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この土曜日に、周東パストラルホールで行なわれた「岩国市PTA連合会 定期総会」に高森みどり中の PTA役員として参加したんだけど、朝10時から受付開始だったのに、時間を間違えて 9時には会場入りしてしまった(^^;

9時から市P連の役員さんたちが会場準備をされるのを手伝ってもよかったんだけど、知ってる人も三、四人しかいないからねえ。人見知りの俺にはその中に混ざって手伝いするのキツい(^^; それに役員は皆正装なのに、俺はチノパンにストライプシャツと、ちょっと浮いてたしね(笑)

ということで、さりげなく館外に逃亡。

「しかし、ここで一時間もつぶすのは至難の技やな(^^; 一旦、自宅に帰って出直すか」なんて思ってたんだけど、隣の周東勤労青少年ホームの入り口に小さな看板発見。

「ミユキ教室三十周年書道展」と。(ちなみに、中国新聞アルファにも「書道教室 30周年 感謝の筆致」として記事が載っていた)

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これ、姪っ子が通っている書道教室。パストラルホールで義弟(妹の旦那さん)に会ったとき、書道展をやってると聞いていたんだけど、ここでやってたのか。

良い時間つぶしになると(笑)、さっそく入ってみた。

いやあ、みなさんお上手。姪っ子もなかなか繊細さと力強さが同居した良い字を書いていた。姪っ子は絵が上手いからな。だから字のバランスもすごく良い。続けていけば、ずいぶんな書家になれるんじゃないか?・・・と、まったく素人の俺が言うてみる(笑)

でも、なかなか俺にも書を見る目はあるかもよ。

会場で、「お、これいいなあ」「これなら金出せるで」なんて目をつけた作品は、「これは有名な書家の方にお祝いとして出展いただいた作品なんですよ」とか「こちらは(書道教室の)先生の息子さんが日展で入賞された作品ですよ」とか、そんなのばっか。いいものはやっぱり素人が見ても感じるものがあるね。
ま、「素人にはこのよさはわからないんだよ」なんて作品は、しょせん糞ですよ、糞。

こうして、良い作品に囲まれていると、自分でも書道を始めてみようかなって気になるよね。
ま、これ以上趣味を増やしたら人生が破綻するので、そんな気持ちは振り払いましたが(笑)

あ、紹介が遅くなったけど、「ミユキ教室」を主宰されているのは書家の山本一遊先生。あの「獺祭」のラベルの字を書かれた人。この日は、山本先生の作品展もパストラルホールで行なわれていたんよ。
この GW は、いきなり仕事の都合で俺が 9連休になってしまい(せっかくの連休を「なってしまい」というのも贅沢な話だが(^^;)、反対に嫁さんは 4/30~5/3 までずっと出勤で、そのためキャンプも含め、5/3までずっと娘と過ごす休日であった。

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いや、5/1は娘は学校に行ったので日中はゆっくりできたんだけど、5/2は午後から先生の勉強会があるとかで 11時半には帰ってきてしまった(^^;

まあ、そんな日々だったので、嫁さんが休みだった 5/5 には(いつもなら娘をフラワーフェスティバルとかに連れていく日なんだけど)、一人山口市までツーリングに行かせてもらった。

目的地は山口県立美術館

岩国市から山口市に行くのは広島市に行くより遠い。
なので俺が「県立美術館に行く」と言ったら、それは上幟町の広島県立美術館のことである。

んが、今回は違う。今回の目的地は、最初に書いたように山口県立美術館である。
俺が好きな漫画家・浦沢直樹についての展覧会を開催しているからだ。

「浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる -山口の巻-」である。

俺は、「パイナップルARMY」「YAWARA!」「PLUTO」「BILLY BAT」は全巻持っている。
でも、「20世紀少年」は満喫で全巻読んだし、「MASTERキートン」は義弟(嫁さんの弟)が持っていたので、何冊か借りて読んだくらい。「MONSTER」はどこかのお好み焼き屋かラーメン屋かで 3巻くらいまで読んだところで止まっている・・・という、一応ファンなんだけど、熱烈なファンでは無い・・・という立ち位置の男である(^^;

まあ、そういう立場から言わせてもらうと、ちょっと物足りない展覧会であった。

というのが、展示物の多くが「生原稿」なのである。
ほとんどそれと言ってもいい。いや、まあ、実際は 8割方くらいだろうけど、でも、ほんとに、ほとんどがそれなのだ。

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いやあ、生原稿もさあ、漫画家目指しているような人から見るとすげえ価値があるんだと思うけど、まあ、俺的には「ある作品の一話分くらいが見れればいい」って感じ。正直、真ん中あたりで飽きた(^^;
けっこう、そういう人が多いと思うけどなあ。

それより、浦沢先生の仕事部屋・・・ってか、仕事机を再現したものとか、そういう浦沢直樹という漫画家そのものに焦点を合わせた展示物とかがあるとよかったなあ。
実際、入り口のところで上映していた、「BILLY BAT」を描いているところを延々撮したドキュメント映像にはしばらく見入ってしまった。

浦沢直樹の漫画作品ではなく、浦沢直樹という漫画家を観たかったなあ。

いや、ファンであれば行って損はない展覧会だとは思うんだけど、俺はそういう不満がちょっとあったよという話。
1/7(日)に所用で山口市まで出かけたので、用事が終わったあとで山口県立美術館に寄った。

なにか特別展が開催されていれば・・・と思ったのだが、残念ながらそれは無し。
その代わり、コレクション展が行われていたので観ていくことにした。

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現在開催されているコレクション展は3つ。

  • 昭和の家族 1/2(火)~4/8(日)
  • 乗りて行くとき 1/2(火)~2/18(日)
  • 春を探しに 1/2(火)~2/18(日)

・・・である。

展示室は同じフロアなのでさっと観て回れる。

「コレクション展かぁ」と大して期待もせずに鑑賞を始めたのだが、良い方向に裏切られた。

「昭和の家族」は機会があれば観ておくべき展覧会だと思う。展示されていた作品全てが素晴らしかった。

昭和の家族を描いた絵と写真の数々。

まずは、松田正平の「四国犬」「父と子」「銭湯」といった絵の素晴らしさよ。荒々しく力強いタッチでありながらポップ。特に「四国犬」には衝撃を受けて、今年の年賀状の「犬の絵」は「四国犬インスパイア犬」とした(笑)

それから林忠彦の終戦直後の写真。林が撮った貧しい敗戦国の人の姿はどこか明るい。
植田正治の家族写真は、戦後間もない時期なのに豊かなユーモアを持ちおしゃれだ。

最後の荒木経惟の妻の生々しいヌード写真まで、どの作品にも「今よりも濃い、昭和の家族関係」がよく描かれている。

ほんと、最初から最後の作品まで全部面白い展覧会はそうそうあるものではない。
たまたま寄ってみてよかったわぁ。
角島キャンプの帰りに山口市に立ち寄り、山口県立美術館で「ランス美術館展」を観た。

フランス北部にあるランス市(あのノートルダム大聖堂があるところだ)で1913年に開館したランス美術館の所蔵品展である。

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副題に「華麗なるフランス絵画 絢爛たるバロックから麗しのフジタまで」とあるように、16世紀末から20世紀中頃にかけての、バロックからレオナール・フジタ(藤田嗣治)の近代洋画まで幅広い所蔵品が展示されている。
写実主義のミレー、印象派のピサロ、それにポスト印象派のゴーギャンの作品まで楽しめる。

特に、後半のレオナール・フジタ特別コレクション展は圧巻で、藤田ファンならぜひ観て置かないとあかんやろうという内容。

・・・が、俺的には「まあまあかな」くらいの感じであった。
いや、単純に俺が「バロックならバロック(と、せいぜい新古典主義)、印象派なら印象派の作品だけの展覧会が好き」なのと、そんなに藤田の絵が好きなわけではないので、後半の「まるで藤田嗣治作品展」は(絵がでかい分だけ迫力はあるんだけど。線に力があるのもわかるし)少々退屈だった・・・というのが理由だけど。

でも、行けるのならこの展覧会、観ておいた方がいいよ。

宣伝でつかわれている「マラーの死」や「期待はずれ」はやっぱり迫力があって、良い目の保養になった。

その「期待はずれ」もそうなんだけど、例えば「マクシミリアン・スタンバ、サンシノ侯爵3世、9歳」という作品なんか、1630年頃に描かれた絵画だけど、表情なんかが「今時のちょっとおしゃれなイラストレーターが描く顔」みたいで、当時は随分ポップな感じに受け止められたんじゃないかと。なんか面白い。

それと、今回の展示で一番記憶に残ったのは「ダヴィデ」という作品を描いたクロード・ヴィニョンだ。
この人、「2回の結婚で 34人の子供ができて、その内の 3人が父と同じ画家になった」んだって。
・・・って、2回の結婚で 34人の子供っておかしいやろ?これ、2回の結婚なんかどうでもいいくらい外で子供作っとるやろ?(^^;

ま、こういう楽しい発見もあるので、ぜひ「ランス美術館展」へ(笑)
昨年の 11/10 に広島市現代美術館で「世界が妙だ! 立石大河亞+横山裕一の漫画と絵画」展を観たのだが、ブログには書いてなかったな。

実は、スマホが壊れて、10月中旬から 1月中旬くらいまでの、丸 2ヶ月間の写真が全部消えちゃって、美術館の前で撮った垂れ幕とかの写真も当然消失(^^; それとともに、俺の記憶からも消えてしまった。
俺の記憶の大部分は、最近スマホ内の写真に依存しているもんで(笑)

気に入った作品はスマホのメモ帳にメモってたけど、当然これも消えた・・・

さて、この特別展は立石大河亞(タイガー立石)氏と横山裕一氏という二人の漫画家&画家の作品展である。
立石氏と横山氏は、どちらも「漫画を描きつつ、絵画も手がける」作家である。横山氏の方が 26歳若い。うちの妹と同い年やな。ちなみに、立石氏はもう亡くなっている。

もう、半年以上前の話なんで記憶は定かじゃないが、一応メモ代わりなので覚えていることだけでも書いておくか。

漫画&絵画の技術的な面は立石氏の勝ちだな。
それに、横山氏の、特に絵画は「変なものを描いてやろう。芸術家として頭のおかしい人間になろう」という思いが作品に出過ぎていて、ちょっと「偽物感」があるんだよな。

漫画にしても、立石氏の作品はシンプルできれいな細い線で描かれ、内容的にはチクっとくる毒も持っているんだけど軽いタッチで読みやすい。それに比べ、横山氏の漫画は、擬音と、異常な登場人物(様々な模様の球が顔の人間)、意味不明なセリフと意味不明な展開という、実験的な作品でとっつきにくい。

しかし、2時間くらい作品を観て歩いていると、いつのまにか横山氏の漫画が面白くなるのよね(笑)

結局、床のクッションの上に寝そべって見る、天井に映し出された横山氏の漫画スライドショーも含め、展示されている全作品を観て帰った。

なんだろう。打楽器ばかりがポコスカ鳴ってる民族音楽っつうか、地元の神社の祭りで演奏されている祭囃子っつうか、そういう「よくわからないけど俺をのせるビート感とリズム感」みたいなのがあるんよね。あ、それと中毒性。

でも、横山氏の絵画は最初に描いたように全然魅力無し。何も心に響かなかった。
連続したコマではなく、一枚のキャンバス上だと、横山氏の持っているビート感とリズム感が出てこないのかなあ?と思ったり。
でも、やっぱり最初に書いた「偽物感」が大きいんかなあ。

意識的・計算的に狂気を描いて、それが観客に狂気として伝わる絵は、ダリのような一部の天才にしか描けないものだし、そこを目指す必要もない。並みの芸術家が狂気を表現しようとすると「ああ、芸術家らしい狂気を装うとしているだけね」としか映らないんだよなあ。
狂気を装わず、もっと素直に描いたら良い作品が出来上がるんじゃないかとは思うが。

・・・と、メモも写真もないのでこんなところで記憶の限界(^^;
月丘夢路さんが亡くなったそうだ。

彼女がノーギャラで出演された「ひろしま」という原爆を扱った映画のワンシーンを見ていて、まざまざと脳裏に原爆直後の地獄絵図が蘇ってきた。

もちろん、俺は被爆者ではない。実際の地獄絵図を知っているわけではない。

4/21 に旧日本銀行広島支店の地下で開催されていた「広島平和記念資料館 収蔵資料展」を観たためである。

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現在、原爆資料館が改装中のためなのか、ひっそりとこんな展示会が行われていたのだ。
いや、ほんとに「ひっそり」で、平日の昼間というのはもちろんあるんだけど、訪れていたのは俺の他には一人だけであった。

その一室。被爆者がその時の状況を絵にしたものが何枚だったろうか、全部で十数枚?展示されていたのだが、まさに地獄絵図であった。
絵の上手い人もいるのだが、まるで小さな子供のようなたどたどしいタッチで、それでも、その時の記憶をなんとか伝えようと一生懸命書いたのがわかるような、そんな絵も多かった。
絵には、その人の証言も添えられている。例えば、黒い沢山の人型のものが書かれた絵には「黒焦げになった死体の山から、お父さんを見つけることが出来ました。妹と弟は見つけることが出来ませんでした」のような文が添えられている。

これらの絵には、「敵が攻めてくるかもしれんから、核をもてばいいじゃん」と簡単に口にしてしまう自分たちの想像力の無さをまざまざと思い知らされる。
いわゆる「ネトウヨ」と呼ばれる(俺もだけどな(笑))若者に体験してほしい展示だ。

悲しいことだが、未来永劫、この世の中から戦争(紛争)は無くならないだろう。しかし、皆が戦争(暴力)による痛みを共有できれば、その規模、頻度を減らすことはできるだろう。
昨日は朝の 11時から 1時間ほどお客さん宅内の職場を抜けさせてもらって、他のお客さんに請求書を出しに行った。
21日までに請求書を届けたら、12月中に支払いしていただけるそうなので。年末に入金があるのはありがたいからねえ。

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で、その帰り、ちょっと時間があったので、旧日本銀行広島支店でやってた「広島アートスポット Vol.3 江森郁美展」に寄ってみた。

広島アートスポットというのは旧日本銀行広島支店で 10月から来年の 3月まで行われている企画で、広島に縁のある様々な分野のアーティストの作品展をしていく・・・というものらしいですわ。

で、12/17~12/21(今日までやん!!)にやっているのが「江森郁美展」なんですね。

ちなみに、江森郁美氏は、1987年長野県生まれ。広島市立大学芸術学研究科卒。現在広島市で制作活動中・・・という人。

この作品展に展示されていたのはたった三作品だけ。

カーテンがひかれ薄暗い一階ホールの奥の方に、黒く塗られたコの字の壁でスペースが作られ、その内側の三方の壁それぞれに一作品ずつの油彩が飾られている。

この絵がまたなんとも「黒い」。
黒色をバックに、仄かな光の線で描き出される対象物。

そのキャンバスが遠目にはただの黒い板にしか見えず、会場に一人ぽつんと座っていた監視員の青年に「あのぉ~、今日は何か展示はないんですか?」と聞いてしまったがな(^^;
青年も「え?いきなり何聞くの?この人」って感じで、「あ、いえ、えっと、ここに、えー、展示が。三点だけなんですが」としどろもどろと教えてくれたよ(笑)

暗い部屋の黒い壁にたったふたつの(ワット数低そうな(笑))電球の灯りで照らされた、淡い光の絵。
なかなか良い感じなんだけど、明るい光の下で見た時はどんな感じなのかな?

なかなか、見るシチュエーションを選ぶ絵だなあという印象。

「どんな絵なの?」と思った人は、今すぐ旧日本銀行広島支店へ(笑)

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