子供たちのことの最近のブログ記事

8/18(日)13:00より、周東総合支所(中央福祉会館 1F 研修室2)にて、山口県立高森高等学校むつみ同窓会の総会を開催した。

といっても、参加者は 16名ほどで小ぢんまりだったのだが・・・

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昨年の総会で自分が同窓会長を拝命し、同時に同級生のK君に事務局長を、T君に副事務局長をお願いし発足した新体制だが、なにせ初めてのことでまったく勝手がわからず、総会の2日前に「同窓会員への周知がまったくされていないこと」に気づき、慌てて同級生や祖生地区の人など連絡先のわかる人数名に声をかけて参加していただいたというバタバタぶり・・・

また、レジュメも慌てて作成したので、総会次第の中の「場所」が「周到総合支所」になってたり、「令和6年度事業計画」が「令和5年度」になってたり、色々間違いも・・・
「役員一覧」だけは事前に他の役員にも目を通してもらい修正することが出来たのだが・・・

ちなみに、「役員一覧」については後日「むつみ同窓会Webページ」の方にも掲載しておきますので、同窓会員の方はご確認くださいませ。

そんな感じで例年より参加者数も少ない形での開催となった総会だったが、教頭先生からの学校の近況報告や、財政が厳しい中で今後どういう形で在校生をサポートしていけるかの意見交換など、初めて総会に参加した人に「面白かった」と言っていただける内容にはなったようだ。

総会後には、今年3月に覚書が締結された、山口大学共同獣医学部・岩国市・玖西食肉加工事業協同組合三者による連携協力の狙いや、今後高森高校がどのように絡んでいくのかといった話を、組合の安堂理事長よりしていただいた。これもまた非常に面白い話で、みどり中の募集停止で混沌としていた高森高校の「特色ある学校」の未来像が少しはっきりしてきた気がする。

来年の総会は、現時点では 8/17(日)に実施の予定(会則で「8月第3日曜日」となっているので)
同窓会員(卒業生)の皆さんは、ぜひご参加を。

先日、「柳井地区の県立高校再編整備計画地域説明会」ってエントリーに書いたように、柳井地区の高校の再編計画についての地域説明会の第一回目が平生町で行われた。残念ながら俺は仕事で参加出来ず。

あまり揉めることなく 1時間あまりで説明会は終わったようだけど、当然県民が疑問に思う「なんで当初から(ずっと定員割れしている)周防大島高校は再編対象に入ってなかったの?」とか「周防大島高校が県立大付属になったから(再編対象になることが無いことが確定したので)、柳井地区の高校再編に着手したの?」といった質問は出たようね(笑)
「県立大は我々の管轄対象ではないので」的に県教委は逃げたみたいだけど、そうか、だったら今後は山口県の教育については知事に直接聞けばいいのね?って話だよね。

平生町にある熊毛南高校も令和8年に募集停止になり、その 2年後には廃校である。あ、「廃校」って言ったら反対されちゃうんで、姑息にも県教委は「(柳井高校との)統合」って言ってるけどね。(ちなみに、熊毛北高校は周南市にある。こちらも令和8年に生徒の募集を停止する)

熊北(くまきた)も熊南(くまなん)も、県教委が言う「定員割れしてても残す地域の核となる高校」だと思うけど?(そもそも熊南は志願率も 1.1倍だしな)

ところが、周防大島高校が県立大学付属高になることが決まり、今まで周防大島高校をなんとか存続させるために県教委(つーか、周防大島出身の繁吉教育長)がその理由としていた「地域の核になる高校(この場合、周防大島高校)は生徒数が減ろうがどうなろうが絶対残す」という言い訳も必要なくなったし、何より、周防大島の周りの学校を整理することで、県立大付属になった周防大島の高校への島外からの進学も見込めると言うことで性急な柳井地区の高校再編話が進んだ・・・というのが大方の県民の見方だ。

いや、俺は立派な周防大島出身の県議会議長と教育長が、地元利益優先、地元の振興のために山口県の教育を食い物にしているなんて絶対ないと思ってるけどね。世間は上記のような見方をしているってだけで。俺は違うよ(笑)

今日の NHK のニュースで、説明会に参加した中学生の女の子が「通おうと思っていた高校がなくなる。説明を聞いてもよくわからない。ちゃんとした説明をしてほしい」旨の発言をしていた。可哀想に・・・。

何より可哀想なのは、そういう「地元の地域振興に学校教育を利用する」トンデモ上司の命令に従って、こんな理不尽な政策をゴリ押しする役目を担わされている高校教育課の人たちだよね・・・。俺もバチバチやりあったことがあるけど、正直、変な教育長の下でつらいよね・・・って同情の気持ちの方がいつも大きかった(^^;;;

それに、周防大島の人たちはずいぶん恥ずかしい思いをしているんじゃないだろうか?
議長や教育長が地元の地域振興のために、周りの多くの学校に迷惑をかけていることを恥じている人って多そう。周防大島高校のOBの人なんかも、これ、本当に嬉しいのかなあ?

俺が思うのは、地域振興のために学校教育を利用することだけは許されない・・・って、ただそういうことだね。

繁吉山口県教育長、柳居県議会議長の地元・周防大島町の、定員割れが続く県立高校(議長推しで県外からの留学生を受け入れる科まで作ったのに、志願者数はたった 4割)は山口県立大学付属校にするという裏技で強引に延命させつつ、岩国地区や柳井地区では既存校の統廃合を(これまた強引なやり方で)進めるという怪しい動きをする山口県の教育行政。

「地域の核となる県立校は存続させます」と言っていたのに、周防大島高校の県立大付属校化が決まったとたん、あからさまに「もう、地域の核になる学校だから定員割れしている周防大島高校も残すんですよという言い訳もしなくてよくなったから」と熊毛の高校を全て廃校にしてしまうという無茶苦茶ぶり。

柳井地区の県立高校は、柳井商工は廃校(商業関連は柳井高校と、工業関係は田布施農工と統合)、熊毛北、熊毛南は廃校(柳井高校と統合)で、5校から 2校になる。こんな子供たちや地元企業にとっても大きな影響のある話を、3年後の 2026年には実施すると言う。

そのことについて、下記日程で地域説明会が開かれる。地元の方はぜひ参加していただきたいな。

県立高校再編整備計画
「中学生(全学年)とその保護者、教職員、地域住民等への地域説明会」

10/17(火)18:00~ 平生まち・むら地域交流センター(熊毛郡平生町大字平尾村178)
10/19(木)18:00~ ゆめプラザ熊毛(周南市熊毛中央町1-1)
10/20(金)18:00~ 西田布施公民館(熊毛郡田布施町大字下田布施2210-1)
10/23(月)18:00~ 柳井市文化福祉会館(柳井市柳井3718)

で、質問をしてみてほしい。(以下は、俺の疑問ではなく、一般的な疑問ね)

「岩国や柳井でこれほどの(子供たちや保護者に取って厳しい)再編計画を強引に進めながら、周防大島に県立大付属校を置くのはおかしいのではないか?」
「学校が減って、柳井地区の子たちも地域外の学校への進学を考えないといけなくなる。しかし、周防大島では交通の便からもそれは無理ではないか?」
「周防大島に島外から生徒を通わせるために県のお金で通学路の整備を行う、宿泊施設を増やすというのであれば、それは教育を地域振興に利用しているだけではないか?」
「県教委は県立大の話を出すと、それは県教委の担当ではないと言う。では、山口県の教育を俯瞰し、統括している部署はどこなのか?知事なのか?では今後、周防大島地区の学校のあり方も含めて話をするのなら、直接知事にすればいいのか?」

というようなところが、非常に(一般的に)疑問点として上がってくるんじゃないだろうか?

「周防大島地区の地域振興のために学校再編を利用してませんか?」って疑いを(俺は持たないけど、一般的に)持たれても仕方がないと思うんだけどね?
しかし、本当なのかね?

「高森みどり中の存続を求める会」で活動させていただいている俺のもとには、色々と県の教育関係にからんだ情報が、県の信頼できる筋からもたくさん集まってくるんだけど、この間聞いた話には驚いたというか、さすがにもし本当なら呆れてものも言えないとはこのことだ・・・と。

周防大島町出身の柳居県議会議長が、地元で

「周防大島高校を山口県立大学付属校として存続させるのは決定事項」
「eスポーツ部を作って全国から生徒を集めて周防大島を盛り上げる」

なんて話をしたそうだけど・・・マジ?

まだ正式に発表もされていないことを「もう、俺が決めたことだから」と決定事項として話をするなんて・・・こういうことが許されるんだ、山口県の政治では。

いや、で、正直な話、周防大島高校の OB の人とか、こんな政治にまみれた、ある意味「汚い手」で母校が存続することが、本当に嬉しいことなのかね?

岩国高校付属中のことだって、事情通の間では「柳居議長と繁吉教育長が地元の利益優先が目立たないように、岩国高校にもちゃんとテコ入れしてますよってポーズを取っただけ」なんて話も出ているからねえ。もちろん、真偽はしらんけどね、真偽は。

いや、ほんとに、今までに柳居議長の手で様々なテコ入れが行われたけど定員割れが続く学校を存続させるために、山口県の政治のトップと教育のトップが手を組んであれこれ暗躍するあおりを受けて、「今まで定員割れしたこともなく、岩国高校に負けない進学実績を作りつつある、防府からも通う子のいる、まさに山口県東部の子たちの進路選択の多様性を担ってきた中学校」が教育長の一存で廃校にされようとしている・・・って。

いや、なんども聞くけど、マジでこんな形で自分たちの学校が存続して、それで「バンザイ」って本当に言えるんかな?っと心配になるよね。

同じように山口県立大の附属高校の候補になったある学校では、すでに OB による反対運動が起きてるとも聞く。「俺等の学校は附属校なんかにならなくてもやっていける。学校の歴史を汚すな」って。これがまともな反応って気もするね。

実際のところ、誰も幸せになっていないのが、この高森みどり中学校の募集停止問題に端を発して明らかになった、今の山口県の教育行政だよね。
4/10に高森みどり中学校・高森高校の合同入学式が行われた。
俺も PTA会長として最後のあいさつを。

思えば 5年間、いや、昨年はよりによって入学式の前に新型コロナに感染してしまったため、副会長に代読してもらったからあいさつしたのは 4回か・・・いや、原稿は俺が書いたので 5回と言っていいのでは?というか、よく考えたら副会長時代に会長が用事で出席できないというので、俺が代読、いや、原稿自体「副会長自身の言葉で」とか言われて自分で作ったから、高森みどり中学校・高森高校合同入学式で挨拶するのも 6回目か・・・(笑)。まあ、6年間、新入生と保護者の皆さんの前で挨拶をしてきたのである。

毎回、前年の焼き直しではなく、その年の新入生に向けて新しく原稿書くんだけど、その都度ウケ狙いの一文を入れてきたが、まあ、一度も生徒たちの心に刺さることもなかったな(笑)

レゲエの神様、ボブ・マーリーの言葉を紹介したり、ラーメン屋までの直線距離を緯度・経度から求めるには三角関数が必要だから勉強しろとか。「おっぱいバレー」を撮った同級生の映画カメラマンの話をしたこともあったな(笑)

ウケませんでした・・・(笑)

PTA会長のあいさつなんてそういうもんなんだけど・・・
そして、今年で俺の PTA会長あいさつも最後なのであった。

20230410_chatgpt1.jpgその記念すべき最後のあいさつの冒頭から全体の 1/3ほどを、今話題の人工知能(AI)チャットサービス ChatGPT で作ってみたよ(笑)。
ChatGPTを使って論文や読書感想文を書く子供たちが出てきて問題視されている ChatGPT による作文。もちろんそのままではなく、「感動的なスピーチを」とか色々条件を変えながら作ってみて、更に中高一貫校用に少し手直しはして使ったけどな(笑)

そして、ChatGPTを使ったことを告白した上で、これからはこういう新技術によって今までになかった職業や生き方が生まれ、未来の選択肢は非常に多岐にわたるものとなる。だからしっかり学生時代に色々なことを経験して、自分のやりたいものをみつけてね。そのためにPTAは協力するよ・・・とつなげていったんだけど・・・

ウケませんでした・・・(笑)

でも、まあ、その話を家でしたら、いつもは俺に冷たい嫁さんも「ChatGPTであいさつ文作るとかウケる~と実は表情に出さず思ってた生徒が一人くらいはいるよ」と励ましてくれたので、まあ、良いか。強く生きていきます(笑)

現在、今週末の投票に向けて山口県議会議員の選挙戦が行われているが、まあ、高森みどり中学校募集停止問題で露呈した山口県自民党県議団と、そのボスの子分である教育長の理不尽な教育行政の進め方を見ていると、基本「保守政党支持」の俺でも、山口県の自民党議員には一票は無理だな。

未来ある子供たちに、こんな山口県を残しちゃだめでしょう。少しでもいい方向に変わっていける道を俺たちがつけておかないと。

「山口県の自民党議員には一票は無理」の理由。
3月2日に行われた山口県議会における井原寿加子議員(岩国選挙区)の質問に対する県教委(繁吉教育長)の回答が全て。(以下、太字が教育委員会の答弁)

「高森みどり中学校の募集停止は、(外部の専門家の意見などは聞かず)県教委において判断した」

やっぱり有識者の意見とか、そういうのは全然聞いてないんだ。
繁吉教育長の一存で「みどりはつぶせや」となったってことだよね?それほどの権力を教育長にもたせてるの、おかしくない?

「(岩国高校附属中学校の設置によって、他県流出者を)どの程度減少させることができるのか、現時点で具体的な数字を示すことは困難」

具体的な成果もわからない新中学校設置案を推し進め、そのために既存の中学を犠牲にするってこと?

「高森みどり中学校は少人数授業、先取り学習、中高合同の学校行事などの取組で成果を上げている」

成果を上げている学校を廃校にしようとするのってなんで?

「岩国高校付属中学校は保護者や児童のニーズに応えるもの」

民間の調査機関を使ってアンケートを取ったっていうけど、俺の周りにそのアンケートに回答した人間は皆無なんだけど?どこで取ったアンケート?少なくとも玖西盆地は新設中学校の通学範囲だよな?

「(岩国高校付属中の設置で)高森みどり中学校が定員割れする根拠はない。可能性について言及しただけで、そうなる前に(廃校に)するということ」

あれだけ散々「新設校が出来たらみどり中は定員割れする」って言ってきたくせに、具体的な数字は持ってなくて、「可能性」の話????「可能性」レベルの話で、実績を上げ、地域からも愛されている学校を簡単につぶすんだ?

「(岩国地区に県立中を2校残すのは)中学校の定員を満たすことができないと判断しており困難」

具体的に「みどり中でこれだけ減る」という見込みの数字すらもってないくせに「困難」って言い切るんだ?
まあ、実際「定員を満たすことができない」と心配しているのは、みどり中ではなく新設校の定員割れだよね?強引に推し進めた教育長の顔を潰すことになるから(笑)

「実際に(生徒が)集まらなくなった時点で募集停止にするのは、これから入学してくる子どもたちのことを考えると、それでは遅いと判断」

なんで?今まで、どの学校もそうしてきたじゃん。なぜ今回はそれが出来ないの?今まで、そういうやり方でどれだけ山口県下の生徒に不利益が発生し、今回のように「念のために先に廃校にしときますね」ってやり方でどれだけ山口県下の生徒に利益になるの?

※議事録は県サイトでも見れるはずなので、俺がオーバーに話を盛ってるんだろうと思う人は確認してみてください。

まあ、これを読んでいただいたら明らかなように、山口県教育委員会・・・と言ったら、真面目に頑張っている職員の人に失礼だな・・・これは教育委員会というより、繁吉教育長一人の暴走だと俺たちは考えてます。

県立大付属高校の件など地元周防大島町への利益誘導のために近くに実績を上げている県立校があったら邪魔なんじゃね?とか、自分が計画した岩国高校付属中学校が実際には定員割れなど失敗しそうな流れになってきたので、近くにあるみどり中を潰して生徒を集めたかったんじゃない?とか、いかにもな噂が俺の耳にも入ってきますよ。

実際、上記の県議会での答弁を見てもわかるように、高森みどり中学校を募集停止にするまともな理由がないんで、こういう噂が「もっともだな」と思えてくるよね?(笑)

他にも、高森みどり中学校をつぶすのは、自分の親分である柳居議長の政敵であった元議員さんが開校に尽力された学校だから・・・とか、老朽化した岩国高校の建て替え費用捻出のために「一校つぶして、そっちの金を回そうか」って決めたんじゃ・・・とか、宇部西高校をつぶすのは、自分の親分である柳居議長と対立している村岡山口県知事の奥さんの母校だから・・・とか、あまりにちゃんとした説明を教育長がしないために変な噂のオンパレードですよ(笑)

そしてこんな教育長の蛮行を「もう決めたことだから絶対反対するな。前例になるから絶対この動きを止めるな」と自民党系県議会議員に指示しているのが柳居議長であり、その命令に従うだけの自民党議員に一票ってのはねえ・・・ということです。

なんか間違ってるかね?
ええと、最初に言っておきますが、俺は周防大島高校になんの恨みもないし、過疎化の進む地域に立つ県立高校として、玖西地区の高森高校とともに手を携えていければと考えてもいる。

だから繁吉教育長にも「ハワイとの連携で実績のある周防大島高と、オーストラリアへのホームステイで英語を学ぶという取り組みをしている高森みどり中が手を取り合って、自分にあった学びの場を選択できる山口県の英語教育の拠点としていくのはいかがですか?」と提案もした。

まあ、繁吉教育長の回答は「高森みどり中は廃校にします」「周防大島高は独自にハワイとの連携を強めていくので、高森みどり中などとの連携は必要ありません」「とにかく高森みどり中は廃校にします。もうそういう計画なんだから絶対廃校にします。これは覆ることはありません。計画したんだから絶対廃校にします。」というものだった。笑えるよね(笑)

まあ、そういうことで、前に別のエントリーにも書いたと思うが、俺は10年くらい前にお袋が自宅をリニューアルするタイミングで周防大島への移住を勧めたこともあるし、釣りのために一年間、ほぼ毎週周防大島に通ったこともある。周防大島シンパだ。

だから、重ねて言うけど、別に周防大島町や周防大島高校をバカにするつもりもないし、これからの発展も祈っている立場だ。

しかし、今回出てきた山口県立大学付属高校設置の話については、周防大島を巻き込んだ山口県の教育界の闇が見え隠れし納得できるものではない。

高大連携の一貫で、周防大島高で県立大の出張講座を受けた生徒は大学に推薦入学できるようにする、大学の単位も与える・・・という形にこれから周防大島出身の柳居県議会議長と繁吉教育長の二人三脚で進めていくつもりのようだが(それだとさすがに周防大島への利益誘導があからさまなので、他に三校対象を作っているが)、「え?なんで周防大島高校に?」という疑問は山口県民なら誰もがもつことだろう。

周防大島高校は島内からの進学者だけでは定員を確保できないのが明白なため、山口県内の高校としては珍しく県外からの生徒も積極的に募集しているが、今年も定員割れである。

県教委(繁吉教育長)は高森みどり中学校を廃校にする理由として、県議会において「岩国高校付属中ができることによって、高森みどり中が定員割れするという具体的な根拠はありません。県内の児童数が減るのでその可能性はあると考え、早めに廃校に向けて動いています」と回答しています。そして最後には「県内の子に、よりレベルの高い教育を受ける機会を提供するためです」というお得意の意味不明の言葉で〆ました。

「根拠はないけど念のために???」とさすがに俺たちは愕然としました。(また、この話は別のエントリーでも書きます)

では、なぜ、「生徒数も少なく、今後も子供の数が減るので増える見込みもない」「島外からの通学も不便」な周防大島の学校を高大連携の対象とし、将来県立大付属高校の転換も噂されるような動きを柳居議長、繁吉教育長はされるのでしょうね?
それ、山口県下の多くの子供たちにはまったくメリットないですよね?
周防大島高校にこれだけのテコ入れをするのなら、「子供の数が減るので今後定員割れする"可能性"がある」というだけの理由で「既に県東部の児童の進学先として確立されている」高森みどり中を廃校にすることに矛盾が発生しますよね?

下松・熊毛などの県東部の子を受け入れ、一度も定員割れしたこともない高森みどり中を廃校にして、県下の多くの子供たちの進学の多様性というメリットを奪っておいて、生徒数の少ない(県下の多くの子供たちのメリットにならない)周防大島高校に「県立大進学が有利になる」ための配慮をするのもおかしいですよね?

矛盾だなあ・・・。これって、一番迷惑なのは周防大島の子たちじゃないですか?自分たちの教育が権力者による黒い金で賄われている・・・って、俺ならいやだな。

結局、高森みどり中の廃校という「無理手」を強引に進めるから、こうして皆が不幸な思いをするんですよ。まったく、今の県のトップはダメダメですね。

もうすぐ、県議会議員選挙が行われます。山口県の人には、ぜひ高森みどり中廃校問題から、今の山口県の教育行政を覆う闇を知っていただき、胸を張って山口県民だと言われる県に変えていくための一票を投じてほしいと思うんですよね。

以前、「高森みどり中学校の存続を求める会」では「周防大島町に県立大付属中を作るための布石として、周防大島町を地元とする県議会議長と教育長が高森みどり中の廃校を画策したのではないか?」という趣旨の質問をして、「県立大附属中学校を作る予定はない」と回答を得ていました。ひとつの悪の企みがこれで消えたのは喜ばしいことでした。
しかし、その後、県議会での「(県立大学付属高校を設置し)高大連携教育を推進するのは大変重要な取り組み」という教育委員会の回答や、来年度、高大連携に関する教育委員会の予算が計上されている点などから、「そろそろ、あの二悪人が『周防大島に県立大付属高を設置します』と言い出すぞ」と俺たちも噂はしていました(笑)

現在、山口県立大学は、自治体・企業・高校等と「包括連携協定」というのを結んで、地域の活性化、学生・生徒の資質向上などを目的とした活動をしています。
この「包括連携協定」と「県立大付属高校の設置」の件はまったく関係はないんですが、俺が危惧しているのは、この「包括連携協定」を(拡大解釈するなど)利用して「地元への利益誘導だけ」を考える、例えば県議会議長とか教育長レベルの権力を持った悪党が出てこないかということです。

もちろん、今の県議会議長や教育長がそういうことをするのでは?という話ではありません。
例えば周防大島町と周防大島高校が同時に県立大と「公大高連携」という形で協定を結んでいますが、その周防大島町から、県議会議長や教育長という権力を持った人間が出てきて、「周防大島町は自治体と高校が同時に県立大と協定を結んでいる唯一の地域だから、周防大島町に県立大付属高を設置するのが良い」というとんでもない話をゴリ押しするのではないか?という懸念です。

俺は周防大島町は好きだし(2年前は毎週末は周防大島にいたくらいでね)、別に揶揄するつもりもないですが、例えば客観的に考えて、その他の県立大と地域連携協定を結んでいる美祢市、山口市、防府市、長門市と比較して、周防大島町が交通の便など生徒の利便性の面から見て「新しい学校を作るに相応しい場所」ですか?

また、既存の学校を県立大附属高にすると考えるなら、高大連携を行っているその他の学校「野田学園高等学校」「華陵高等学校」「宇部高等学校」と比較して、「周防大島高等学校」に何らかのアドバンテージがあると思いますか?ないですよね?
鉄道も高速バスも停まり、1桁国道沿いに建つ「高森高等学校」の方が100倍適してますよ(笑)

もう一度書いておきますが「包括連携協定」と付属高校の設置の件には何の関係もないですからね。

これから山口県民はしっかりこの「山口県立大学附属高校設置」の件に関して注視しておく必要があります。
もし、その場所が周防大島町に決まったら、それは山口県の政治と教育行政がいよいよ崩壊するその幕開けとなります。山口県が日本の中の「腐ったみかん」になる第一歩ですね。(みかんの産地だけに(笑))
俺が怒り狂っている思いばかりを書いたのでは、「地元のやつが、正当な理由と手順で決まった廃校計画に文句を言って騒いでいる」という阿呆な認識をされるバ・・・純粋な方もいらっしゃると思うので、とりあえず簡単に昨日の山口県議会での、井原議員と繁吉教育長(代弁:木村副教育長)のやり取りをまとめました。

これを見ても、「正当な理由と手順」で県立高森みどり中学校の廃校が計画されたと思いますか?

ちなみに、俺も仕事をしながら中継を視聴していたので、漏れや間違いがあるかもです。そういうのはどんどん指摘ください。

あと、答弁に「※※未来の子供たちのために進めるしかない※※」と書いているのは、ぐだぐだなんか説明して、最後にお得意の「未来の子供たちのために苦渋の選択をした」でまとめたものです。上に書いたように、仕事しながら聞いていたので、この辺も間違いがあるかもしれないのでご指摘くださいませ。

<山口県議会令和5年2月定例会 井原議員と県教委問答まとめ>
(井)・・・井原議員 (教)・・・木村香織副教育長

(井)高森みどり中学校の募集停止は検討協議会の中で議論されたのか?

(教)具体的に校名を出して議論はしていない。

(井)「県立高校再編整備計画」に高森みどり中学校の募集停止を入れたのは専門家の意見があったからか?

(教)教育委員会独自の判断で入れた。

(井)岩国高校付属中のクラス数と定員は?

(教)まだ詳細は決まっていない。

(井)岩国高校付属中の設立で、県外流出をどの程度解消できると考えているか?

(教)具体的な数字はない。

(井)高森みどり中学校を設置した目的と実績についてどう評価しているか?

(教)評価はしている。

(井)成果を上げている学校を廃止することは、県教育行政の否定ではないか?

(教)※※未来の子供たちのために進めるしかない※※

(井)高森みどり中を募集停止にする理由が県立中を隣接して2校運営できないというのは納得できない。本当の理由は?

(教)※※未来の子供たちのために進めるしかない※※

(井)地域関係者の理解は得られていると思うか?

(教)※※未来の子供たちのために進めるしかない※※
(パブリックコメントの話をしていたが、賛成意見と反対意見をひとつずつ紹介し、まるで意見が拮抗しているかのようなミスリード。実際は大多数が反対意見)

(井)20年成果を上げ続けている学校の存続問題を拙速に決めるべきではないだろう?

(教)※※未来の子供たちのために進めるしかない※※

(井)現場の教師の戸惑いも大きいだろう。認識しているか?

(教)校長から話を聞いて認識している。

(井)一度でも、教育長・副教育長が高森みどり中学校を訪問して、教師や生徒から意見を聞いたのか?

(教)若い頃に何度か訪ねたことがある。 ←そんなこと聞いてない

(井)岩国高校付属中ができたら、高森みどり中が定員割れするという根拠はあるのか?

(教)具体的な数字による根拠はない。可能性はあるということ。だから先手を打って廃校にする。

(井)地域の理解を得ないまま、県教委が勝手に学校を廃校にする権限があるのか?

(教)※※未来の子供たちのために進めるしかない※※

これらの問答に対する俺の考えは折々に書いて行こうと思うが、一番衝撃的だったのは「みどり中が定員割れして立ち行かなくなるという具体的な数字(予測)は無いが、可能性はあるので今のうちに早めに廃校にしていく」という趣旨の県教委の発言ですね。

可能性って・・・それを言ったら、岩国高校付属中だって成果を出せない可能性はあるんだから、学校は作らないという結論にならないかい?

いや、マジで、これでも「教育委員会が山口県の教育の未来を考えて決めたこと」と信じられるバ・・・純粋な人がいたとしたら、山口県はもう終わってますわ(笑)
いずれ、県議会の中継動画が公開されるようなので(4、5日先?)、そこで俺の言ってることが間違っているかどうかは確認してほしいんだけど、とりあえず 3/1(木)の山口県議会令和5年2月定例会での 井原寿加子議員(岩国市・和木町選挙区)の一般質問の話。

いやあ、子どもたちのための、井原議員の心のこもった発言には感謝の思いしかありません。我々が何度も山口県教育委員会・繁吉教育長に対して質問して、適当に煙に巻かれていたことを、きちんと議会で質問していただいたのは大変ありがたかったです。

一方の繁吉教育長以下教育委員会。議会での答弁も相変わらず「煙に巻こう」という思いがダダ漏れになってて、もう、こういうのは繁吉教育長の人間性の問題なんでしょうね。そういう人が教育行政のトップに立って良いものなのかどうなのか・・・
まあ、そのあたりの判断も、ぜひ議会中継の動画が公開されたら、皆さん自身で判断してください。

で、本題に入る前に、一番県教委の答弁で俺が何より腹が立った発言。指摘された問題に正当に答えることができないとき、それをごまかすために最後に「将来の子供たちのことを第一に考え、計画を進めています」って言うのよ、木村副教育長が。ほんとに、これ、ちゃんと答えられない質問されると必ず使うのよ。

これに騙されて、「今騒いでいる保護者や子供たちは、今の自分の利益のことだけ考えていて、教育委員会は冷静に未来の子供たちのことを考えている。だから教育委員会の言ってることは正しい」と思ってしまうバ・・・いや、純粋な人が一定数いらっしゃるようで(笑)

あのですねえ、これ、全部ウソだから。
なぜなら、将来の子供たちの「進学の自由、多様性を奪っている」のが現在繁吉教育長の独断で進められている(これは今回の議会で明らかになりました)高森みどり中学校の廃校計画だからです。

俺のもとには、熊毛や下松のお母さんたちから「子供の進学先のひとつとして県立中(高森みどり中)を考えていた。しかし、(岩国高校付属中になって)30分通学時間が伸びるのでは難しい。」という声が届いています。地元中学校に色々な理由で進みたくない(いじめなど、無視できない理由もあります)子に今まであった「選択肢」を、県教委は奪おうとしているのです。なにが「未来の子たちのために」だ!(怒)

下らないプライドや自己保身のために、誤った方向に進む道程を修正できない繁吉教育長が、一番言い訳に使ってはいけない言葉ですよ。「未来の子供たちのために」は。

いかん、いかん。腹が立って文章が長くなってしまった。

というわけで、続きは別エントリーで。まだまだ山口県議会の話はつづきます。

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