美術・芸術: 2018年5月アーカイブ

この土曜日に、周東パストラルホールで行なわれた「岩国市PTA連合会 定期総会」に高森みどり中の PTA役員として参加したんだけど、朝10時から受付開始だったのに、時間を間違えて 9時には会場入りしてしまった(^^;

9時から市P連の役員さんたちが会場準備をされるのを手伝ってもよかったんだけど、知ってる人も三、四人しかいないからねえ。人見知りの俺にはその中に混ざって手伝いするのキツい(^^; それに役員は皆正装なのに、俺はチノパンにストライプシャツと、ちょっと浮いてたしね(笑)

ということで、さりげなく館外に逃亡。

「しかし、ここで一時間もつぶすのは至難の技やな(^^; 一旦、自宅に帰って出直すか」なんて思ってたんだけど、隣の周東勤労青少年ホームの入り口に小さな看板発見。

「ミユキ教室三十周年書道展」と。(ちなみに、中国新聞アルファにも「書道教室 30周年 感謝の筆致」として記事が載っていた)

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これ、姪っ子が通っている書道教室。パストラルホールで義弟(妹の旦那さん)に会ったとき、書道展をやってると聞いていたんだけど、ここでやってたのか。

良い時間つぶしになると(笑)、さっそく入ってみた。

いやあ、みなさんお上手。姪っ子もなかなか繊細さと力強さが同居した良い字を書いていた。姪っ子は絵が上手いからな。だから字のバランスもすごく良い。続けていけば、ずいぶんな書家になれるんじゃないか?・・・と、まったく素人の俺が言うてみる(笑)

でも、なかなか俺にも書を見る目はあるかもよ。

会場で、「お、これいいなあ」「これなら金出せるで」なんて目をつけた作品は、「これは有名な書家の方にお祝いとして出展いただいた作品なんですよ」とか「こちらは(書道教室の)先生の息子さんが日展で入賞された作品ですよ」とか、そんなのばっか。いいものはやっぱり素人が見ても感じるものがあるね。
ま、「素人にはこのよさはわからないんだよ」なんて作品は、しょせん糞ですよ、糞。

こうして、良い作品に囲まれていると、自分でも書道を始めてみようかなって気になるよね。
ま、これ以上趣味を増やしたら人生が破綻するので、そんな気持ちは振り払いましたが(笑)

あ、紹介が遅くなったけど、「ミユキ教室」を主宰されているのは書家の山本一遊先生。あの「獺祭」のラベルの字を書かれた人。この日は、山本先生の作品展もパストラルホールで行なわれていたんよ。
この GW は、いきなり仕事の都合で俺が 9連休になってしまい(せっかくの連休を「なってしまい」というのも贅沢な話だが(^^;)、反対に嫁さんは 4/30~5/3 までずっと出勤で、そのためキャンプも含め、5/3までずっと娘と過ごす休日であった。

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いや、5/1は娘は学校に行ったので日中はゆっくりできたんだけど、5/2は午後から先生の勉強会があるとかで 11時半には帰ってきてしまった(^^;

まあ、そんな日々だったので、嫁さんが休みだった 5/5 には(いつもなら娘をフラワーフェスティバルとかに連れていく日なんだけど)、一人山口市までツーリングに行かせてもらった。

目的地は山口県立美術館

岩国市から山口市に行くのは広島市に行くより遠い。
なので俺が「県立美術館に行く」と言ったら、それは上幟町の広島県立美術館のことである。

んが、今回は違う。今回の目的地は、最初に書いたように山口県立美術館である。
俺が好きな漫画家・浦沢直樹についての展覧会を開催しているからだ。

「浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる -山口の巻-」である。

俺は、「パイナップルARMY」「YAWARA!」「PLUTO」「BILLY BAT」は全巻持っている。
でも、「20世紀少年」は満喫で全巻読んだし、「MASTERキートン」は義弟(嫁さんの弟)が持っていたので、何冊か借りて読んだくらい。「MONSTER」はどこかのお好み焼き屋かラーメン屋かで 3巻くらいまで読んだところで止まっている・・・という、一応ファンなんだけど、熱烈なファンでは無い・・・という立ち位置の男である(^^;

まあ、そういう立場から言わせてもらうと、ちょっと物足りない展覧会であった。

というのが、展示物の多くが「生原稿」なのである。
ほとんどそれと言ってもいい。いや、まあ、実際は 8割方くらいだろうけど、でも、ほんとに、ほとんどがそれなのだ。

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いやあ、生原稿もさあ、漫画家目指しているような人から見るとすげえ価値があるんだと思うけど、まあ、俺的には「ある作品の一話分くらいが見れればいい」って感じ。正直、真ん中あたりで飽きた(^^;
けっこう、そういう人が多いと思うけどなあ。

それより、浦沢先生の仕事部屋・・・ってか、仕事机を再現したものとか、そういう浦沢直樹という漫画家そのものに焦点を合わせた展示物とかがあるとよかったなあ。
実際、入り口のところで上映していた、「BILLY BAT」を描いているところを延々撮したドキュメント映像にはしばらく見入ってしまった。

浦沢直樹の漫画作品ではなく、浦沢直樹という漫画家を観たかったなあ。

いや、ファンであれば行って損はない展覧会だとは思うんだけど、俺はそういう不満がちょっとあったよという話。

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