キャンプ: 2017年9月アーカイブ

8/5~6は久しぶりに家族抜きのソロキャンプ。
以前から行ってみたかった角島に KAWASAKI GPZ1000RX で向かった。

つーか、多分、結婚してから初めてじゃないかな、ソロキャンプ。

テントは二人用と言いながら、実際には大人一人と荷物分のスペースしかない DUNLOP の「MTD-203 二人用ツーリングテント」を持っていった。

30年物 である。

20170806_gpz.JPG
あ、でも、実際には何年経ってるかは不明。MTD-203 は嫁のお父さんにいただいたものなのだ。なんか、以前、ガソリンスタンドのお客様プレゼントで当たったとか・・・
MTD-203 がいつ頃まで販売されていたのかわからないのだが、19年前に結婚したとき、「昔プレゼントに当たったんだけど使ってないから」と頂いたものなので、最低でも 20年は経ってるよね。

実は、この MTD-203 を使うのは初めてだった(^^;

頂いてからずっと塩漬けしてたのだ(^^; 実は俺、これの弟分の「MTD-104 一人用ツーリングテント」を持っている。こいつは二十代前半の頃に買ったので、ちょうど 30年くらいは経っている。
日頃は、この MTD-104 で事足りていたので、新品の MTD-203 を持ち出すまでもなかったのである。

MTD-104 はソロツーリングキャンプをしなくなってからもちょくちょく使っていた。20数年経っても全然現役だった。

会社のキャンプでは毎回俺だけ MTD-104 に寝てた。大きなテントにおっさんばかりで雑魚寝とか耐えられんかったんやもん(笑)だから、会社で立てたテントの横に、ちょこんと MTD-104 を立てて俺専用にしていたのだ。

狭いテントに女の子連れ込んで、いちゃいちゃしてたこともあるなあ(笑)20年前?

幼い長男坊を会社のキャンプに連れていった時も二人でこのテントに寝た。長男坊がおねしょしたんで、二人でびしゃびしゃになったけど(^^; 15年前のことか。

5年前、廃校になる祖生東小学校のグラウンドで子供会のキャンプをやった時も、子供たちのテントの横に立てた MTD-104 に俺だけ寝た。

一昨年、娘と姪っ子を連れてデイキャンプに行った時には、二人の遊び場所として立ててやったら大喜びだったなあ。中にこもって二人でずっと遊んでた(笑)

しかーし、実は 5年前の子供会キャンプの時、ケース(収納袋)が何処かに行ってしまったのである。多分、公民館から借りたテントの中などに紛れ込んだんじゃないかと。

なので、今回のソロツーリングではついに MTD-203 を出動させたのだ。

いやあ、やっぱ格好良いわ。最近、こういう形のテント、無くなったよね。1980~1990年代には、他のメーカーからもこういう形(直角三角形を直角の部分を下にして置いたような、入り口から足元に向けてだんだんと細くなっていく三角型)のテントって出てたけど、今は見ないなあ。

20170805_dunlop2.JPG
「うわっ、懐かしいですねえ。私、ダンロップのテントの大ファンで、これも好きでしたよ。今はダンロップの○○○(型番)を使ってます。やっぱダンロップ良いですよねえ。どのテントも格好良いですよねえ」と見ず知らずの人に話しかけられた(笑)「さっき、あ!ダンロップのテントだ!と思って、ずっと話しかけようと思ってたんですよ」と。
でも、俺がそんなにダンロップのテントに詳しくなくて、会話が続かなくてごめんなさい(^^;

ところで、経年劣化なのか、入り口のメッシュがほとんど風を通さん(^^;
まったく通さないわけじゃないんだけど、強い風が当たっても、ごくごく僅かにそよそよそよってテント内の空気が動く感じで。
メッシュがなんか詰まってるんかなあ?ずっと使わずに畳んだ状態だったので。
MTD-104 でこんなに「空気が通らん。テント内の空気が淀んでる」って思ったことないわ・・・

一回、メッシュ部を水洗いしてみようかな・・・それか、エアブラシを吹くか・・・
さすがにこれほど空気が通らんと、夏のキャンプじゃ厳しいわ・・・(^^;

ま、しばらくソロキャンプには行けそうにないけど(^^;
隣の若い夫婦。ほぼ喧嘩状態に。
初めてファミリーキャンプにでかけた時に、誰もが通る道だけど(^^;;

20170805_camp1.JPG8月の初めに角島にソロキャンプに行ったときのこと。
夕方の早い時間から飯を炊き、レトルトのカレー&シチューの手抜き飯を食ってた俺の前で繰り広げられた「初めてのファミリーキャンプあるある」(^^;;

大体、旦那の方がすげえハッスルして、金に余裕がある家庭だと、ついつい本格的に道具を揃えて、しかも本格的な晩飯を作ろうとしてハマってしまうヤツ(^^;;

この日の隣の若い夫婦(幼児+乳児付き)もそのパターン。
テントやらタープやら、ツーバーナーを置けるようなスタンドとか、沢山の新品キャンプ用品を持ち込んできたのだが、そもそもチェックインが遅すぎるよ。

もう日が沈み始めている時間帯からテント設営開始。何もかも初めて組み立てるようで、旦那は上手くいかなくてテンパってる。
だからと言って、嫁さんも手伝う気もないようで黙って見ている。手伝わないわけではなく、手伝えないんだろうな(^^;;

結局、調理可能になったのがもう完全に陽が落ちてから。
ここでも旦那が色々凝った料理を考えていたようで、しかも自分では料理出来ないようで、しかも、ツーバーナー(ガス)の着火の仕方も今ひとつ分からないようで再び修羅場。

旦那は文句ばかり言う嫁さんにキレていたが、まあ、8:2 くらいで旦那が悪い(笑)

俺でも、新しいテントやタープを買ったら、家の庭や小学校のグラウンドで試しに一回組み立ててみるで。
現場でぶっつけ本番の場合もあるけど、その時は相当時間に余裕を持って現地入りする。
旦那がちょっと「初めての」テントの設営を舐めすぎてたね。

しかも、いつもと違う環境で、旦那がキャンプ料理のムックかなんかで見つけて来たのであろう「初めての」料理を作らせられる嫁さんは、そりゃ怒るよ。

こりゃあ、このまま離婚かなってくらい険悪な状況に陥っていた若夫婦だが、その後何とか飯を食えて(当初予定メニューとは違っていたようだが(^^;;)腹が膨らみ、それにキャンプが嬉しくてたまらずはしゃぐ小さな男の子の「子は鎹」効果もあって、最後はなんとなく仲直りした二人なのでありました。

でも、しばらく嫁さんはキャンプに行きたがらんだろうな(^^;;

ほんと、俺もそんなに偉いことを言えるほどのキャンパーじゃないんだけど、いくつか「初めてのファミリーキャンプ」をしようと思っている、主に旦那さんにアドバイスしておきたい。

まず、タープだとか調理用のスタンドとか焚き火台とか、そういうのは不要。
テントと、真ん中にパラソル立てられる組み立て式テーブルだけにしとき。
寝る場所と飯食う場所があればとりあえず十分や。

20170805_camp2.JPGそれと、テントの設営は早い時間に。
子供たちと海水浴を楽しんで、夕方から設営開始って、絶対上手くいかないから(^^;;
どんどん周りは暗くなって焦るで(笑)
まず、テント設営や。

そして、晩飯は簡単なもので。
また、日頃から作っている料理がいい。
小さい子供は、別にスペシャリティなメニューなんか求めてないで。
いつもと違う「屋外での食事」ってだけで、子供にとってはスペシャリティや。
いきなり、ローストビーフや燻製に手を出すのはやめておけ(笑)

こういう力まないキャンプから、徐々に「ああしたかったな、こうしたかったな」ってところを改善していけばいいんやで。

翌朝、朝飯の「永谷園のお茶漬け」を食べながら、隣の家族のキャンプデビュー二日目が、楽しい一日になることを祈る、俺なのであった。
8/26~27 の片添ヶ浜キャンプ。
晩飯は、子供たちが「ローストビーフ丼」、俺とおふくろが「スタミナ丼」。

20170826_yoru3.jpg前回の石見海浜公園キャンプから丼物を取り入れたのだが、これ、楽でええわ。

海浜公園で子供たちの評判のよかったローストビーフを今回も作ったんだけど、なんと鉄鍋(ロッジのコンボクッカー)を忘れてしまって・・・
ローストビーフを作られる方はご存知でしょうが、あれって、鉄鍋の予熱でローストする料理なのよね。下から火で熱しながらでは非常に難しい。

・・・んが、ないものは仕方ないのでトランギアのメスティンで作ることにした。

20170826_yoru1.jpg
俺があれこれキャンプギアを投げ込んでいるコンテナ「とりあえず持っていけばキャンプはできるセット」の中に鉄板があったので、肉の周りを焼くのはそれを使用。その後、肉をアルミホイルで巻いてメスティンへ。
メスティンをひっくり返しながら 15分くらい焼く。アルミホイルを巻いているので、「直接肉が焼ける」ことはないだろうと思いつつも若干心配。

いやあ、でも大成功でした、バッチリなローストビーフが出来上がりましたよ。

今回は、ちょっと小さめの300グラムの牛肉塊で作ったんで、あっというまに小4の娘と姪っ子が平らげてしまい、俺とおふくろは切れっ端を 2~3個(「枚」ではなく「個」というのがふさわしい切れっ端(^^;)食べただけだった・・・(^^;
ま、子供たちが「おいしい!おいしい!」と言いながら貪るように食ってくれたんで嬉しいけどね(笑)

で、俺とおふくろは「スタミナ丼」。
前回、ステンレス鍋での炊飯に失敗したので(火加減が難しい(^^;)、今回は火加減に超気を使い、しっかり炊き上げ大成功。アルミ鍋のほうはいつもどおりバッチリ成功。

美味しく炊き上がった白飯の上に、マグロの赤身(漬け)、ひきわり納豆、めかぶの千切り、刻みたくわんを並べ、最後にうずらの卵(黄身のみ)を載せる。そこに醤油を垂らし、わさびを加え、ぐわしぐわしとかきませて、ずるずるずるとかきこむ。

20170826_yoru2.jpg
うっま~!!一人でキャンプサイト構築して疲れた体にエネルギーがまた充ちてくるようやぁ~(笑)

でも、おくらと刻み大葉を入れるの忘れてたあ~。ま、十分美味いから、いいか(笑)

いやあ、今年の夜飯は BBQ とかせずに丼もので済ませてるんですごく楽。
娘と姪っ子がそんなに肉とか食わないんで(てか、食べる量にムラがあるんで)、みんなでひとつの皿(BBQなら網?)をつつくような料理は難しいんよねえ。
丼物は一人ずつ量が決まってるんで、「ちゃんと最後まで食べろよ」みたいに指導もしやすくてええわ。

キャンプでは、ぜひ丼物をお試しあれ(笑)
今回のキャンプでもノルディスクのアルヘイムの中は娘たちに占領され、俺の居場所は無し。
だから俺は、タープの下でコールマンのリクライニングチェアで眠ったのであった。薄いバスタオルをかけて・・・

・・・朝 5時頃、あまりの寒さに目覚める(^^; 8月下旬の片添ヶ浜の朝はこんなに冷えるのか(^^;

でも、おかげでいい夜明けを目にすることが出来た。

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わずかに海の向こうから漏れる(まさに、射すではなく、漏れる)陽で、だんだんとフェニックスのシルエットが浮かびあがる。
東の空には、明けの明星。
モロボシ・ダンが「西の空に・・・」って間違えたやつや(^^;;

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さらに10分。
空が青くなる。もう、朝や。娘達は夢の中。テントの中を覗くと、娘は元々寝ていた場所から 90度回転し、姪っ子に覆いかぶさるように寝ている。姪っ子、悪い夢見てんじゃないか?(^^;

この景色を見ないなんてもったいないと思うが、あまりにすっとぼけた顔で寝ている娘の姿が可愛いので起こさない(笑)

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小腹が空いたので前の晩に残った白飯をお粥にして、ツマミにしていた伽羅蕗を載せ腹に流し込む。それから一人で海辺を散歩したりしてると 6時前になる。

島の向こうに太陽が昇り、空も海も濃い黄金色に染まる。

ここは本当に日本なのか?
・・・てか、この辺の人たちは、毎日こんな朝日を目にしているのか?これ、仕事に行く気なくなるで(笑)ずっとこの景色の中にいたいと思うわ。

娘たちはまた来年も片添ヶ浜でキャンプをしたいと言っているから、来年はこの朝日を見せてやろう。

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