音楽: 2016年6月アーカイブ

先週木曜日は宇品のライブハウス「BLUE LIVE HIROSHIMA」で ABEDON のライブを観た。

ユニコーンのキーボード、阿部義晴(ABEDON)のソロツアー「Feel Cyber Tour 2016」ABEDON and THE RINGSIDE だ。

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阿部のソロっちゅうても、バックバンド(あ、ツアー名に併記されてるからバックバンド扱いじゃないのか(笑))の THE RINGSIDE は八熊慎一、奥田民生、木内健、斎藤有太という豪華メンバー。
別の角度から見れば、「奥田民生お得意のサイドプロジェクト」のひとつ・・・とも見れるわけで(阿部に失礼か(^^;)、そりゃ広島じゃあ、ユニコーンやら奥田民生やらのファンで超満員!・・・となると思ったら、今回も何かチケットの売れ行きはそうでもなかったみたいで・・・(^^;

一緒に言ったM井さんとも「この間のクアトロのライブでも半分くらいしか入ってなかったのに、それより広い BLUE LIVE なんかでやって大丈夫なんかね?」とか話してたら、やっぱその予言的中(笑)

客が少ないせいか、オールスタンディングの予定だったのに、椅子が並べられてるがな(^^;

俺らより30番くらい整理番号が若かったCコさんが先に入って席を確保してくれていたので、なんと5列目の真正面で観ることができた。これ、Char のライブの時と一緒や!?・・・でも、同じ5列目なのに、何か ABEDON の方が席の間隔が広くて、若干後ろのような・・・

いやあ、BLUE LIVE は他のライブハウスより少しステージが低いので、座った方がよく見えるのよねえ・・・とか(客が少ないことには触れず)前向きな意見を述べ合ってたんだけど(笑)、さすがにライブが始まった直後からオールスタンディング!Char のライブとは違うわ。客の平均年齢が 10歳くらい若いだけで、これほどの違いが!!(笑)
※Char のライブで、客がいかに椅子に座り続けていたかは、私めのブログ「5/7は Char の生誕60周年記念ライブ(笑)に行ってきた」でご確認ください(笑)

ライブの方は、相変わらず「仲間で集まってわいわいやってるリハでも見ているような弛い雰囲気と激しい演奏」の「民生付近の人たち」のノリであった。
まあ、俺は嫌いじゃないし、来ていた人たちは大満足だったと思うけど、第三者の厳しい目で見ると「これで金取るの?」という意見も出てくるかもしれない(笑)
全員がほぼ初めて演奏する楽器を手にしての一曲とか(でも、この人たち天才だから、やってるうちにだんだん上手くなって、「笑いをとる」のが難しくなっちゃうのが笑える(笑))、阿部がミニモーグで音を作るのにひたすら黙ったまま何分も経過したり(さすがに、座っちゃう人多数出現(^^;)、ほんと、むちゃくちゃ。

そして、「絶対アンコールが長いで」と俺が予言していたとおり(まあ、前回のクアトロのライブがそうだったので)、やっぱり長かったアンコール。
本公演は 19:00開演で 20:40に終わったんだけど、それから 2回のアンコールが終わったのが 21:40ですよ!!1時間も!!
しかも、1時間のうち、ちゃんと演奏してた時間、どのくらいあったっけ?(^^;

いやあ、でも、始終笑って、踊った良いライブでしたわ。
最後は広島ネタを織り込んだ曲で締めたし。

つーか、これを見逃した民生ファンは残念だったと思うよ。民生の魅力も爆発や(笑)こなきゃ損ですよ。
いや、ABEDON のライブなんだけど(笑)
先週水曜日は、横川シネマで「お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました」を観たあとで、そのまま遠藤ミチロウライブに!!(間で、ちょっと出来のよくない監督(遠藤ミチロウね)インタビューが挟まったけど(^^;)

やっぱ大きい病気(膠原病)をしての病み上がりだから、椅子に座っての弾き語り形式。
いや、まあ、弾き語りっつうても、正に「掻き鳴らす」という表現がぴったりなパワフルなギター演奏は相変わらず迫力満点。
声の方は、以前岩国のロックカントリーで聴いた時ほどは出てなくて、やっぱりちょっと病み上がり感を覚えた。
また、改めてベストコンディションで聞きたいなあ・・・と。

ところで、ミチロウのルーツはラブソングである。
それは知ってた。高校時代、ザ・スターリンにはしびれたけど、「元は一人でフォークソング歌ってた」「実はもう三十歳である」のようなマイナス情報(いや、別にフォークソングやラブソングが悪いというわけではなく、ライブで豚の臓物を撒き散らかしてたようなパンクバンドのイメージと合わないという意味)を耳にして、若い俺は「なんだ、ミチロウ、しけてんな」とか偉そうに思ったことがある。
もちろん、改めて「ロマンチスト」や「玉ネギ畑」を聞いて、ああ、やっぱ凄いわ・・・と憧憬の念を湧き上がらせるわけだが(^^;

そんなラブソングをルーツとしたミチロウが「病気療養中、ずっと朝ドラ見てて、朝ドラの中で歌われていても違和感の無い曲を作った」と言って、所謂フォークソングを披露。これがなかなか良い曲で、その自分に枷をかけない自由さがパンクだなあ・・・
いつまでも「俺はパンクロッカーだから」と自分を縛り付けている年寄りは、かえってパンクじゃねえよな(笑)

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そうそう。最近のミチロウは「ライブ用にメイクをした姿は柘植の飛猿・野村将希」みたいな精悍さがあるんだけど(笑)、「普段の黒縁眼鏡をかけた姿はディーン・フジオカ」って感じで、こんな歌を聞くと、さすがに「いや、実はかなり軟弱化しているのでは?」と不安になるが、そんな思いは映画「お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました」が吹き飛ばしてくれるよ(笑)

この映画の中で、ミチロウが家族連れで賑わう海岸で行われたフェスでにこやかに歌うんだけど、その曲は「オデッセイ・1985・SEX」やで。
「アソコをこすってばかりいるわけにはいかないんだ!」とか、「オレのコトバはただの Sex」とか、子供たちの前で平気でシャウトしてる(笑)
このおっさん、根っこはやっぱ社会生活不適合者なパンクや(笑)サイコー。

最後は映画のパンフにサインもらって握手してもらって大満足。ああ、結局俺も未だにミチロウに憧れるただのガキだった(^^;

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