田舎生活: 2008年10月アーカイブ

gakkou1.jpg10/10は午前中自宅で作業(細々とした経理処理とか)をしてたので、午後からの出勤の前に小学校を訪ねてみた。
この日は学校公開日で、好きなときに授業を参観できるのだ。
やっぱ、大人に見られていると、子供たちもハッスル(死語)するからなあ(笑)。行けるときはなるべく顔を出してやりたいのだ。

次男坊は一年生。同級生はたった2人。総勢3名のクラスだ。
一年生は、どんなに数が少なくても、複式にはしなくていいんだよね。

しかし、たった3人でも、次男坊たちは楽しくやっているようだ。
俺が顔を出したとたんに次男坊がヒートアップ。調子にのって騒ぐので、先生に「あらあら。さっきまで良い子だったのに」とか言われてるし。恥ずかしィ(^^;
先生が後ろを向いている間に頭を張り倒してやろうかと思ったが、絶対他の子たちにウケて(何せ全員俺も顔見知りだし(笑))騒ぎが大きくなるのが目に見えているのでじっと我慢であった。(笑)

しかし、まわりで「少人数だと競争心が育たない」とか「他人との接し方の下手な子になる」とか「友達が少ないのは可哀想」などと、下らないことを言う大人が多いが、そんなのはしょせん現実を知らない「エセ学者とその信者」の思い込みでしかない。
完全に「都市伝説」の世界だ。

例えば学力ひとつとっても、うちの町では中学校で9つの小学校が一緒になるが、学年トップの座を争うのはたいがい田舎の小学校の出身者である。
勉強に興味をもった子にとっては、絶対田舎の少人数学級のほうが有利だということ。
それを認めたくない都会の親が、「少人数だと競争心が育たないから学力がのびない」というような嘘っぱちを流布してんじゃねえの?

例えば体育で野球やサッカーが出来ないとか(^^;、少人数故のマイナス面はある。それに、勉強に落ちこぼれる子はいるし、やっぱりいじめだってある。(発見はやっぱ早いけどね)その点は大人数の学校と一緒だ。

どんな環境でも、プラスとマイナスがあるんだな。
結局、その環境で子供たちが楽しく生活できるように、大人が影からサポートしてやるのが大切。
「少人数だと・・・云々」のように、マイナス面だけ心配するのなんてまったくナンセンスだってこと。

次男坊たちは、本当に楽しく暮らしているぞ。:-)

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鮎捕り大会は不調だったけど、子供たちはそのまま川に残って、日頃は遊泳禁止の川で散々泳ぎを楽しんでいた。

俺が幼稚園児の頃は島田川も護岸する前で、深いところは大きな岩の上から飛び込んでも足が着かないくらい十分深くて、そりゃあもう楽しかったんだけど、最近の島田川は川底を平らにしちゃったんで、どこもかしこも浅くて今ひとつなんだよな。
でも、子供たちは友達と日頃禁じられてる川遊びを出来て幸せそうでしたね。(笑)

さて、問題は大人です。
そんな子供たちの姿を道の上から見ながら、吸ってた煙草をぽいっと川に捨てる大人。一人じゃありませんぜ。4人もいます。つか、煙草吸ってるオヤジたちのほとんどがそう。

俺と同い年のNさんなんかは、ちゃんと携帯灰皿を持っててそのなかに吸い殻を捨ててましたが、俺らより上の世代。これが駄目。

まあ、そういう教育を受けてこなかったんでしょうが、それにしてもテレビや雑誌、新聞など読んでいれば、煙草のポイ捨てが自然に与える悪影響くらい知っててもよかろうにと思います。
ポイ捨てしてた中には、市議会議員選挙に出るような人も混ざってます。あんたが良いお手本を示さなくてどうするの。だから田舎者は街の人間に馬鹿にされるんだよ。常識がないって。
そう言えば、漁師の中にも海を平気で汚す人が多いんだよね。平気で船の上から空き缶とかを海にポイ捨てする。川に煙草の吸い殻をポイ捨てしてる百姓と一緒。

Tさんの息子が「お父さん、川に煙草を捨ててる人がいるよ」と川の中から吸い殻を掲げたら、さすがに隣にポイ捨てしたオヤジがいるもんだからTさんもばつが悪くて「いいから、いいから」と言ってたけど、それじゃあTさんの息子君が可哀想なんで、俺が「いいぞ。お前が言ってることが正しい。ポイ捨ては駄目だよな!」と声をかける。
ポイ捨て親父たちは困ったような薄ら笑いを浮かべていたが、追い打ちをかけるようにうちの息子が「お父ちゃん、煙草の吸い殻が浮いとるよ!」と。
俺が「川が汚れるから、お前が全部拾え」と息子に指示し、息子が拾った吸い殻をバケツに入れて川からあがってきたときには、ポイ捨てオヤジたちの姿は消えていた。

これで、少しは世の中の常識を勉強してくれればいいんだけどな。
「田舎者はこれだから・・・」と街の奴らに馬鹿にされるのは、本人だけじゃなく、俺たちだってむかつくんだから。

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ずいぶん前の話になってしまったが、8/31 に島田川で鮎捕り大会があった。
場所は祖生タクシー前。

地元のおっさんたちが、春先に 2千匹(だったかな?)の鮎を放流したそうで、そいつらがそろそろ大きくなってるだろうから、子供たちに網や手づかみで捕らせてやろう・・・というナイスな企画でした。

最初に、この日の朝だったか前日だったかに捕れた鮎も公開され、みんなのボルテージは最高潮!鮎を焼くための炭火を用意しておくよう、家に電話しようとする人も出てくる始末。(笑)

・・・でしたが、結局捕れたのは1尾だけ・・・(^^;

白鷺が食べたり、大雨の時に流されたりで、多分十分の一の 200尾くらいしか残ってないんじゃないか・・・という話で、「いやあ、200尾も残ってりゃ十分、十分」とか言ってたんだけど甘かった。

<反省点>
・多分、ほとんどの鮎が岸辺の草の下に逃げ込んだんでは?
・岸辺の草が伸び放題なので、網で追っていったが、岸辺の草の下の隙間から皆逃げたんじゃ?

ということで、来年は鮎捕り大会の前に、岸辺の草刈りが必要じゃね。(笑)

でも、俺も泳いでる鮎の姿は見たよ。
近所の川に食べられる魚がいるというのは、なんだか心が豊かになるな。(笑)

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土曜日に僕をつめたい川に誘い出した悪たれ(笑)のうちの一人が、帰り間際にうちの次男坊にクワガタをくれました。

小さなヒラタクワガタです。

とりあえず、以前アメリカザリガニを飼っていた水槽に枯れ草を敷いてそこに入れてやると、次男坊は「かわいい、かわいい」と言ってずっと見ています。
なにやら名前までつけて・・・(^^;

が、うちの誰もクワガタの飼い方を知りません。僕は近所の山でカブトムシもクワガタも捕れるような田舎育ちですが、実は昔からカブトムシもクワガタもあまり好きじゃなくて、つーか、昆虫全般があんまり好きじゃなくて、今までその手のものを飼ったことはないんです。

・・・とても冬を乗り越えさせるのは無理・・・(^^;

ということで、逃がしてやることにしました。
すぐに逃がすというと息子が号泣するので、では明朝、近くの山に逃がしてやろう・・・と。

翌朝、近所の山に逃がしてやりました。(寝起きの息子を、パンツ姿のまま連れ出して(^^;)
もう秋だからか、それとも腹が減っているからか、ずいぶん緩慢な動きでクワガタはのそのそと枯れ草の上を歩いていきました。
なんとか、人生、いや虫生を全うしてほしいものだと祈りました。

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