野外活動: 2020年10月アーカイブ

Dandy Fishermen's Club 第一回例会の話のつづき。

三人のダンディーが次に向かったのは、由宇町の「有家港」である。俺はなんて読むのかわからなかったが、Mイ紳士が教えてくれた。「あらけこう」である。

20201025_arake1.jpg「みなとオアシスゆう」の西側にある港だ。遊歩道を一本挟んで「みなとオアシス」と接している。
それだけに、親子連れも多い。おっさん三人では少々場違いな感じもあったが、まあ、大丈夫。三人でいれば、喜びは三倍に、場違い感は三分の一だ。

港の東側から続く防波堤はすでに釣り人でいっぱいだった。我々は西側の、おっさんが一人座ってチヌかなんかを釣っている防波堤の方へ回った。

俺とSボ紳士は海に向かって垂直に伸びる防波堤の中ほどでキャスト開始。波止の石がたくさん沈められており、いかにもロックフィッシュが潜んでいそうだったのだ。

Mイ紳士はひとりで突端部へ向かった・・・と思ったらすぐに帰ってきた。
なんと、一投目でハゼがヒットしたとのこと。大畠港で上げたものより一回り以上大きい。なかなかのグッドサイズである。

俺とSボ紳士はしばらく同じ場所で粘ったのだが当たりすら無し。
ちなみに俺はスプリットショットリグだったので、そもそも当たりは取りづらいんだが(^^;

Sボ紳士に「突端の方が釣れそうっすね」とアドバイスを送り、俺は港の外に並べられているテトラポット群の方へ。本当は海に向かって伸びるテトラ群の先まで行きたかったのだが、三分の一、いや、四分の一ほどのところで断念(^^;
いやあ、足を滑らせて落ちそうになり、慌てて隣のテトラで足を踏ん張ったのだが、その瞬間、高いところから飛び降りたときのように足のしびれと膝の痛みが・・・(^^;

これが体重 90kgオーバーの衝撃か!!俺は常に「身軽なデブ」を口にして、事実、釣り場でテトラの上をひょいひょいと歩いていたのだが、90kg を超えるとそれもままならない。体重が 100kgを超えると、JIS規格の椅子などが壊れ始めるそうだが(^^;、90kgを超えるとテトラの上の歩行が困難になるらしい・・・

痛みに顔をゆがめつつ、テトラ群と並行に沖に向けてキャスト。しばらくそのままほっておいて、巻き始めるとラインが走った。でも軽い。やはり、想像どおりのミニカサゴだ(^^;;;

ま、いっか。これで有家港でもボウズじゃないぞ(笑)

20201025_arake2.jpg
傷む膝をかばいながら防波堤に戻ると、大畠港ではボウズだったSボ紳士も良いサイズのハゼを上げられていた。ここでは紳士全員魚を釣ることができた。Sボ紳士も、海でのルアーゲームで初めての獲物に嬉しそうである。

少しだけだが、仕事、仕事で澱んだ気持ちが晴れた。やはり釣りは良い。

2ケ所回って三人でハゼ 4匹、カサゴ 1匹の釣果。本格的に釣りをしている人には「なんじゃそりゃ」と笑われるかもしれない。
しかし、これでいいのだ。
普段着で、まるで自販機にジュースを買いに出るかのような気軽さで、ほんの二、三時間ロッドを振って、一、二匹の釣果に喜ぶ。この力の抜けようがフィッシング紳士の会のダンディズムである(笑)

俺たちは移動も含めて三時間ほどの休憩を十分楽しみ、再び仕事をするため 188号線を帰路についたのであった。

俺たちは忙しい(笑)

我々は「フィッシング紳士の会」である。
英語で、Dandy Fishermen's Club と表記する。

実際のところ、紳士は Gentleman だし、釣り人は Angler だ。

しかし、我々は釣りに出ることを「出漁」と言い、釣り場であろうと若い人妻から好色な目で見られることを願う洒落者である。
あくまで我々はジェントルマンではなくダンディーであり、釣り人ではなく「心の漁師」なのである。

20201025_oobatake0.jpg
というわけで、最近バタバタと忙しく、ゆっくり釣りにも出られていなかった仕事仲間三人で急遽釣りクラブを結成し(笑)、早速この日曜日、我々は海に突撃したのである。手にはバスフィッシングのタックルを持ち(海なのに(笑))

最初の戦いの場は大畠港。

この日(10/25)の潮は、(岩国周辺だが)引潮 9:37、満潮17:14で、潮が流れているいわゆる「釣れ釣れタイム」は 12:00~15:00の間である・・・にもかかわらず、俺が12時から自宅のエアコンの取り付け工事の立ち会いをしなくてはならず、出漁が遅れてしまった。しかし、Mイ紳士、Sボ紳士ともに快くそれを了承してくれて、「らあめん彩龍」で「コンビ」のチャーハンの量に悪戦苦闘しながら俺を待っていてくれたのであった。

さすが、フィッシング紳士である。我々は 14:30頃「彩龍」の駐車場で合流し、とりあえず俺が実績のある「大畠港」に向かったというわけであった。

大畠港につくと、すぐに港の南側の奥の防波堤に三人で並んでキャスト開始。
海に向かって右の端にいたMイ紳士は一投目でヒット!13,4cmくらいの可愛いハゼであった。うちの猫のお土産用にキープしてもらう。
そして、左の端にいた俺、Sダ紳士にも二投目で当たりが。ちょっと待って軽くちょんちょんとロッドを振って合わせてみる。これでしっかりフッキング。Mイ紳士のハゼと同じくらいのサイズ。もちろん猫用にキープ。

リグは、1.8g の丸いジグヘッド(フックサイズは小さめの 6)& INX.label「稚魚シャッド Baity」 1.8"。「稚魚ブルー」カラーである。
俺のブログの熱烈な読者がいれば気づいたかもしれない。そう。先日「由宇港」でカサゴを釣った時のリグそのままである(^^;
外してなかったので、そのまま今回の釣りに使ったというわけだ(笑)

20201025_oobatake1.jpg
この「気軽な釣り」も「フィッシング紳士の会」のモットーである。
我々は「さっと釣り場に行って、ささっと釣って、さっさと帰ってまた仕事」という中年・熟年紳士の会である。

Sボ紳士は当たりはあったが残念ながらフッキングせず。

その後、当たりがなくなったので、粘ることはせず次の釣り場に移動することを決定。

駐車場で、「ワームの場合はすぐに合わせず、少し送り込んでルアーを飲み込むまで待ってからフッキングした方がいいですよ」などと、バスフィッシャーマンのSボ紳士に釈迦に説法なアドバイスを送り悦に入る俺なのであった。

釣果はハゼ一匹なのに(笑)

ええ、ええ。コロナで自粛期間中は、基本、家で大人しくしてましたよ。
4~6月の 3ヶ月間で、釣りに出かけたのは 3回ですよ(笑)。え?3回も出てたのかって?たった 3回だけですよ(笑)。

全て、知人の船で岩国や愛媛沖を攻めました。

まあ、俺も SNS とかでコロナに罹った軽薄そうな若者を「自粛期間中なのに遊びで街なかウロウロしてんじゃねえよ!」とか叩いてましたからね(笑)。釣りの話を SNS に載せるのは控えておりました(笑)

いや、まあ、でも、4~5人で海に出てるだけだからね。体調の悪いやつは無理だしね。コンビニに買い物にいったりするのと比べると、絶対船釣りしてるほうが安全だよね!!

でも、ほら、「そうじゃなくて、怪我して病院に行くことになる可能性のあるレジャーはやめとけってことよ!あんたが船から落ちて溺れたら、コロナ対応でオーバーワークな医療従事者の手を更に煩わせることになるでしょ?だから釣りなんか行かずに家でゆっくりしとけってこと」とか正論言いそうな人いそう(^^;;;

もちろん、そのとおりだ!!
お前の言うとおりだよ。怪我して病院に行くような、そんなやつは釣りにでちゃだめだよ!!

20200428_yazu1.jpg
俺はな、この日、大型船が起こした横波に船が乘って大きく上下に揺れた瞬間、あのオウムの麻原彰晃が空中遊泳している写真の、倍、いや、三倍くらいの高さに胡座を組んだまま浮かび上がり、それから床に叩きつけられた。
いや、マジだぞ。落下する俺と、波で浮かび上がってくる船という相乗効果で、俺の尾底骨と右足首はまさに甲板に「叩きつけられた」のだ!!

右足首の痛みが取れるのに一ヶ月かかった。しかし、今でもストレッチなどでいつもと違う方向、角度で曲げると、筋が伸びるのとは違う痛みが・・・。尾底骨の痛みはしばらくまっすぐ椅子に座れないほどだった。今でも長時間椅子に座るとじんじんと痛みだす。でも病院に行っていない。医療従事者も含め、誰にも迷惑かけていない。ただ、俺が辛いだけだ(^^;

これがコロナ禍で外出自粛と言われていた中で釣りをする者の覚悟ですよ。文句を言われる筋合いはない!

で、この日、満身創痍の俺が釣ったのは、ヤズ 5尾。「ヤズかぁ(笑)」とか言うなよ。いいサイズのも出てたんだから。

それと、あと少しで上がるというところでバラしたのが 2尾。
これはどっちもハマチサイズだったと思うぞ。

海底までジグを落とし、それからひたすら巻き上げるんだが、逃した 2尾はドラッグが哭きまくりなかなか上がってこない。もちろん根がかりなんかじゃない。しばらくバトルをしたあとは疲れるのか(俺も疲れてるけど)少しだけ巻き取ることができる。それの繰り返し。
そして最後に、何も付いていないフックだけが・・・

まあ、逃した魚は・・・という言葉もあるが、あれはハマチだった(キッパリ!(笑))。

ちなみに魚が釣れたのはこの日だけで、あとの 2回はボウズでありました・・・

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