狩猟: 2016年2月アーカイブ

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今日の夕方の箱罠チェック。

墓の上の罠には猪らしき形跡は無し。
ただ、罠の中の糠は無くなってた。ありゃ、たぬきだな。

問題は、小林の上の罠。

「蹴り糸」を釣り糸に変えたのは前回書いたとおりなんだけど、これが切れてたわ。もちろん餌の糠もきれいに無くなってた。
箱の周りに猪が掘った跡が多数あったから、こりゃ猪が入った可能性高し。で、なんでトリガーが動かなかったか・・・

この罠は、罠の横にトリガーがついていて、蹴り糸が直接トリガー(レバー)を動かすようになってるんだけど、だから釣り糸が滑車から外れてしまったり、罠の鉄柵で擦れることもないから本来切れにくいはずだが、試しに手でレバーを動かしてみたら、全然動かないんでやんの(^^;

雨で土が流れたりして、レバーの下の方がきっちり埋まってしまってるわぁ(^^;
これじゃ、そりゃ、釣り糸も切れるわ(^^;

このタイプの箱罠では釣り糸は使えんなあ・・・

黒い針金には全然触れてなかったのに、釣り糸には触れた(切った)ってことは、やっぱ釣り糸は猪に見えづらくて有効なんやね。反対に黒い針金はやっぱ太すぎて目立ってたんだ・・・
他の罠も黒い針金使ってるんで、違うものに交換した方が良いんだろうなあ・・・

ということで、黒い針金は有ったんだけど猪にバレバレみたいだから使いたくないなあ、どうしよう?と思ってたら、その前に使っていた白黒の柔らかいワイヤーが罠の上に巻いてあった。
これも太いけど、白黒の糸で編んであるので、割りと風景に溶け込むんだよなあ。なので今回はそれを蹴り糸にした。(これ、電気柵用のワイヤーかいな?弟に確認しとこう)

さてさて、今日は満月だし、猪が入る可能性大なんだけどなあ。
昨日は猟銃の一斉検査のために休みを取ったので、午前中、箱罠の「釣り糸」を交換に。
トリガーにつながれた線で、この線に猪が触れると、トリガーが引かれて罠の扉が落ちる。正式に何と呼ぶのかわからないのだが、俺は「釣り糸」と呼んでいる。

現在、黒いコーティングがされた針金を使っているのだが、どうもこれ、猪に見えちゃってるんじゃないかと(^^;;

夜間目立たないようにナフコで黒い針金を買ったんだけど、一番細いやつでも0.9mmくらいの太さのしかなくて、これ、実際に見るとけっこう太い(^^;;

この間から、線の直前まで餌を食って引き返した形跡が残ってたり、何より、猪がかかった時はたまたま(修繕時に黒い針金を忘れてて)別のワイヤーなどを使っていたことに今更気づいてしまった(^^;;

というわけで、墓の上と小林の上の罠について、「釣り糸」を文字通り「釣り糸」にしてみた。

久しぶりにクリンチノットなんかしたでえ(^^;;

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「Sanyo VALCAN クロ ハリス 10号 Φ0.520mm」である。イカ釣り用に使われることの多い糸らしい。
まあ、トリガーを引くのにそんなに強い糸が必要なわけではないので、極端な話、3号くらいの糸でもいけそうだが、やっぱ不安なのでこの辺りから(^^;;
それでもなお、釣り糸の前で引き返している形跡があったら、更に細くしてみるってことで。

ま、これでも十分、以前と比べると見え辛くなってるけどね。年老いた俺の眼には(^^;;
今日は玖西猟友会が対象の「銃砲等一斉検査」が実施された。

年に一度、登録されている銃砲の内容に相違がないか?実包の管理などは適切に行われているか?といったチェックが行われるようだ。通知が来て初めて知った(^^; いや、講習の時に聞いたかもしれないのだが、すっかり忘れていた(^^;

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ちなみに、岩国猟友会はすでに先日行われたようである。
いつもは(猪、鹿も含めた)猟期が終わった 4月に行われるらしいのだが、今年はサミットがあり 4月は警察がバタバタ状態になるので、猟期まっただ中の 2月に実施となったようだ。

通知の紙に 11時以降が空いていると書いてあったので 、久しぶりに銃の手入れなどして11時になってから家を出たのだが、俺が忘れているのかもと心配して渡辺猟友会長がわざわざ電話をして来てくださった。申し訳ないです(^^; 新人は 9時から行くべきでした(^^;

検査は、銃と書類を岩国西幹部交番に持ち込んで行う。
玄関ですれ違った警察官も、銃を持った俺を見て「3階ですよ」と何も聞いてないのに場所を教えてくれた(笑)

3階の会議室に入ると、渡辺会長をはじめ3名の猟友会の方と、銃所持資格取得の際にお世話になった岩国警察署生活安全課の方(エ◯さん)がおられた。

猟友会の方が銃の長さなどを測られ、所持許可証の内容と合っているか(不正に銃の改造等が行われていないか)を確認され、警察の方が書類(事前に作成した「調査表」や「実包等管理帳簿」等)を確認された。
「調査表」を見ながら、何点か簡単な確認があり終了。

初めての検査参加で、どれくらい時間がとられるのかわからなかったのと、書類等に不備があれば何度か自宅と幹部交番を往復しないといけないかも・・・というのがあって休みを取ったのだが、あっという間に終わってしまった。

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通知に書かれていた持参品のうち、「射票又は射手手帳等射撃の実施状況の証明書」というのが何のことかわからなかったのだが、特に何の確認もなかったので不要だったのだろう。
今ググってみたら、「射手手帳とは、練習した日時や場所、競技会参加を記録する手帳」とあるので、空気銃の使用状況の証明なんかに必要なんかなあ???空気銃は実包等管理台帳みたいなものがないから。

最後に、エ◯さんより、「4月から駆除隊に参加されるのであれば、所持許可証の"用途"の部分に変更が必要なので連絡をください」という話があった。「変更せずに駆除に参加していたら違反になりますから。細かい話で面倒くさいかもしれませんがよろしく」と。

でも、駆除隊の話は全然ないんよねえ。
まだまだ猟の実績が少ないので声はかからんのかね?(^^;
いや、もちろん俺の話じゃないっす(^^;;

仕留めたのは、この間、今期最後の鴨猟に同行してくれた先輩猟師さんです。

鴨猟からの帰りに、今岡の方から落合を抜けて我が家に向かっている途中、田んぼの中に何やら茶色い物体が・・・
俺の同級生のAヌマくんちの近くの田んぼ。

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カラスが二、三羽で突ついているから、狸かなんかの死骸かなあと思ったら、むくりと起き上がったそれは、30kgくらいの猪(^^;;

しかし、足元がおぼつかない。病気なのか、相当弱っている。
まるで馬のたてがみのように背中の毛だけ立ってるなあと思ったら、ダニ由来の疥癬という皮膚病で背中の毛以外は全て抜け、象のような皮膚が露出していた。
こりゃ毛による保温もできないし、冬を乗り切るのは厳しいよなあ・・・と思った。

田んぼにいるんで、散弾銃もってたら撃っちゃうんだけど、島田川で鴨を撃ってたので、空気銃しか持ってない。残念(^^;;
ただ、俺のエースハンターじゃ絶対無理だけど、先輩のプレチャージ銃なら急所を打てば止められそう。
ということで、害獣駆除的にほっておくのもアレのアレだねえということになり、先輩が空気銃で仕留めることに。

しかし、猪もなんとか力を振り絞って逃亡。道路を渡り近くの空き地に。
そのまま走られて民家の敷地にでも逃げこまれたら銃が使えないけど、うまい具合に山がバックストップになる位置で止まってこちらを睨みつけている。
まあ、実際、走り続けるのもしんどかったんだろう。
距離にして10数m。先輩はそのまま狙いをつけて立射。空気銃がパスっと静かな音を立てて鉛弾を発射する。
弾は猪の頭を捉えた。

・・・が、猪は驚いたように再び走り出す。民家の庭を抜け、裏の山に。

「やっぱり、空気銃じゃ効かんかったんかねえ?」と言いつつ我々も後を追う。
民家(空き家)を抜け裏山へ。

「あ、やっぱり効いてた」
先輩が指差すところを見る。

裏山のふもとの田んぼに、虫の息の猪が倒れていた。
横には、日頃田んぼに悪さをしに下りてくるときに使っているのであろうスレ(猪の通り道)が。
スレを通って山に逃げこもうとして力尽きたのだろう。

先輩が頭に二発鉛弾を打ち込んで止め。
かわいそうだか、麓に下りてくる猪は「害獣」なのでほってはおけん。

しかし、病気で弱っていたとはいえ、空気銃で猪を仕留めるケースなどそうそうあるものではない。
祖生での鴨猟はボウズだったけど、最後に思わぬ猟にぶち当たったもんだ(笑)

ま、俺のエースハンターじゃ無理でしたけど(^^;;
今日は朝方、面倒みている 5箇所の罠を回って状況確認をし、夕方、餌のセットなどしてきた。

以下、メモ。

・墓の上の罠

罠中央部の餌(釣り糸の真下ではなく横の方にセットしていた餌)は食べており、山奥側の寄せ餌にも手を出しているようだが、足跡や地面を掘り起こした跡もなく、たぬきかウリ坊の可能性大。
今度は釣り糸の真下に餌をセットしてみた。これで、どっちから入ってきても頭が釣り糸にかかるんじゃないかと。

まあ、しばらくは期待できんかも。

・小林の上の罠

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先週オスがかかった罠。
今朝も、罠の入り口を大きく掘り起こしていた。2日前に、罠の横に大きな足跡を残してた個体かも。
これも、今までは釣り糸の手前に餌を盛っていたのだが、釣り糸の真下に盛ってみた。
大物なら、餌の上の枯れ葉を鼻で弾くだけで、頭が釣り糸にかかってトリガー引きそう。
もしかしたら、2~3日中には成果があるかも。

ただ、今使っている釣り糸(黒い針金)は少し太くて、もしかしたら警戒されてるかも。
「墓の上の罠」もこの罠も、どっちも釣り糸の手前までは餌を食ってるのに、その先に置いた餌に手をつけてないのでその疑いもあり。
今週成果が出なかったら、釣り糸を本物の釣り糸(黒い魚釣り用のライン)に変えてみようてえ。

・Oノ君ちの裏の罠

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扉が落ちてたんだけど、獲物は無し。
餌はきれいに無くなっている。釣り糸ももろに引っかかったのだろう、千切れちゃってる。
調べてみたら、奥側の扉が落ちない。いや、落ちるんだけど、ずりずりずりって感じで、そりゃ獲物も逃げるわ(^^;
どうも、罠全体が歪んでしまっているのが原因みたい。運んだ時に歪んじゃったんかなあ。

取り敢えず、片側の扉は下ろしたまま、道側の扉だけ上げてセットしたけど、これじゃ猪は入らんだろうなあ。片側が閉まっているような、行き止まりの箱には用心深い猪は入らない気がする。
一応、釣り糸の真下ではなく、閉じている扉側に寄せて餌を盛っておいたので、迂闊なウリ坊はかかるかもしれん(^^;

・Oツカさんちの上の罠

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全然罠の近くに猪が寄った形跡無し。
ただ、ちょっと離れた田んぼの土は掘り起こしまくりなので、猪がいないわけでもないような・・・

田んぼから 10m以上離れてるんだけど、2~3mおきくらいに箱罠に向けて寄せ餌を置いていった。
これで、罠の近くまで猪が寄ってくれればいいんだけど・・・

まあ、そういう状態なんで、しばらくは入らんかな。

・Fラさんちの下の罠

これはもう場所が悪すぎるので今回メンテナンスは無し。
罠の位置を今度変えよう。
ええと、11日の休みに先輩猟師U氏と鴨猟に出かけたんですけど、その詳細はまた別エントリーで書くとして、その時のU氏の獲物、カルガモ(雌)を分けてもらいました。光市の池で獲れたヤツ。

ええ、そうです。もちろん俺はボウズでしたとも。それが何か?

まあ、いいでしょう。

で、その日の夕方、親父に捌いてもらいまして(いや、俺、鳥捌いたことないもの(笑))、2日ばかり冷蔵庫で寝かせたのち、さきほど半分ほどローストして食べてみました。

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ちなみに、羽をむしった後、残った産毛を豪快に焼き切っている親父の写真がこちらです(笑)
完全に炎に包まれて姿が見えませんが、親父の右腕の先に丸裸になったカルガモちゃんが居ます(笑)

サイズは小ぶりだったので、たっぷり肉がついているわけではありませんが、一人で味わって食べるには十分な量です。

カンピロバクターが怖いので(笑)、しっかりローストして、更に赤ワインを注ぎフラパンに蓋をして蒸し焼き&香りづけ。

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で、お味は・・・最高に美味かったですね。

野性味といいますか、やはり少しレバー臭のような後味はありますが、レバー系の肉が苦手な俺でも全然平気なレベル。臭みではなく旨味ですね、これは。
なにせ、味が濃い。まったく鶏肉的ではなく、これは鹿肉とか、そっちに近い味ですねえ。
近くにいた長男坊にも二切ればかり食わせてみましたが、美味い!と言うてました。

ちょっと、味付けとしては塩気が足りなかったかな。

今晩、もう半分も食べちゃおうと思います。
いやあ、ジビエってええねえ。
今日は職場の都合もあり休みを取ったので、朝から箱罠の確認。

まず、カブで確認に行くと、今シーズン二度成果の出ている罠に、何かが入った痕跡が。
うまい具合に中央の釣り糸(トリガーに結ばれた針金)の手前まで餌を食べて、その先には進んでいない。でも、針金は何かが触れたのであろう、丸く曲がってしまっている。でも、トリガーは引かれなかったんだなあ。
線にちょっと触れた瞬間、びっくりして逃げちゃったので箱の半分だけ餌が消えちゃってたんだろうなあ。ちなみに、罠の周りに「寄せ餌」として置いていた糠は全部食っちゃってました。

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トリガーが引かれなかったのは、針金が引っかかってうまく引けなかったのか?
実は前回猪が入った時に、中で大騒ぎしちゃって、横に引いた針金(釣り糸)の動きを上のトリガーに向ける滑車をふっ飛ばしちゃったのよね。それで、滑車の代わりに箱罠の柵の金棒に通して上まで針金を張ったんだけど、やっぱ動きが悪いんかなあ・・・と。
ただ、大きい猪だったら、ちょっと当たっただけでも(少々針金の滑りが悪くても)トリガー引かれるような気はするのでウリ坊か狸のしわざかも。まあ、最初に若い猪が罠に入って様子を見て、何もなければ安心した大物が数日後にかかるというのが箱罠の典型的なパターンなので、今日から雨になれば、雨上がりの月曜か火曜には大物がかかるかも。

念のため滑車を取り付け、餌もフレッシュな糠を盛っておいた。(もちろん少量、上には枯れ葉がけで(笑))

一旦家に帰ったら、次男坊を高森に送ってくれた親父がちょうど帰ってきたので、一緒にもう一基の箱罠の手入れに再度山へ。
今週、40kg台のオスが入った罠だ。

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確認してみると、やっぱり寄せ餌は全部食べていた。けっこう遠くまで寄せ餌をポツポツ盛ってたんだけど、綺麗に食べちゃってるなあ。
二ヶ月くらい、猪が近くをうろついた形跡すらなく、そろそろ位置を変えようかと思ってた罠なんだけど、寄せ餌で猪を寄せるのに成功したかも。今日も、罠の近くに新しい足あとが残っていた。(オス猪を獲った後でついていたので、別の個体と思われる)
こりゃ、近々にもう一回この罠で獲れるかも。

中で暴れた猪に罠の中の土は全て弾き飛ばされていたので、それを周りからかき集めて再び罠の中に敷き、餌の糠を釣り糸の両側に設置。枯れ葉で隠すのも忘れずに(笑)
今回も、寄せ餌は少し遠くまで盛っておいた。

さあ、早ければ来週には成果があるかも。
この間の40kgのオスも、脂の載りは少し控えめだったけど、肉質は柔らかくていい感じだと親父が言うてたんで、新たに獲れたらこの間同級生と飲んだ時に話の出た BBQ をしないとな(笑)
ぬははは。
箱罠で今期 5頭目の猪捕獲。

今回は、今までの 4頭とは別の罠に入った。とは言っても、今まで入っていた罠の一番近くにある罠だけど。

猟期開始時に一、二度、猪が中に入った形跡があった後は、狸のいたずらの形跡くらいしかなかったので、そろそろ設置場所を変えた方が良いかと思ってたんだけど、入ったねえ。もうしばらくあそこに置いておくか。

実は先週、山盛りに入っていた餌の糠を一旦全部捨てて、代わりに両手ですくえるだけの量にして、上から落ち葉をかけておいたのだ。

んで、箱罠の周辺にも猪をおびき寄せるための餌(糠)を一定間隔で盛っておいたのだ。
猪が罠に入る、入らないの前に、罠の近くにすら近づいていなかったので、結構遠くから一定間隔で餌を置いていきおびき寄せてみたというわけ。
今まで足跡すら確認できなかったので、うまい具合に別の通り道からおびき寄せられたんじゃないかと自画自賛してるんだけど、どうだろう?

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あと、この罠もなんだけど、祖生のおじさんたちは罠の中の糠を山盛りにするんだよね(^^;
たぶん、20kgくらいの量をぶちこんでるんだよな。
そうすると、霜や雨で濡れて腐っちゃってすげえ悪臭がするし、水を含んで重くなっちゃって新しい餌に差し替えるのも一苦労なんだよな。

祖生のおっさんたちは、「量が多い方が猪が寄ってくる」「少々糠が腐ってても猪は気にしない」「それどころか、発酵したくらいの方が猪は好き」という誤解をしてるよな。

猪は鼻がいいので少量の糠でも気付くし、腐った糠は嫌いだよ。発酵した糠は食べるかもしれないけど、そもそも腐敗と発酵は別物だからね(^^;;
今回の猪捕獲で証明されたなあ、それが。

この週末は、この罠の周りをしっかり調べて、猪が罠にかかるまでの行動を推察してみようてえ。

ちなみに今回かかったのは 40kgくらいのオスなので、味的にはいまひとつかも(^^;;
この日曜日の朝は、中山湖まで次男坊を迎えに行ったあと、親父と弟の三人で営農組合の箱罠の管理作業を行なった。

ちなみに次男坊は、迎えに行ったのに、ウェイトトレーニングに夢中になってなかなか艇庫から出てこなかったので、そのまま放置して帰った。
人に迎えに来てもらって、その人を自分の都合で待たせるなど、例え親子の関係でも許さない。自分のために他人の時間を消費することの重大さと罪を理解できない糞ガキになってもらっては困る。
ま、俺も鬼ではないので、また 2時間後くらいには迎えに行ってやるつもりだったけど(笑)

ま、それはそれとして、箱罠メンテナンスの話。

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先日親子三頭が入っていた罠は、檻の中にいる猪を槍で突いて止め刺しをしたので地面が血だらけになっていた。そのため、罠を転がして、罠の下の血の付いた土を撤去した。
それから周りの土を取ってきて敷いておいたが、しばらくは土の新しい匂いがするので猪は近寄らないかもなあ(^^;

上に枯葉を撒いて、トリガーにつながった釣り糸(黒い針金)を挟むように糠を配置。もちろん上には葉っぱをかける。これで猪は葉っぱを鼻でどけることに夢中になって罠への警戒心が薄くなる。

次にワイヤーを調整して、扉の高さを下げる。前回、少し低めに調整していたのだが、今回さらに下げて開口部の高さを 60cm程度に。扉が落ちる前に獲物が逃げてしまうことへの防止策だ。

最近、弟と甥っ子がライオンのような巨大な猪をM崎邸の辺りで目撃したようで、あまり扉を下げるとそいつが入らないのではないかと弟が心配していたのだか、60cmあればかなり大きなやつも問題なく入る。
まあ、そういう巨大なやつはそもそも警戒心が強いんでなかなか入らないけどね(^^;;

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その他の罠 5基も切れたワイヤーなどを全て修繕。
うち 1基は罠に付けていた弟の表札がわざわざ外されていたので、多分自分で管理するから今後俺らの管理は必要無いという意味だろうと、切れた釣り糸(針金)の修繕は行わず、扉も下りたまま放置した。ま、置いてある場所も悪いんで、ありゃ、絶対入らんと思うけどね、猪。

1時間もあれば回れるとおもっていたんだけど、全ての罠が何がしか手を入れる必要があったので、結局 2時間半くらいかかってしまった。

置いてある場所が悪い罠も何基かあるので、今度動かした方がいいな。

家に帰って、改めて次男坊を迎えに行こうと思ったら、10kmほどの道程を自力で歩いてすでに帰宅していた。

俺が中学生の時は10kmも歩こうなんて思ったこともなかったが、こいつら学校の行事で大島から学校まで 30km以上の距離を歩いて帰ったりしてるんで、普通に歩くんだなあ(笑)

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