12/17(木)に観に行った「宇宙戦艦ヤマト 復活編」の感想をメモっとくのを忘れてた。
俺はそもそも「ヤマト正史」は「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」の方だと思っている。だから、金儲けのために「愛の戦士たち」を"無かったこと"にして続けられた「ヤマトよ永遠に」「宇宙戦艦ヤマト 完結編」という系譜は「パチもん」だと思っている。
古代進も森雪も、そしてヤマトも「愛の戦士たち」で死んだのである。
どうしてもシリーズを続けたかったのなら、死んだと思っていたヤマトが例えば冥王星の氷原の中で発見され、凍り付いていた古代と雪の蘇生に成功・・・くらいの無茶苦茶をしてもいいから、「愛の戦士たち」の続編として続けるべきだったのだ。
それを、テレビシリーズで「古代も雪も死なない設定」にして、それ以降の映画もそこからの続きにしやがって。なんじゃそりゃ。ルール違反にもほどがある!恥を知れ、恥を!>西崎義展
なので、俺はテレビシリーズの「宇宙戦艦ヤマト2」を見終わった瞬間に俺の中でヤマトという物語は"無かったこと"にしたのだ。「新たなる旅立ち」以降のヤマトシリーズは一切見てない。汚い大人たちに弄ばれた物語など、誰が見たいと思うものか!
・・・が、「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」から実に 31年振りのヤマトの映画なのだ。
そりゃ、見にいっちゃうだろう。(^^; 汚れた系譜上の物語だとしても・・・
だから、勝手に"午前休"にして、木曜日の朝 MOVIX 周南に走ったのである。
以下、感想(ネタバレ注意)
・う~ん、わざわざ見るほどの作品ではなかったな。ま、メンズデー価格(1,000円)なんで良いかって感じ。1,800円払ってたら怒ってたかも。
・ヤマトがアクエリアスの氷の海から発進していくシーンは最高!これは、ヤマトファンなら絶対見るべき。ま、見所はここだけ。(^^;
・でも、女子のぴっちりユニフォームは良いな。くっくっく、折原真帆め。良い身体をしおって。(笑)
・やっぱ、松本零士のキャラデザインでないと違和感が。つーか、ヤマトって感じが全然しねえ。別のSFアニメ見てる気分。
・ほんと、キャラデザインは駄目駄目。敵の親分がどんな顔してたかなんて思い出せもしない。無個性。
・巨大要塞が出てくるまでの SUS との戦闘シーンも退屈。長すぎる。途中で何度も寝てしまったぜ。(笑)
・相手の正体が異次元人はねえだろ。自由自在にヤマトの艦橋の中に姿を現したり・・・実力差大きすぎ。(^^; なんか、取りあえず相手に事情があって勝ちました的な印象。頑張っても勝てる相手じゃないでしょ感が大きすぎて何かねえ・・・
・特殊攻撃艇信濃・・・さいてー。(^^; 大きく船体に「しなの」とか書いてあるし。で、それで特攻しちゃうわけで、これじゃあ「右翼映画」の誹りを受けても仕方ない。「その手の人」のウケ狙いなのが見え見えで、サヨクではない俺でさえ気分が悪くなった。
・ひとつひとつのシーンが全然つながってなくて、2時間かけて「ダイジェスト版」を見せられた気分。これでは「一本の映画、一つの作品」とは言えないな。監督(西崎義展だけど(笑))の力不足と言われても仕方ないんじゃないの、これじゃあ。
この映画を見るまでは「実写版」の企画に対して「ヤマトはアニメだけでええんじゃ!」と怒っていたのだが、今は「実写版に最後の望みを・・・」という気分。
多分、実写版を見て、俺は再びヤマトを封印するであろう。このアニメの続編じゃ、正直見る価値無し。