テレビとか映画とか: 2016年12月アーカイブ

昨夜は、映画「この世界の片隅に」を観るために東急ハンズの上にあるサロンシネマ1・2へ。ちなみに、「この世界の片隅に」は1の方で上映。

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本当は、12/8 に八丁座に観に行こうと思ってたんだけど、監督挨拶があったみたいでチケット完売、空席無し。その週の土曜日に Facebook フレンドの AR カワさんがサロンシネマに観に行こうとしたら満席でチケット買えなかったとか、そういう話ばかり見たり聞いたりしてたので、この日は昼休みに自転車飛ばして 19:10からのチケットを買いにサロンシネマに。
サロンシネマは全席自由席なんだけど、チケットに印字されている入場番号順に入場するので、早く入れば当然自分の好きな席をゲットできる。

俺は 2番でした(笑)

ということで、ちょうど真ん中あたりの 54番席をゲット。それでもちょっと見上げる形にはなるのでどうかな?と思ったんだけど、俺を押しのけるようにして入ったおばさんも同じ列の席を取ってたんで、まあ、当たりだったんでしょう(笑)

だいたい、1/3くらいの入りだったかなあ。いや、半分は埋まってたか・・・まあ、そういう感じ。
平日であれば「今夜行ってみるか」でも必ず入れると思うんで、ぜひ足を運んでみてくださいませ。

で、映画なんだけど・・・
俺、先に「戦争の悲惨さを描いた映画」という偽情報を耳にして観に行ってたんで、多分、本来の面白さの半分も享受できてないわ。変に「どんな悲惨な展開になるんだろう」と構えてしまって。

そういう映画じゃないよね、これ。
いや、もちろん結果的に戦争の悲惨さは描かれてるんだけど(ネタバレだけど、すずさんも米軍が落とした時限式爆弾で片手失くすし、姪っ子も死んじゃうし)、でも、そういう映画じゃないね。

この映画の主題は片渕須直監督が言われているように「居場所」の物語であり、「居場所」を探す天然ボケな新妻・すずさんのドタバタ奮闘ぶりに萌ってする映画だよね。
映画を最初から最後まで貫いているのは「戦争の異常」ではなく「普通の生活」という感覚だし。

戦争という異常な状況でも「普通の主婦」は忙しくて、朝から晩まで家事に追われ、小姑の何気ない言葉にもやもやしたり、衣食で色々工夫したり、少しずつ旦那のことが好きになっていって、でも幼馴染の男と二人きりになるとドキドキしたり、実家に帰ったらだらけたり、戦争中でも一般人の暮らしは「普通」の積み重ねである。

そういう普通の生活をがんばるすずさんの姿を楽しむ映画である。

そのすずさんの日常生活と同じレベルで、そこに戦争があり、日常の中に異常が入り込み不幸があり、でもまたいつもの日常がもどり、片手で不自由しながらもすずさんは家事をこなし、戦争で夫と息子を亡くした近所のおばさんも闇市で買ってきた物資を載せた大八車を引く。淡々と「普通」の姿が描かれ、ちょっとしたすずさんの失敗に萌え~とする。

「観ていた老人が号泣していた」とか、そんなことを強調して「戦争映画」だと紹介するのは完全に間違い。
「戦争映画」という先入観を持っていたら、この映画は半分も楽しめない。

「すずさん、萌え~」な視点で観る、泣くより笑うための映画で、それでも最後に戦争の悲惨さを認識し、戦争は絶対いやだという気持ちにはなる、そういう映画で、決して戦争の悲惨さを中心に描いた「戦争映画」じゃないよ、これ。

嫁に行った呉で「居場所」を探し、そこが自分の「居場所」だと決心し、やがて本当にそこが「居場所」になるまでのすずさんのドタバタ劇を、ただただ笑いながら観てあげてほしいねえ。
世の中の話題は既に「この世界の片隅に」に移って久しいんでしょうが、昨日、数ヶ月ぶりに平日の休み(俺は役員なので「有給休暇」ではないんだけど、まあ、そのようなものだと思ってくれたまえ)が取れたので、MOVIX 周南に「君の名は。」を観に行ってきました。まだね、一日二回だけ上映してるんで。

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「ほしのこえ」って新海誠監督の作品をもう随分前だけどレンタルして観たことがあって、30分くらいの小品なんだけどこれがなかなか面白くて、同じ監督の作った「君の名は。」はスクリーンで観てみたいなあ・・・と思ってたのよ。
でも、ついつい他の用事を優先させて、映画館に足を運ぶことはなかったという・・・(^^;

だからもう映画館で観るのはあきらめてたんだけど、MOVIX のサイト見たら、え?まだやっとったんかい!?・・・ってことで(笑)

で、急遽観に行くことに決めたんだけど、そうすると「ほしのこえ」が久しぶりに観たくなっちゃって、試しに Hulu で探してみたらありましたよ。早めの昼飯を食いながら観てたら、すっかり出発予定時間を過ぎてしまい(^^;;;

結局、上映開始は 12:15 なのにチケットを買えたのが 12:20。まあ、最初に色々予告編とか流れるから本編は観れるやろうとは思ってたんだけど、席について 3本ほど短い予告編が流れたら本編スタートだった。あぶねえ~(^^; ぎりぎりや。

で、映画の方は世間の評判通り、なかなか面白かった。

以下、ネタバレありの感想。もう、今更ネタバレしても、これから観に行く人もそんなにいないだろうから気にせず書きます。

    • 二部構成っていうか、最初は心が入れ替わった男女高校生の(女の子側からするとちょっとほろ苦い)ラブコメ映画、後半は隕石落下による被害から街の人を守るべく主人公が奮闘するパニック映画という構成で飽きさせない。まったく退屈せず観れた。
    • その二部構成の「繋ぎ方」が凄く上手いね。なぜ急に入れ替わりが起きなくなったのか・・・からの謎解きから、次々に回収されていく伏線の数々。こんなにきれいに伏線回収されていく映画久しぶりに観たわ(笑)
    • さすがに新海誠は終わらせ方が上手いね。「ほしのこえ」でも思ったけど、いいところでスパっと切っちゃうから、その後の視聴者の想像力が増大、肥大して、自分が想像した二人の未来にウンウン頷きながら涙しちゃうみたいな(^^;

・・・と、おお、なんか重要なネタバレはせずに感想書けたぞ(笑)
本当は、伏線なんかもひとつひとつ素晴らしくて、ここで全部説明したいくらいだけど(笑)

「シン・ゴジラ」についてネタバレ禁止みたいな話あったじゃん。感想書く時は気をつけろみたいな。あれって何に対しての話やったんかね?映画にゴジラしか出てこんってこと?それともゴジラの倒し方とか?未だに何をネタバレするなって騒いでたのか全然わからん。
だって、映画に「ゴジラ」しか出てこないって聞いて、何か問題ある?最初に出て来る怪獣がゴジラの幼生(?)だとわかってたら、なんか面白くなくなる映画だったっけ?「お、これがゴジラになるんやな」だけの話じゃん。

だから、「シン・ゴジラ」でネタバレがどうこう言うてた人(今でも言うてる人)はアホやろとしか思えないんだけど、この「君の名は。」は、絶対ネタバレ無しに観た方が何倍も面白いね。
俺は実はネット上の感想を観て、ある程度中身が読めてたので、「ああ、知らずに観てたらもっと面白かったのに」と少し思った。
なので、「ネタバレありの感想。気にせず書きます。」と言いつつも、大事なネタには触れずにおいたよ(笑)

もうしばらく MOVIX でやってるみたいなんで、観に行ってない人は、一度観ておいても損はない映画だと思うよ。
デッキバンブーム、来るで!

いや、来んか?(^^;;
つーか、8月封切りの映画だから、ブームが来てれば、もう来てないとおかしいか?
来て欲しい、デッキバンブーム(笑)

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昨日、「君の名は。」を観てると(感想なんかは別エントリーで)、見馴れた車の姿が・・・

糸守町出身のラーメン屋の大将が乗っていた車が、俺と同じシルバーのダイハツ ・ハイゼット・デッキバンだったのだ。

特徴的なバックショットが割と重要なシーンで何度も出て来る。デッキバンファンにはたまらんねえ。(そんなファンが存在していれば・・・だけど(笑))

新海誠め。単なる箱バンにせずデッキバンをチョイスするところが憎いぜ(笑)

デッキバンのバックショット、可愛いからな(笑)
こりゃ、デッキバンのブーム来るで。
どうしよう、信号待ちしてたら、「なに、これ、可愛いー」とか言って JK が勝手に乗り込んできたら。

ま、そのまま発進するけどね。クスクスクス・・・

捕まるがな(^^;;

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