オートバイ: 2020年3月アーカイブ

20代の頃、仲間と作っていたツーリングチームが「TEAM TORTOISE HEAD」である。

メンバーは周東中学、高森高校とずっと一緒だったA沼君、A堂君、それにA堂君の同僚 2人と俺の合わせて 5人であった。結成したのは 1986年。35年前だ。

チーム名は俺とA沼君とA堂君と三人でうだうだ下らない話をしている最中に決まった。「亀なら Turtle じゃないの? Turtle Head の方が格好良くね?」「いや、それ海亀だから。わしらオートバイチームだから陸亀でしょ?」みたいに、皆英語が苦手なのに知恵も使った(笑)

「亀」は入れたかった。当時流行っていた「バリバリ伝説」というバイク漫画の中で「ウサギとカメ」という将来重要な意味を持つ勝負の話があったし・・・いや、それは大した話ではない(笑)。本当は、最初に日本語名の「亀頭団」というのを思いついたからだ。

そう。オートバイのエンジンの「気筒」と、男性生殖器の先の「亀頭」を引っ掛けた実にお下品な名前なのだが、なんか「ヘッド」って入ると「Go ahead」的でもあり、オートバイチームの名前として格好良くね?(良くないか(笑))

19870215_team.JPG
当時はそういうオートバイチームを作り、おそろいのトレーナーとか作ってツーリングに出るのが流行っていた。

チーム名を決めたその日にトレーナーのデザインを作った。俺が中央に配置するマークを描いて(ピースサインを出して疾走するヘルメットを被った亀)、全体のレイアウトはA沼君が考えたんじゃなかったかな?

チーム名がふざけているだけに(後日、メンバーのひとりであったEムラ君は、女性ライダーに「最低ね」と言われている(笑))、背中になんか格好良い(臭いくらいの)セリフを入れたいなあってことで、「風の中の記憶は、いつも俺を興奮させる。いつまでもこの素敵な仲間と走っていたい」的なやつを英語で入れようと(笑)

俺の同期のMKちゃん(広大卒)に頼み込んで英訳してもらった。
「風の中の記憶って何?わけわからん」とか言いながらも英訳してくれた。その英訳が正しかどうかは俺らにはわからないし、もしMKちゃんの解釈が間違っていても、そういう間違った英訳のセリフを入れて走ってる姿もまた味がある・・・とか考える頭のおかしい俺たちだったので、ノーチェックでそのまま制作へ(笑)

Memories of my ride on the wind 
never fail to excite me.
I'll keep running with nice fellows.

トレーナーの制作は当時広島の並木通りにあった「Signal」というショップに頼んだ。俺らを担当してくれた兄ちゃんが英語ができる(自称)人で、しばらく苦虫を噛み潰したような顔でデザイン案を眺めていたが、「まあ、デザイン的に格好良いから良しとするか」という気になるセリフを残しゴーとなった。

最低制作枚数が 10枚からだったので、ひとり 2枚ずつ作った。
オートバイで出かけるときはいつも着ていたので(何年か後に、岩国の業者に同じデザインでTシャツを作ってもらうまでは、夏でもこのトレーナーを着ていた(笑))けっこうボロボロになったが、当時はそのボロボロ具合も「走り込んでいる」感じで格好良いと思っていたので気にしなかった。

結婚したときにはオートバイにも乗っていなかったが、「このトレーナーは捨てないで!」と嫁さんに頼み込んだので多分クローゼットの中のどれかの衣装箱の中に残っているはずだ。(但し、2枚のうちの 1枚は泣く泣く捨てた)

またあのトレーナーを着てオートバイで走ることがあるのか?
どっちにしても今の体型では入らないけど(笑)
死期が近いのかもしれない(笑)

なんか、やたら若い頃の楽しかった思い出が走馬灯のように頭の中に浮かんでくる。

年を取ればそのうち記憶も混濁してくることだし、このへんでブログに思い出をまとめておくか・・・

さて、いきなりだが、俺はセックスのためにラブホテルに泊まったことはない(笑)
若い頃、何度もラブホを利用したが、それは常に「バイクツーリングの宿泊先」としてだ。

19871227_lovehotel1.jpg

この写真は、宮崎県北川町長井にあった「ホテル・サン」というラブホである。1987年12月27日撮影。

この日は、俺の中学、高校時代の同級生で、成人してからもバイク仲間であった祖生のA沼君と二人で柳井から大分までフェリーで渡り、あとはのんびり都井岬を目指そうぜっていうツーリングの途中に、このラブホで一泊したのであった。

まず最初にフロントの酒枯れした声のおばちゃんから「あんたたちバイクだけど、高校生じゃないでしょうね?」と確認の電話がかかてくる。「違います。大人なのにバイクに乗ってるいかれたアベックです」と応対してピンクな一夜が始まる。

まずは、じゃんけんをして、どっちが床に寝るか決める(笑)
この日は俺がまけて床に寝たので、せめてもの思い出にと、こうして回転ベッドの上で記念写真を撮ったのである。

19871227_lovehotel2.jpg

それから飯も自炊である(笑)
ラブホの風呂場で、キャンピングガスのストーブ(コンロ)を使って「天ぷらうどん」を作る。
なぜなら、ここなら少々火を使ってもスプリンクラーは反応せんだろうという浅知恵故である。

そう、浅知恵であった。
もっと大人になってから俺たちは知るのである。こんな古ぼけたラブホテルに、まともに動くスプリンクラーなんか着いていないことを(笑)

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