先日、「柳井地区の県立高校再編整備計画地域説明会」ってエントリーに書いたように、柳井地区の高校の再編計画についての地域説明会の第一回目が平生町で行われた。残念ながら俺は仕事で参加出来ず。
あまり揉めることなく 1時間あまりで説明会は終わったようだけど、当然県民が疑問に思う「なんで当初から(ずっと定員割れしている)周防大島高校は再編対象に入ってなかったの?」とか「周防大島高校が県立大付属になったから(再編対象になることが無いことが確定したので)、柳井地区の高校再編に着手したの?」といった質問は出たようね(笑)
「県立大は我々の管轄対象ではないので」的に県教委は逃げたみたいだけど、そうか、だったら今後は山口県の教育については知事に直接聞けばいいのね?って話だよね。
平生町にある熊毛南高校も令和8年に募集停止になり、その 2年後には廃校である。あ、「廃校」って言ったら反対されちゃうんで、姑息にも県教委は「(柳井高校との)統合」って言ってるけどね。(ちなみに、熊毛北高校は周南市にある。こちらも令和8年に生徒の募集を停止する)
熊北(くまきた)も熊南(くまなん)も、県教委が言う「定員割れしてても残す地域の核となる高校」だと思うけど?(そもそも熊南は志願率も 1.1倍だしな)
ところが、周防大島高校が県立大学付属高になることが決まり、今まで周防大島高校をなんとか存続させるために県教委(つーか、周防大島出身の繁吉教育長)がその理由としていた「地域の核になる高校(この場合、周防大島高校)は生徒数が減ろうがどうなろうが絶対残す」という言い訳も必要なくなったし、何より、周防大島の周りの学校を整理することで、県立大付属になった周防大島の高校への島外からの進学も見込めると言うことで性急な柳井地区の高校再編話が進んだ・・・というのが大方の県民の見方だ。
いや、俺は立派な周防大島出身の県議会議長と教育長が、地元利益優先、地元の振興のために山口県の教育を食い物にしているなんて絶対ないと思ってるけどね。世間は上記のような見方をしているってだけで。俺は違うよ(笑)
今日の NHK のニュースで、説明会に参加した中学生の女の子が「通おうと思っていた高校がなくなる。説明を聞いてもよくわからない。ちゃんとした説明をしてほしい」旨の発言をしていた。可哀想に・・・。
何より可哀想なのは、そういう「地元の地域振興に学校教育を利用する」トンデモ上司の命令に従って、こんな理不尽な政策をゴリ押しする役目を担わされている高校教育課の人たちだよね・・・。俺もバチバチやりあったことがあるけど、正直、変な教育長の下でつらいよね・・・って同情の気持ちの方がいつも大きかった(^^;;;
それに、周防大島の人たちはずいぶん恥ずかしい思いをしているんじゃないだろうか?
議長や教育長が地元の地域振興のために、周りの多くの学校に迷惑をかけていることを恥じている人って多そう。周防大島高校のOBの人なんかも、これ、本当に嬉しいのかなあ?
俺が思うのは、地域振興のために学校教育を利用することだけは許されない・・・って、ただそういうことだね。