田舎生活: 2009年11月アーカイブ

うちの息子たちの小学校では、年に一度 3~4年生に地元の日曜市で販売体験をさせる授業がある。
何せ、日曜市の朝は早い。
子供達が販売を行う「上祖生ふれあい市」は、朝早くから437号線で大島に向かう人たちで賑わい、朝の 8時頃にはめぼしいものがなくなってしまう。そんな日曜市だ。

なので、子供たちの活動も朝 7時からスタートである。

6時すぎには家を出ないといけないので、日曜日だというのに親たちも早起きする。
しかも、子供たちが心配だからそのまま日曜市に顔を出し、体験授業が終わる 9時までの二時間、客が少ない時には自ら客になりながら寒いところで震えながら過ごすのである。(笑)

うちも嫁さんが 7時から日曜市にでかけた。
俺は末っ子が目を覚まさないのでそのまま留守番。8時半頃、やっと娘が目を覚ましたので、二人でとことこ歩いて様子を見に行った。
「上祖生ふれあい市」は、うちから徒歩 5分なのだ。

IMG_0168.JPG現場に着くと、上祖生ふれあい市に入る前の歩道で「ポップコーン、100円が 50円になってるよ! 2個で 100円!」と言いつつ悪ガキどもが寄ってくる。インドの物乞いの子供状態ですよ。(^^;
まあ、良いか・・・と 100円渡すと、「まいどありーーー!」とか言いながら、ポップコーン 1個だけ置いて走り去っていった・・・
「おい、2個で 100円なんじゃないんか!?」と声をかけるが、まったく耳に入らないようで、日曜市の敷地内に設置されたテントに飛んで帰っていく悪ガキ。
興奮して、分けわかんなくなってやがる。(笑)

てな具合に、どの子も楽しそうに売り子を演じている。

3~4年生の授業なのに、端っこの方で烏賊焼いて売ってる 6年生児童もいるし。(^^;
まあ、自分が子供だった時を思い出してみると、なんか、こんな風に大人の真似をするのって楽しかったよなあ。

1個だけのポップコーンを手に、「悪質な路上販売に引っかかって、100円を欺し取られた」と嫁に報告していると、今度は銀杏売りの少年・少女が・・・
祖生東小学校のグランドには大きな銀杏の木があって、そこに生っていた銀杏だ。先生たちが果肉を取られたんだろうなあ。お疲れ様です。(^^;
銀杏も既に一袋 100円が 50円に値下げになってる。しかも、別にいらないのにヒマワリの種も大量におまけで付いてくる。(笑)
売り子の女の子たちが一生懸命声を出しているので「よしよし。」と買ってやったら、次の客からいきなり一袋 25円に値下げしてるし。(^^;
あげくに、銀杏好きの先生が、段ボール1箱分 1,000円とかで「大人買い」してるし。
「俺も一袋 25円にしてくれ」と言ったのだが、子供たちにまったく無視された・・・(笑)

他人前で声を出すのが苦手な子供もいるだろうに、そんな子も、皆と一緒に一生懸命声を出している。それに、皆楽しそうだ。

外に突っ立ってそんな様子を見ているのは中年男女にはきついのだが、そんな子供たちを見ているとこちらも笑顔になって、あっという間に時間が過ぎていく。

来年は次男坊が 3年生なので、また来ないといけないな。
つーか、今年も 2年生なのに勝手に参加して、悪徳路上販売員として一番活発に活動してましたけど・・・うちの次男坊(^^;

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