子供たちのこと: 2023年10月アーカイブ


先日、「柳井地区の県立高校再編整備計画地域説明会」ってエントリーに書いたように、柳井地区の高校の再編計画についての地域説明会の第一回目が平生町で行われた。残念ながら俺は仕事で参加出来ず。

あまり揉めることなく 1時間あまりで説明会は終わったようだけど、当然県民が疑問に思う「なんで当初から(ずっと定員割れしている)周防大島高校は再編対象に入ってなかったの?」とか「周防大島高校が県立大付属になったから(再編対象になることが無いことが確定したので)、柳井地区の高校再編に着手したの?」といった質問は出たようね(笑)
「県立大は我々の管轄対象ではないので」的に県教委は逃げたみたいだけど、そうか、だったら今後は山口県の教育については知事に直接聞けばいいのね?って話だよね。

平生町にある熊毛南高校も令和8年に募集停止になり、その 2年後には廃校である。あ、「廃校」って言ったら反対されちゃうんで、姑息にも県教委は「(柳井高校との)統合」って言ってるけどね。(ちなみに、熊毛北高校は周南市にある。こちらも令和8年に生徒の募集を停止する)

熊北(くまきた)も熊南(くまなん)も、県教委が言う「定員割れしてても残す地域の核となる高校」だと思うけど?(そもそも熊南は志願率も 1.1倍だしな)

ところが、周防大島高校が県立大学付属高になることが決まり、今まで周防大島高校をなんとか存続させるために県教委(つーか、周防大島出身の繁吉教育長)がその理由としていた「地域の核になる高校(この場合、周防大島高校)は生徒数が減ろうがどうなろうが絶対残す」という言い訳も必要なくなったし、何より、周防大島の周りの学校を整理することで、県立大付属になった周防大島の高校への島外からの進学も見込めると言うことで性急な柳井地区の高校再編話が進んだ・・・というのが大方の県民の見方だ。

いや、俺は立派な周防大島出身の県議会議長と教育長が、地元利益優先、地元の振興のために山口県の教育を食い物にしているなんて絶対ないと思ってるけどね。世間は上記のような見方をしているってだけで。俺は違うよ(笑)

今日の NHK のニュースで、説明会に参加した中学生の女の子が「通おうと思っていた高校がなくなる。説明を聞いてもよくわからない。ちゃんとした説明をしてほしい」旨の発言をしていた。可哀想に・・・。

何より可哀想なのは、そういう「地元の地域振興に学校教育を利用する」トンデモ上司の命令に従って、こんな理不尽な政策をゴリ押しする役目を担わされている高校教育課の人たちだよね・・・。俺もバチバチやりあったことがあるけど、正直、変な教育長の下でつらいよね・・・って同情の気持ちの方がいつも大きかった(^^;;;

それに、周防大島の人たちはずいぶん恥ずかしい思いをしているんじゃないだろうか?
議長や教育長が地元の地域振興のために、周りの多くの学校に迷惑をかけていることを恥じている人って多そう。周防大島高校のOBの人なんかも、これ、本当に嬉しいのかなあ?

俺が思うのは、地域振興のために学校教育を利用することだけは許されない・・・って、ただそういうことだね。

繁吉山口県教育長、柳居県議会議長の地元・周防大島町の、定員割れが続く県立高校(議長推しで県外からの留学生を受け入れる科まで作ったのに、志願者数はたった 4割)は山口県立大学付属校にするという裏技で強引に延命させつつ、岩国地区や柳井地区では既存校の統廃合を(これまた強引なやり方で)進めるという怪しい動きをする山口県の教育行政。

「地域の核となる県立校は存続させます」と言っていたのに、周防大島高校の県立大付属校化が決まったとたん、あからさまに「もう、地域の核になる学校だから定員割れしている周防大島高校も残すんですよという言い訳もしなくてよくなったから」と熊毛の高校を全て廃校にしてしまうという無茶苦茶ぶり。

柳井地区の県立高校は、柳井商工は廃校(商業関連は柳井高校と、工業関係は田布施農工と統合)、熊毛北、熊毛南は廃校(柳井高校と統合)で、5校から 2校になる。こんな子供たちや地元企業にとっても大きな影響のある話を、3年後の 2026年には実施すると言う。

そのことについて、下記日程で地域説明会が開かれる。地元の方はぜひ参加していただきたいな。

県立高校再編整備計画
「中学生(全学年)とその保護者、教職員、地域住民等への地域説明会」

10/17(火)18:00~ 平生まち・むら地域交流センター(熊毛郡平生町大字平尾村178)
10/19(木)18:00~ ゆめプラザ熊毛(周南市熊毛中央町1-1)
10/20(金)18:00~ 西田布施公民館(熊毛郡田布施町大字下田布施2210-1)
10/23(月)18:00~ 柳井市文化福祉会館(柳井市柳井3718)

で、質問をしてみてほしい。(以下は、俺の疑問ではなく、一般的な疑問ね)

「岩国や柳井でこれほどの(子供たちや保護者に取って厳しい)再編計画を強引に進めながら、周防大島に県立大付属校を置くのはおかしいのではないか?」
「学校が減って、柳井地区の子たちも地域外の学校への進学を考えないといけなくなる。しかし、周防大島では交通の便からもそれは無理ではないか?」
「周防大島に島外から生徒を通わせるために県のお金で通学路の整備を行う、宿泊施設を増やすというのであれば、それは教育を地域振興に利用しているだけではないか?」
「県教委は県立大の話を出すと、それは県教委の担当ではないと言う。では、山口県の教育を俯瞰し、統括している部署はどこなのか?知事なのか?では今後、周防大島地区の学校のあり方も含めて話をするのなら、直接知事にすればいいのか?」

というようなところが、非常に(一般的に)疑問点として上がってくるんじゃないだろうか?

「周防大島地区の地域振興のために学校再編を利用してませんか?」って疑いを(俺は持たないけど、一般的に)持たれても仕方がないと思うんだけどね?

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