旅行とか散策とか: 2024年9月アーカイブ

北海道での記念すべき最初の昼めしは、道の駅 石狩「あいろーど厚田」のそば屋で、「にしんの刺身丼」1,350円也を。
国道231号線、オロロンラインの途中にある道の駅だ。石狩湾を望む高台にある。

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しかし、にしんの刺身ってのは食べたことないな。
にしんは、あったかいそばの上に乗っている甘露煮しか食べたことがない。

「厚田産にしんの刺身丼は身が厚く脂がのって、コリコリ食感です。お米も厚田産を使用しています。」との説明。

にしんの刺身なんか広島や山口では見たことない。足の速そうな魚なんで西の方では刺身は無理なんかもね。北海道で米を作ってるイメージもなかったわ(^^;

で、食べてみた感想。

生姜醤油で食べてるのもあるとは思うんだけど、広島の「小イワシの刺身」と同じ味だな。
まあ美味い(笑)

丼についてくる「そば団子汁」も美味かった。すまし汁に厚田産そば粉で作ったそば団子が入っている。
北海道最初の昼めしとしてはまずまずだった(笑)
北海道在住の元同僚から、「小樽港から帰るのなら、その前に『かま栄』に寄っていけ」とアドバイスをもらったので、北海道最終日の最初の目的地は「かま栄 工場直売店」にした。

かまぼこ屋さんである。「ええ?かまぼこ?おいちゃんはそういうのより油物が・・・」と言ったのだが、「かま栄の商品はどれもギトギトの油物です」と説得され・・・(笑)

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最初に「パンロール」237円をコカ・コーラとともに、店内のカフェスペースで。・・・美味い。豚ひき肉、玉ねぎのすり身を薄いパンで巻いた揚げ物だが、むちゃ美味いやん。そして、たしかに油ギトギトである(笑)

かま栄の揚げたての練り物は、冷凍して岩国まで配送とかしてくれないので、その場で出来立てを食べるしかない。
「昼めしはかま栄の練り物でいいや」・・・と思って、出来立ての「チーズちくわ」183円、「コーンチーズ」216円、そして9月限定の蒲鉾「舞茸ゴボー揚」248円を購入。近くの「運河公園」まで走ってそこで頂いた。

デブだけどちょっと胸焼けした・・・(笑)

いやあ、でも、ほんま揚げたての練り物は美味いよねえ。まあ、それでもマヨネーズやわさび醤油に付けるともっと美味いんだろうなあ・・・と肥満児の俺は思ったので、今度行くときは用意していこ!・・・って何年後やねん。つーか、そんな日は来るのか?(て言うくらい、北海道は遠い(^^;;)

そうそう。かま栄の前の駐車場は有料駐車場になってるんだけど、二輪に関してはその横に10台くらい停められる無料の駐輪スペースを9月から用意してくれたとのこと。しかも、暑い日にオートバイのサイドスタンドがアスファルトに食い込んでしまわないよう金属板まで敷かれている。心遣い~

かま栄、最高!!ライダーはかま栄にゴーだ(笑)
本当に今回の北海道ツーリングは行ってよかった。楽しかった。
北海道さいこ~!!

しかし、一点だけ問題が・・・

9/6(金)。旭川市の「回転寿司 トリトン 旭神店」でのこと。
うっかり裏の駐車場に「アクションカメラ WOLFANG GA100」と、それを首からぶら下げるネックホルダーって言えばいいんかな?それを忘れてしまったのよ。
で、2時間後に帰ってみたら・・・すでに駐車場からカメラの姿は消えている。

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店に確認してみたけど、カメラは届いていないとのこと。

北海道警察旭川中央警察署にもしっかり遺失物届けを出しておいたが、今のところ拾得の届け出はないようである。

まあ、そんなに馬鹿みたいに高いものではないし、俺も色々改造したり、けっこう使い込んで筐体もくたびれてきているので遺失してしまったこと自体はそんなに惜しくない。
データも前の晩に PC に移してフォーマットしてたので何も残ってなかったし。まあ、64GB の SDカードが入っていたのでそれはちょっと惜しいけど(^^;;

「惜しくないんならもう諦めればいいじゃん」と言うかもしれないが、俺は、駐車場に置かれた他人のアクションカメラを拾って、店にも警察にも届け出ることなく、「やった!カメラじゃん!ラッキー」って自分のものにしてしまう乞食根性が本当に嫌いなのだ。

「誰だって自分のものにするでしょ?忘れていったやつが悪いじゃん」とか言う?アホか。この日本では「ちゃんと届ける人のほうが多い」んじゃ、ボケ。この盗人が。

9/6 以降、「トリトンでカメラ拾ったよ、ラッキー」って言うてるやつがいたら、そいつはケチな泥棒なので、ぜひ知り合いの人は警察に通報してね。
遺失物届け出してるから、その人、遺失物等横領罪になります。ざまー。

いや、ホントに、他人のお金や物を盗んでおいて、「忘れたやつが悪い」と言い切ってしまう人間って、どういう親からどういう教育を受けたのかね?ほんま、そいつや親兄弟、友人とかまとめて日本から出ていって欲しいわ(笑)
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北海道は道が広くて、しかも追い抜き可能な白い破線の道路が多いので、ストレスなくオートバイを走らせることができる。本当にオートバイに乗っているのが楽しい。だから、ドゥカティから降りてテクテク歩いて行く観光地や、時間のかかる温泉(わざわざ温泉に行ってカラスの行水というわけにはいくまい(笑))などには目もくれず走り回ったのだ。

つまり、一般的な「北海道に行ったら、ここはいかなきゃ!」「北海道名物のあれは食べなきゃ」的体験はあんまりしていない(笑)
でも、愛機 DUCATI MONSTER S2R 1000 を駆って北の大地を走り回るのは本当に楽しかった。

どこかのサイトで見たけど、「車で走ることをドライブ(ドライビング)、オートバイで走るのはツーリング。つまり、車で走るのは目的地へ向かうための手段。オートバイで走ることはそれだけでツアー(旅)なのだ」ということ。「旅をする(ツーリング)」ということである。

それでも時々は観光をしていた。中には「聞いたこともない」場所もあるかもしれないが、俺が訪ねた観光地(あまりに少ないので、道の駅も含める(笑))を参考までに列挙しておこう。

9/3(火)
旧篠田倉庫(小樽の赤レンガ倉庫)、道の駅 石狩「あいろーど厚田」、オロロンライン(海沿いの道)、黄金岬(留萌市)、道の駅 おびら鰊番屋(旧花田家番屋)、オロロン鳥レプリカ(笑)、みさき台公園(初山別村)

9/4(水)
宗谷岬、ウスタイベ千畳岩(北オホーツク道立自然公園)、道の駅 マリーンアイランド岡島(枝幸町)、サロマ湖、道の駅 サロマ湖、網走監獄

9/5(木)
オシンコシンの滝(知床八景)、道の駅 うとろ・シリエトク、知床世界遺産センター、「知床五湖」の一湖のみ(知床国立公園)、知床峠(知床八景)、道の駅 知床・らうす、第一幾品川橋梁(越川橋梁)

9/6(金)
道の駅 まるせっぷ、アイスパビリオン(氷の体験美術館)、神居古潭

9/7(土)
銀河の滝(大雪山国立公園層雲峡渓谷)、三国峠(大雪山国立公園)、道の駅 かみしほろ、佐幌ダム(サホロ湖)、狩勝峠(日本新八景)、十勝岳爆発避難記念碑、青い池(美瑛町)、白ひげの滝(美瑛町)

9/8(日)
札幌時計台、さっぽろテレビ塔、円山公園(札幌)、かま栄 直売店(小樽)、運河公園(小樽)、余市宇宙記念館、フゴッペ洞窟、小樽市鰊御殿(立入禁止)、にしん御殿 小樽貴賓館(営業時間外)

列挙したらけっこう回ったように見えるけど、ほとんどが道沿いの、オートバイを停めて寄るにもあまり時間がかからないところばかり。そういうところばかり行っていた。「オートバイを降りて、そこからトロッコに乗って 30分です」みたいなところにはまったく行ってない(^^;; そこがどんなに素晴らしいところであろうと、「愛機と走る」のが第一目的だからな(笑)

運河公園なんて、かま栄で買った「ちくわ」食べるために寄っただけだしな(笑)。道の駅を除いたら、ほんと観光してないなあ(笑)

いや、ほんと、道と景色だけで十分なんよ、北海道。

※スケジュール等は「北海道ツーリング総括 其の壱」で確認!
「其の弐」があるかどうかわからないけど(笑)

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このブログにもこの間から「北海道に行った」ときの話と「北海道から帰ってきた」ときの話を時系列関係なく混在して書いているので、ちょっと簡単にまとめておきたい。

ちょうど 4年間作業をしていた開発案件の長期契約が 8月いっぱいで終了したので、このタイミングで以前から考えていた「自分のオートバイ(ドゥカティ・モンスター)で自走しての北海道ツーリング」を実行しようと考えたのである。

実は北海道ツーリングは昨年行こうと考えていた。サラリーマンを辞めて独立して昨年がちょうど 20周年だったのだ。起業しても10年もたない会社が多い中、20年やってきたんだからリフレッシュ休暇みたいなのもらってもええだろう・・・と。
・・・が、このときは仕事が忙しくてまとまった休暇は取れなかったのである。

そして、今年、ついに仕事の切れ目が発生したので、そこですかさず 10日間の休みをもらうことにし、北海道へ行ってきたのだ。嫁さんの「北海道に行きたくてわざと契約を切ったのではないか?早く次の継続案件を探すのが先ではないか?」という疑いもっともな意見を無視して俺は旅立ったのである。

スケジュールは、

9/1(日)~9/2(月)山陽道を岩国~舞鶴まで自走。フェリーで小樽へ
9/3(火)~9/8(日)北海道(道北、道東)を適当にツーリング
9/9(月)~9/10(火)フェリーで舞鶴へ。山陽道を舞鶴~岩国まで自走

こんな感じ。前後に2日間ずつ移動が入るので、北海道を走っていたのは 6日間。

行き先は、初日の初山別のキャンプ場と、二日目の宗谷岬以外ぼんやりしたイメージだけで具体的に決めてなかった(笑)

結局、泊まったのが、

9/1 フェリー(あかしあ)船内泊
9/2 Tabist 小樽グリーンホテル(小樽市)
9/3 みさき台公園キャンプ場(初山別村)でキャンプ
9/4~9/5 クリオネキャンプ場(斜里町)でキャンプ(固定テントに連泊)
9/6 ホテルトレンド旭川(旭川市)
9/7 札幌手稲キャンプリゾート・ホリッパ(札幌市)でキャンプ
9/8 フェリー(あかしあ)船内泊
9/9 ホテル アマービレ舞鶴(舞鶴市)

という感じ。
クリオネキャンプ場、ホテルトレンド旭川、札幌手稲キャンプリゾート・ホリッパは全部、みさき台公園キャンプ場のテントの中で寝る前にネットで予約した(笑)。マジで行き当たりばったりな旅だったのである。なにせ、契約が切れる 8月いっぱい糞忙しかったもんで(^^;;;

走行距離は、メーター読みで 2,867kmだった。岩国~舞鶴の往復で約 900kmなので、北海道内を 6日間で 2,000km走ったことになる。1日平均 333kmか。
でも、北海道上陸2日目と 5日目に 500km以上走っているので、他の日はそんなに走ってるわけじゃないかな。

まあ、一日平均 300km以上走っているのでもわかるように、あんまりゆっくり観光はしなかった。
でも、北海道の道ってガンガン飛ばせるし(もちろん俺は 40km/h 以上出さんけど(笑))、走ってるだけで気持ちいいのよねえ~。だから、あんまり観光しなきゃって気にはならなかったんよね。
ええと、今、9/8(日)。ネット環境の無い高速フェリー内でこのエントリーを書いているので、「ザンタレ」の正しい定義はわからないんだけど、ザンギ(北海道独特の唐揚げ)をタレに漬けたもの...で間違ってないよね?

舞鶴行きフェリーでの昼メシ。本土帰還前の最後の昼メシ。
「釧路ザンタレ」定食。1,300円也で。
今回、釧路には行ってないけどな(笑)

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イカ丼とかの海鮮物に行こうとも思ってたんだが、ザンギの写真見るともうダメだね(^^;;
なにせ「唐揚げマイブーム」中だから(笑)

ちょっと甘めの醤油だれ(鶏南蛮のタレっぽい?)を身に纏ったザンギ。無茶美味いんだけど、表面のパリパリ感も消えておらず、食感も最高(笑)

それと小鉢がまた美味い。貝のマヨネーズ和えなんだけど、ああ、ホッキ貝のサラダね。いや、本土でも食べたことはあるけど、こんなに貝が美味いのはやはり本場・北海道産の新鮮なやつだから?割と感動。

いや、いや、ザンタレも美味かったんだけど、「貝、美味っ」と妙に小鉢のことが記憶に残ったのであった(笑)

とびっこのプチプチも本土よりプチプチしてる気がするが、これは完全な思い込み、気のせい(笑)
9/2の晩飯。小樽行きのフェリーで食べる最後の食事だ。

刺身定食 2,000円にしようか。それとも焼きホッケ定食 1,600円にしようかと悩んだ挙句に注文したのが、「北海道味噌コーンバターラーメン」900円也。

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いや、多分、ひたすら走ってるツーリングになると思うので、北海道の味をでのんびり味わっている暇ないと思って(^^;;
北海道と言えば「味噌ラーメン」でしょ?もうこれで「味噌ラーメン」は体験済みっと(笑)

本場の味は違うって?いやあ、味噌ラーメンはどこで食べても同じだと思うがなあ。醤油や塩と違って味噌の味しかせんからなあ、俺の馬鹿舌だと(笑)

それより、レストランの窓から見える、水平線に沈む夕陽に感動した。
夕陽と言うより、海、雲合わせたその情景に全てに感動したって言うべきか。

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日頃、瀬戸内の海しか見てないので、島陰のない水平線、海の上に低く広がる雲、そして雲と海を赤く染める夕陽の組み合わせに感動したわ。

俺、生まれ変われる気がするよ!(笑)
お茶でも買おうと船内の売店に入ると、冷やしたワインもあるので、冷やしたやつが欲しければレジで伝えろと。

まあ、なんか、その土地の酒があればとりあえず呑んでみたいのが酒好き親父の正しい習性だ。

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俺はお茶のペットボトルをレジの女性に差し出しながら、「あのう、冷やしたワインがあるんですか?」と聞くと、「ありますよ。フルボトルならそちらの棚に」「いや、一番小さいのでいいです」「え?一番小さいのでいいんですか?」とノリのいいレジ担当である。
胸には「研修中」の札。
え?もう何年も、荒くれ者のトラックの運ちゃんをスパスパ上手いこと捌いてきた百戦錬磨の雰囲気がすごいんですけど(笑)

ロゼと赤があると言うので「赤」をチョイス。
赤なら冷やしてなくても良いか...とも思ったのだが、こりゃ、冷やしてあって正解だった。

天橋立ワインの赤。キャンベルアーリ(中口)。180mlの小瓶。
天橋立ワインは京都の会社だが、作っているのは小樽の「北海道ワイン」という酒造会社である。

「今夜はこれ(ワイン)でベロンベロンになっちゃってください」とおば、いや、お姉様に送り出され(笑)、早速部屋で試飲。

あ、これ、冷やしてあって正解だわ。
ちょっと渋みのあるグレープジュースだもん(笑)
日頃ワインを飲まない俺には飲みやすい。正直、美味い(笑)
これは冷やした方が美味いわ。

でも、日頃からワインを嗜んでいる人からは「なんじゃ、これ。子供のジュースか!?」って馬鹿にされそう。うるせえわ!(笑)
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2024/9/2(月)朝 9時過ぎ。舞鶴を出港し小樽に向かう船上。

唯一外に出れる後部デッキから海を眺めてみたのだが・・・

なーんもない(笑)

すぐに飽きてデッキチェアに腰掛けてスマホの写真の整理などしてたんだけど、やっぱなんか気になって再び海を見たりしてる。

自分探しの旅だからな(笑)
やっぱ海眺めないと(笑)

何もない広い真っ平らな海と、低く浮かぶ雲を眺めていると、なんか色々なことがどうでもよくなるのは事実だ。

ただ、ディーゼルエンジンの排気ガスが凄いな。デッキに耕運機の匂いがする(笑)
色々なことがどうでもよくなったのは排気ガスによる中毒症状じゃないのかって気がしてきたので退散(笑)
舞鶴行きのフェリー「あかしあ」号で、新潟在住の歌手、大橋和彦氏のショーが5Fのカフェであったので参加。

ガットギターを弾きながら歌うアコースティックライブだ。

大橋和彦氏とは?
いや、俺も知らんがな(^^;;
パチンコ屋やボートレースの会場で行われるイベントなんかに出るローカルタレントっているじゃん。その県では知られてる歌手。そういう人だと思う。

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小樽行きの船でも開催されていたんだけど、その時には他にやりたいこともあって不参加。
大橋氏は8月下旬から「あかしあ」に乗り込み、小樽と舞鶴を行ったり来たりしながらショーをしているそうである。1日に一回ショーをする感じかな?
今日で契約が終わるので最後のショーだとか。

途中まで聞いて風呂に入りに行こうと思ってたんだけど、結局最後まで聞いてしまった。

選曲がいいんよね。
旅にちなんだ中島みゆきや美空ひばりの曲なんかを演奏。その中で松山千春の曲を4〜5曲やった。

日頃千春をまったく聴かないので知らなかったが、千春の歌って本当に北海道の空と大地を感じさせるのね。

いや、もろに空だ大地だ言ってる歌もあるけど、それ以外の歌でも、目を閉じてしっかり歌詞を聞き取ると、頭の中にこの6日間、1日何百kmもオートバイで走り回った北海道の風景が浮かび上がってきた。

岩国に帰ったら、じっくり松山千春を聴いてみようか

大橋さん、ありがとう。
岩国から山陽自動車道で舞鶴へ向かっているときの話。

雨が降ってきたのでカッパを着ようと淡河PA(上り)に入る。大した雨ではなかったのだが念の為。

そこで発見してしまった。クランクケースの上の油染みに・・・

今回北海道をともに走る相棒 DUCATI MONSTER S2R 1000 は今年に入り、プレッシャーレギュレータ、クラッチシリンダーと、走行不能になるトラブルを二連発で発症した。
俺が S2R で北海道に行くというと、皆が「え?あのドカで?危ないけえ、やめときい」と言った(^^;

まあ、日頃 S2R に乗っている俺自身は「S2R 絶好調やで」と実感していたが、他の人から見たら、トラブル続出させた上に 17年前に製造されたオートバイだから心配だったんだろう。

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で、この油染みである(^^;;;

S2R を信じていた俺だが、その思いを簡単に裏切ってくれるのもイタリアンバイクである(笑)

さすがに俺も不安になって、すぐに出発前の整備をしてくれたNカワに LINE で写真とともに連絡。結局原因はよくわからず。
ただ、一回拭き取って次の PA まで走ってみたけど、新しい染みは出てなかったので大丈夫と判断。

後日、オーバーフローしたガソリンが流れ出るパイプが短くて(多分、タンクを起こしたときに上に引っ張ってそのまま)エンジンを濡らしてしまう減少を確認。
もしかしたら、溢れたガソリンが周りのオイル汚れを洗い流し、まるでオイルが滲み出たような状況を作っていたのかも・・・

まだフェリーにも乗っていないうちから少しドキドキしたが、結局この後の北海道ツーリングでは S2R は絶好調。まったくのノントラブルだったのであった。
2024年9月2日(月)。新日本海フェリーのあかしあ号で小樽に移動中。
今、朝の9:00。新潟県の粟島あたりを航行中だ。

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やることがないので風呂に入ってきて、後部デッキでビールを呑んでいる。
朝からビールとは...と眉を顰める人もいるかもしれないが、21時頃にはバイクに乗らないといけないので、今しか呑む時はない(笑)

風呂上がりにビールを呑みつつ潮風とディーゼルの煤煙を浴びて、また風呂だ(笑)

さっきはしばらく大浴場を一人で独占した。
窓際に立って日本海に俺のカルバリン砲を見せつけながら、「ああ、今、たまたま家族連れの乗った観光漁船が近づいて来て、『え?あの窓際に立ってるおじさんの股間の黒光りする大砲なんなの?見たことない!』って若い人妻がびっくりすれば良いのに」と思ったが、そのときは本土から遠く離れた佐渡島沖を走っていたので、そんなことは起こるはずもなかった(笑)
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22:55から二輪の乗船が予定通り行われ、俺と俺の相棒 DUCATI MONSTER S2R 1000 も無事「あかしあ」号に乗船完了。

何せ初めてのことなので、乗る前に乗船券を確認しますと言われた時も、e乗船券お客様控ってので合ってるのかドキドキしつつ「これで良いですか?」と差し出し、QRコードをピッと読んでもらった時は安心したあ(笑)

舞鶴フェリーターミナルに着いたのは19:30だったんだけど、それから乗船が始まるまでの3時間余り。待合室でスマホなどいじりつつも、いざ乗り込む時いきなりエンジン掛からなくなったらどうしようとか色々考えたよ、繊細なガラスのハートの持ち主なんで(笑)

そうそう。なんと、乗船時に祖生の人と遭遇。
娘が小学生の時の保護者仲間のお父さんで、以前は祖生ソフトボールナイターリーグ仲間だった人なんだけど、これから一人キャンピングカーで2週間北海道を周られるとか。いいなあ。
いやぁ、北海道最終日にやってしまった(^^;;

夕方、あまり早くフェリーターミナルに行っちゃうと時間を持て余すからなぁ...と思い、晩飯を小樽市内で食って行こうと花園地区へ。

何せ、赤レンガ倉庫のあたりを中心に、小樽市内は観光客で溢れてて、オートバイを停めて飯を食えるような場所がない。駐車場はほとんど四輪車専用だし。

そこで花園地区まで移動し(そこまで来ると、さすがに徒歩の観光客はほとんどいない)、無事飯を食ってモンスターのところまで戻って、さあエンジンをかけよう...と思ったら...

鍵がない(°_°)

オートバイを停めてから大した距離は歩いていない。丹念に歩いた道を探す。見つからない。飯を食ったラーメン屋と、その後寄ったローソンも訪ねてみるがダメ。

うっかりしてて、スペアキーも持ってきていない。バカバカ、俺のバカ。

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モンスターを停めていたすぐ目の前に小樽警察花園交番があったので、そこで遺失物の届け出を行う。今のところオートバイの鍵は届いていないと言う。

さて、どうしたものか。
フェリーターミナルまで S2R 1000 を押して行って、とりあえず舞鶴まで持って帰るか...と思ったが、こういう時に限ってハンドルロックをガッチリかけててそれも無理

ホテルを取って連泊している間に嫁さんにスペアキーを速達で送ってもらうか?それが一番安く済むが、週末の仕事のための準備もしないといけないのでそんなにのんびりもできない。無理。

このまま仕事も家庭も捨てて、北海道で生きて行くことも考えた(笑)

現実的には、飛行機と新幹線でさっさと岩国へ帰り、週末のイベント終了後、鍵持って北海道へ再訪しかないかと観念したのだが、念のため、もう一度だけ近くを探してみようと。
まだ完全に陽は沈みきっておらず、また、街灯もあるのでそのまま探していたのだが、念のためキャンプで使う強力な LED ヘッドライトを投入。

アラカンの俺たちは繊細なコントラストの違いが見極められないからな。物の影には濃い薄いがあるが、俺たちにはそれは同じ「黒」にしか見えん(^^;;
このくらいならライト無しでも大丈夫というのは己への「過信」だ(^^;;

ライトで地面を照らしながら再び捜索開始。

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見つかりました(笑)

オートバイのすぐ近くに...
細く長い草の中に半分隠れるように落ちていた。
何度もこの草も上から見たんだけどなあ。やっぱ、十分な灯りがないと俺らの目には異物として認識されんようや(^^;;

アラカンの目に、明かりは大事(笑)

そして最後に、これから北海道へのバイク旅を計画している君たち若者に俺から伝えたいことは、必ずスペアキーは持って行こう!ということだ。
小樽行きのフェリーに乗るため、舞鶴までの旅。いや、マジで目的は「北海道の旅」なのに、舞鶴のフェリーターミナルまで我が家から 450km ほど。これだけでもう十分「旅」やぞ(笑)

ほぼ満タンで出発したので、福山SAで一回目の給油。
俺の DUCATI MONSTER S2R 1000 は、燃費が 17km/L。タンク容量が 14L なので限界で 238km走れることになるけど、やっぱ距離が 150kmくらいになるとソワソワしてくる。次の給油所までの距離がわからんからな(^^;

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リッター 203円のバカ高いハイオクガソリンを満タンにして、昼飯も食っていくことにする。

フードコートで注文したのは「尾道ラーメン 塩レモンから揚げセット」1,330円也。

実はあまり尾道ラーメンは好きではないのだが、塩レモンから揚げに惹かれて・・・(笑)
何度もここでも書いているけど、今、「ラーメン屋のから揚げ」がマイブーム中なんで(笑)

尾道ラーメンもそこそこ美味かったが(好きではないだけど、美味いものはちゃんと美味いと感じるのだ)、やっぱ塩レモンから揚げやね。これ、美味いわぁ。

皮がさくさくに上がっているし、塩レモンの味付けがねえ、そんなに強くない酸味と、塩加減がちょうどいい!!
レモンかけてから揚げ食べるのが好きな人はぜひ食べてみんさい(笑)

ということで、腹ごしらえも済んで、京都への旅は続く(違う!北海道への旅だ!!)
11:30に家を出て、舞鶴フェリーターミナルに着いたのが19:30。8時間もかかった。5〜6時間で着くと思ってたのに(^^;;

で、船が出る23:45まで随分時間があるので、1階にある軽食の店で晩飯を食べることに。なんか、周りに歩いて行ける店無いし。

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なんか、小樽や新潟など、寄港地(?)の名物がメニューになっているようだ。小樽の「あんかけ焼きそば」とか。

で、特にどこの名物とも書いてなかったんだけど、「あんかけ海鮮丼ざんぎセット(スープ付き)」1,350円を注文。「ざんぎ」ってくらいなんで、北海道メニューなんだろうけど(笑)

「ざんぎ」は北海道名物の「味付けの濃い」唐揚げ(ざっくりした説明(笑))。
その「ざんぎ」が4つも付いてくるので、メニューに書いてあるようにボリュームかある。

見た目の通り、「あんかけ海鮮丼」は「中華丼」である海鮮がたっぷり乗った中華丼(笑)
なんか、ちょっと薬膳ぽい中華のスパイスが効いてて、最初「ん?」と思うんだが、美味しい。
フェリーターミナルの軽食コーナーなのでちょっと馬鹿にしていたが、ボリュームも味もなかなかのものだった。

あと、給仕の女性がノースマイルなんだけど、笑顔を見せないだけでしっかり接客はしてくれるので安心してくれ(笑)

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