いや、まだ動画が再生できるほどの速度は出てないんだけど、自宅から200メートル離れたコンテナハウス内に設置した Wi-Fi アクセスポイントの設定画面を自宅の PC に出して操作できる程度には復活したのだ。

試しに ping を撃ってみると、

C:\>ping 192.168.XXX.XXX

192.168.XXX.XXX に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
192.168.XXX.XXX からの応答: バイト数 =32 時間 =6ms TTL=64
192.168.XXX.XXX からの応答: バイト数 =32 時間 =1ms TTL=64
192.168.XXX.XXX からの応答: バイト数 =32 時間 =3ms TTL=64
192.168.XXX.XXX からの応答: バイト数 =32 時間 =1ms TTL=64

192.168.XXX.XXX の ping 統計:
    パケット数: 送信 = 4、受信 = 4、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
    最小 = 1ms、最大 = 6ms、平均 = 2ms

C:\>ping 192.168.XXX.XXX

192.168.XXX.XXX に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
192.168.XXX.XXX からの応答: バイト数 =32 時間 =6ms TTL=64
192.168.XXX.XXX からの応答: バイト数 =32 時間 =1ms TTL=64
192.168.XXX.XXX からの応答: バイト数 =32 時間 =2ms TTL=64
192.168.XXX.XXX からの応答: バイト数 =32 時間 =3ms TTL=64

192.168.XXX.XXX の ping 統計:
    パケット数: 送信 = 4、受信 = 4、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
    最小 = 1ms、最大 = 6ms、平均 = 3ms

・・・てな具合に、速度はまだまだだけど、パケットロスは 0% である。

いやあ、なんだろうね、これ?

太陽フレアによる太陽嵐の影響か!?・・・なんてことまで考えちゃうわ、実際(^^;

いや、例えば何かの機械ノイズを拾って一時的に通信品質が低下するとか、そういうんならええんよ。
例えば 5Mbps の速度が出てたのに、その時だけは 1Mbps くらいしか出なくて、ちょっと動画再生は厳しいかも・・・とか。そういうのは「何となく発生しそうなこと」だと理解できるのだ。

しかし今回発生している「ハード故障も、設定の変更等も無い」のに、突然「動画どころか、ping すら通ったり通らなかったりするほどの実用性を完全に失った通信しかできない」状態になるという現象はまったく意味不明だ。

通信チャネルの自動切替あたりか・・・怪しいのは?
通信チャネルを固定してみるか・・・
ええと、前のエントリーで「一応成功」と書いた「長距離無線LAN接続」ですが、無事接続されたと喜んだのもつかの間・・・
一旦自宅に戻り諸々の用事を済ませ、5時間後にまたコンテナハウス内でPCを使おうとしたら・・・

つながらなーい(^^;

アクセスポイントを OFF/ON してみたけど変わらない。
アンテナの位置も見た目にはずれてしまったりということは無いような・・・

自宅側から ping を撃ってみると、

C:\hoge>ping 192.168.XXX.XXX

192.168.XXX.XXX に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
要求がタイムアウトしました。
要求がタイムアウトしました。
要求がタイムアウトしました。
要求がタイムアウトしました。

192.168.XXX.XXX の ping 統計:
    パケット数: 送信 = 4、受信 = 0、損失 = 4 (100% の損失)、

C:\hoge>ping 192.168.XXX.XXX

192.168.XXX.XXX に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
192.168.XXX.YYY からの応答: 宛先ホストに到達できません。
192.168.XXX.YYY からの応答: 宛先ホストに到達できません。
192.168.XXX.XXX からの応答: バイト数 =32 時間 =1010ms TTL=64
要求がタイムアウトしました。

192.168.XXX.XXX の ping 統計:
    パケット数: 送信 = 4、受信 = 3、損失 = 1 (25% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
    最小 = 1010ms、最大 = 1010ms、平均 = 1010ms


みたいな感じで、全然つながらないわけではないような・・・
でも、ほぼ駄目という状況。

何度か ping を撃ってみていると、

C:\hoge>ping 192.168.XXX.XXX

192.168.XXX.XXX に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
192.168.XXX.XXX からの応答: バイト数 =32 時間 =1800ms TTL=64
192.168.XXX.XXX からの応答: バイト数 =32 時間 =2ms TTL=64
192.168.XXX.XXX からの応答: バイト数 =32 時間 =1ms TTL=64
192.168.XXX.XXX からの応答: バイト数 =32 時間 =2ms TTL=64

192.168.XXX.XXX の ping 統計:
    パケット数: 送信 = 4、受信 = 4、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
    最小 = 1ms、最大 = 1800ms、平均 = 451ms

みたいに 4発全部成功して、お!!つながったか!?と喜ばせておいて、その次は、

C:\hoge>ping 192.168.XXX.XXX

192.168.XXX.XXX に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
要求がタイムアウトしました。
要求がタイムアウトしました。
要求がタイムアウトしました。
要求がタイムアウトしました。

192.168.XXX.XXX の ping 統計:
    パケット数: 送信 = 4、受信 = 0、損失 = 4 (100% の損失)

4発全部失敗してがっくり・・・という感じ(^^;

うーん・・・

自宅側のアクセスポイントのクライアントモニターを見ると、自宅からコンテナハウスにはちゃんとした速度が出ているのに、コンテナハウスからの受信データがムッチャ遅い・・・という感じ。

やっぱ、アンテナの問題なんかなあ・・・

とりあえず、この週末に自宅側のアンテナを宅外に出してみるか・・・
いや、タイトルでバレバレですけど、一応、川を挟んだ自宅とコンテナハウス間の長距離無線LAN接続ですが・・・成功でした。

20151018_musen.JPG
親父に手伝ってもらってコンテナハウスの屋根に屋外アンテナを取り付け、WAPS-AG300H に同軸ケーブルでつないで電源 ON!
(「そこに取り付けたら屋根直す時じゃまになるやろ?」と聞くと、「こっち側はもう直さんけえ、ええ。」とか(笑)完全にこのコンテナハウスも廃墟化してきたなあ(^^;)

これだけで、(一度自宅で接続を確認していたので)あっけなく 2台の WAPS-AG300H が WDS 接続出来たのです。

通信速度を「BNR スピードテスト 回線速度/通信速度 測定」で計測すると、下りが 5.6Mbps、上りが 1Mbps。
有線接続している自宅側のアクセスポイントまでの速度と比べると 1/10 になってるけど、YouTube なんかも問題なく見れるし問題無し。

ほんと、WDS 接続だと単なるブリッジ接続なんで(しかも MAC アドレス指定での通信なので)簡単に長距離無線 LAN が構築出来るねえ!!

・・・と感動したのもつかの間・・・

夕方にもう一度接続をしようとすると・・・

謎現象に悩まされることになるのである。

だからタイトルも「一旦」成功なのだ(^^;
お客さんから長距離無線 LAN 接続の相談を受けることが時々あるので、我が家と島田川を挟んで建つコンテナハウスを使って実験をしてみることにした。
直線距離で 2百メートルほどの距離を 無線 LAN で結んでしまおうというわけだ。

20151015_buffalo.JPG
普通に売っている無線 LAN ルータでは厳しい距離なので、「BUFFALO 無線LANアクセスポイント WAPS-AG300H」で接続することにした。法人向けの管理者機能が付いたインテリジェンスなアクセスポイントで、けっこう高い。しかも、これ、LAN ケーブルから給電できる IEEE802.3af Power over Ethernet 準拠製品なので(PoE給電機器があれば AC 電源不要なので)AC アダプターは別売りで、これがまた数千円する(^^;
でも、安価なブロードバンドルータだと、長距離通信用の外付けアンテナが付けられないので仕方無い。

一般家庭用の無線 LAN ルータには小さなアンテナがついてるけど、あれでは数百メートルの通信は無理。
何本もアンテナがついてて、「ビル内、この1台で全部カバーしまっせ!」という製品もあるが、もちろんそんなヤツでも役には立たない。ハイパワーな外部アンテナを立てる必要があるのだ。

WAPS-AG300H から同軸ケーブルで接続する外部パネルアンテナは、BUFFALO 純正のアンテナ(例えば WLE-HG-DA 遠距離通信用指向性屋外アンテナ)は高いので、「Premiertek 2.4GHz 16dBi屋外用 無線LAN 指向性パネルアンテナ」を選択。
5.6GHz 帯の通信では使えないが、5.6GHz 帯を使った通信では後述する WDS という方法が使えないので、2.4GHz 帯が使えれば十分。これは WLE-HG-DA の半額くらいで買える。
あ、このアンテナをつなぐ同軸ケーブルも Premiertek のものが安いので購入。

この構成で1セット 3万円弱かかる。2セットいるから 6万円弱かかっちゃう。
まあ、別途インターネット接続の契約とかがいらないから、数ヶ月から1年でペイするけど、やっぱ一般家庭での導入はちょっと厳しいかな。
相談を受けているところは商店なので(道を挟んだ店舗と自宅間を無線 LAN で結びたい等)導入可能だけど。

このアクセスポイント間の接続は Wireless Distribution System(WDS) 接続なので設定は超簡単。
設定画面で WDS を有効にするだけ。WDS は MAC アドレスで接続するからネットワーク設定もほとんど不要。一応、セキュリティ対策として、相手の MAC アドレスを登録してフィルタリング設定はするけど。

自宅で接続までテストしてみたけど、あまりにあっけなくつながったので笑ってしまった。

で、この週末に実際に自宅~コンテナハウス間 200メートルの接続に挑戦してみようと思う。結果は乞うご期待で。

<追記>

なんか、このページが割合人気のようなので(^^;、一応、関連ページへのリンクを貼っておきますね。
ちなみに、この「突然実用外な通信速度になっちゃう」問題は最近は発生してないです。
(まあ、コンテナハウスで PC 操作をすることがそんなに頻繁じゃないんですが、時々娘が延々と YouTube で動画見てたり、俺がソフトウェアのダウンロードをしたりしてますけど、確かに動画は途中でしばらく止まっちゃうようなことはありますが、まあ、実用的に使えてます) 2017/02/22現在




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