いやあ、この間のツーリング。
最初は美川町あたりの開けた錦川の河原でインスタントラーメン作って食べようと思ってたんで、ガスストーブは持っていかず、ネイチャーストーブって言われる、折れて落ちた小枝や、枯れ葉、松ぼっくりのような自然のものを燃やす、小さな焚き火台みたいな道具だけを持っていったのだ。
折りたたんだら、二枚組の CD ケースくらいの大きさになるので、荷物を小さくまとめないといけないオートバイツーリングにはもってこいだし。
んが、そういう開けた河原ならいいんだけど、この日は少し山の中に入った、小さな渓流って感じのところでラーメンを作ることにしたんで・・・正直「大失敗」だった(^^;;
ええと、こういう川で、苔が生えていないところを探してストーブを置いて調理したんだけど。
要は「煙突効果」を使って効率よく、強力に小枝や枯れ葉、落ちた木ノ実などを燃やすストーブで、こんな小さなものでも、十分鍋の水を沸騰させるだけの火力が出るんよね。
煙突効果を得るためには、なるべく燃料になる小枝を縦に立てて並べ、きれいに空気の流れが作られるようにするのがコツ。
ただ、その辺に落ちてる小枝などを使うので、ちょっと湿ってたりして、最初はどうしても不完全燃焼でこんな風に煙が出てしまう。
これがねえ・・・煙突効果でストーブ内で強い上昇気流が起きてるんで、すげえ量の煙ががんがんスモークマシン並の勢いで出ていくのよ(^^;
広い河原なら気にならないんだけど、山の中の渓流だと気になるわあ。
この煙が人目に触れたら、絶対山火事を疑って 119番通報されるでぇ~って量が出て来るのよ。
写真撮ってる余裕なかったんだけど(^^;、いやあ、もう、狭い川の流れにそってモクモクと煙が流れ、マジでかなり焦ったよ(^^;
火がね、いったん燃え始めたら煙も出なくなるんだけど、それまでの数分間(いや、長く感じたけど、実際は 1分くらいのもんだったかもしれん(^^;)、無駄だとわかってるのに、手を振り回して煙を拡散させるのに必死だったよ(笑)
しかも、このネイチャーストーブを使うのが久しぶりだったので、五徳のセットの仕方を間違えて・・・(^^;
五徳(鍋とかを置く足ね)は薄い金属板二枚をクロスさせて作ってストーブにセットするんだけど、その十字をきれいな「+」にするのではなく、少し細長いX型にしてセットしないといかんのよね。
細長いX型なら、五徳がストーブの上部に乗るんだけど、きれいな(90度で交わらせた)+型だと、ストーブの中にきれいにセットされちゃうんよね。
ストーブの中に五徳がセットされ、ストーブの上部と五徳の上部が同じ高さになっちゃって、上に鍋を置くと空気の流れ(上昇気流)が止められて、また不完全燃焼になってもくもくと煙が出るという(^^;
まあ、少しだけ鍋(900cc の巨大シェラカップ使用)の位置をずらしてやりながらなんとか調理はしたんだけど・・・
ま、そういうわけで、山の奥の小さな川で調理するなら、素直にガスストーブ持って行ったほうがいいね。
あ、いや、ネイチャーストーブのようないわゆる「焚き火」な機具を使っても、火事の危険とかほどんど無いと思うよ。そういう危険がどうこうという話ではなく「煙がまったく出ない」という一点でね(笑)ガスストーブを推します(笑)
インスタントラーメン作るくらいなら、Coleman や PRIMUS のでっかいガスボンベ使う強力なシングルバーナー持っていかなくても、カセットボンベを使うヤツで十分だし。カセットボンベなら細いから荷物にまとめやすいし(笑)