ただ、日常: 2022年11月アーカイブ

山口県教育委員会の説明が具体性を伴わないため、未だに多くの関係者がなぜ高森みどり中学校を募集停止にしなくてはならないのか理解できずにいます。

そのため、「県教委は周辺市町との交渉が面倒臭いので、『新しい県立中学校は作りますが、代わりに高森みどり中学校を廃校にします。これでプラマイゼロだから市立中学校への進学者数には影響ないっしょ?』と交渉の手抜きをしているのではないか?みどり中はそんないい加減な県教委の仕事の犠牲になろうとしているのではないか?」とか、「県教委から根回しのための報告を受けた某保守系県議団の長老が、中身を見もせず『世の中の子供減ってるからしゃあないな。ええで』とOKを出してしまい、今更メンツもあるので『みどり中廃校は決定事項』と不当な圧力を周囲にかけているのでは?」とか、色々な真偽不明の噂が飛び交い、正直、我々みどり中の存続を求め活動している人間も迷惑しています。

これも全て、冒頭に書いたように県教委が関係する県民への説明責任を放棄しているためです。正しい情報が伝わらなければ、おかしな噂話が出てくるのは必然ですからね。

地域説明会で、「高森みどり中学校が将来子どもの数の減少で立ち行かなくなるというシミュレーション結果や具体的な調査の結果があるのか?それも無しに20年の歴史のある学校を4年後に募集停止にすると決めるのは乱暴で稚拙な進め方じゃないのか?」と言われても、「そういった(調査などで得た)数字は持ち合わせていません。そういうご意見があることは持ち帰り共有します」といういい加減な対応しかしないから・・・

というわけで、ニュースなどで既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、近々に県教育長に対して公開質問状を提出することにしました。

これから関係者で議論して、きちんとしたものにまとめますが、現時点で自分が個人的に確認したいのは下記3点。

(1)
 高森みどり中学校の募集停止が素案に載るまでに、どの時点で、誰がどういった議論を行い素案掲載を決定したのか、将来構想検討協議会での議論の段階から、具体的に、かつ時系列にその経緯を説明していただきたい。

(2)
 なぜ「岩国市の子どもの数が減少する=高森みどり中学校が成り立たなくなる(県立中学二校体制は無理)」と考えたのか理由をお聞きしたい。
 「岩国市の子どもの数が減少する=岩国市内の県立、市立、私立中学校に進学する児童数が減少し、学校の整理が必要となる。児童・保護者のニーズなど多面的な観点で個々の中学校の存続について議論を行う必要がある」という考えで調査・議論が行われ、その結果「高森みどり中学校の存続は難しい」となるのであれば理解できる。なぜ、そのような議論がなく、「高森みどり中学校が成り立たなくなる」「だから4年後には募集停止とする」と山口県教育委員会として結論づけたのか理由を教えていただきたい。

(3)
 県教育委員会の動きは、岩国市を始めとする周辺市町への「市立中学校への進学者数に影響が出ないように配慮します」というアピールのようにも見える。
 市立中学校への進学者数を減らさないために、県立中学校の数を増やさないよう調整をしているとすれば、それは行政の「都合」、あるいは周辺市町への「忖度」により、個々の児童の進学先の選択の自由を奪い阻害することであり、決して許される行為ではない。
 新たな県立中学校を作るということを事前に岩国市及び周辺市町に説明し、理解をもとめたのか?また説明をしたのであれば、どのような内容の説明を行い、岩国市及び周辺市町からどういった反応があったのか、具体的に説明していただきたい。

これを、一、二行の簡潔な内容にまとめないといけないのですが、まとまるか?これ(^^;
簡潔にしすぎて質問に具体性がなくなると、向こうの回答も結局ぼやっとしたものになるからなぁ(^^;

要望書の提出、署名活動もそうだし、公開質問状の作成なんかも初めてのこと。正しいやり方もよくわからず、皆でバタバタしながら進めています。
仕事も忙しいのに、本当ならこんなことやりたくないんですけど。でも、今の県教委の「説明になっていない説明」で自分たちの母校を不当に奪われる子どもたちのことを考えたら不憫でなりません。周りにいる大人として、なんとかしたいよねえ。

多くの方からの応援をいただいています。本当に感謝、感謝の毎日です。
11/23(祝)16時より、周東スポーツセンター・アリーナで、山口県教育庁高校教育課による「平成8年度の高森みどり中学校の募集停止」についての地域説明会が実施された。

地域の人や、教育関係の人、高森高校OBなど、色々な人が100人近く参加された。

まあ、2回目の「玖珂こどもの館」で行われた説明会となんら内容は変わらず、参加した方の中には「こんな説明会ならわざわざ時間作って来る意味なかった」と言いながら帰って行かれる方も・・・

何を聞いても、何を訴えても、「その件に関して、具体的な数字は持ち合わせていません」とか「そういうお話があるということを持ち帰り課内で共有します」しか返って来ないんだもんなあ。

結局、

  • 話の進め方に問題あるでしょ?素案出して、地域に説明して、もう来月には県議会に案として上げるって、学校や地域の意見を聞いてそれを案に反映させる気ゼロじゃん。
  • 具体的なシミュレーションや調査の数字も無く、「子供が減少するので高森みどり中を維持するのは無理(になると思われます)」と言われても納得できない。具体的な根拠を示しなさいよ!
  • 「・・・と思われる」というレベルの考えで、20年の歴史があり、独自の学習指導による高ランク校への進学実績もあり、定員割れしたこともなく、卒業生が誇りに思っている学校をこの世から消すなんて、本当に教育者として子供たちのことを考えているのか?調査も議論も足りんのだよ!
  • そもそも、素案の元になった計画案を出した委員会で県立中学校の廃校の話は一度も出ていないのに、急に素案にそれが出てきたのはあなたたちの独断専行でしょ?まずいんじゃないの?
  • 県議会議員への根回しは済んでるんか知らんけど、大事なのは議員の了承ではなく県民の意思やぞ?
  • 結局、自分たちが立案した「岩国高校付属中学校」を絶対成功させたい。そのためには生徒、教師の取り合いになりそうな不安材料を排除しておこうという担当職員個人レベルの勝手な大人の事情でしょ?

という疑念はなにひとつ解消されず・・・

説明会に参加された方々の質問や意見には、思わず拍手が起きるほど子供や地域のことを思う気持ちが溢れているのに、山口県側ときたら、自分たちの都合による募集停止案だということを悟られないように・・・と勘ぐられても仕方ないようなのらりくらりとした受け答えに終始。
こんなふわっとした、結局は大人の事情でしかないような理由で、母校を失うことになる子供たちが本当にかわいそうだ。

我々は、岩国市に岩国高校附属中学校と高森みどり中学校というふたつの中高一貫校が、ときにはライバルとして、ときには手を取り合って、多様な進路先のひとつとして(市立校、私立校と一緒に)存在することが、岩国地区、山口県東部の子供たちの幸せにつながると信じている。
福田岩国市長だって、県立中学校が二校になることはいいことだって言われてたでしょ?

ちなみに、この日のことが以下のメディアでニュースになっていることは確認しました。
他にもご存知の方がいらっしゃれば教えてくださいませ。

KRY(山口放送)
https://www.kry.co.jp/news/news102wey6x8plm0lirpbc.html
【山口】高校再編 岩国市周東町の説明会も紛糾・・・公開質問状提出へ

YAB(山口朝日放送)
https://www.yab.co.jp/news-list/202211241979
【山口】高校再編・高森みどり中 3回目の説明会

NHK 山口
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20221124/4060015443.html
県立高校再編 高森みどり中 生徒募集停止に反対の声 岩国

中国新聞(会員限定)※無料会員登録できます
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/241564
山口県教委の進め方に批判 高森みどり中募集停止で説明会 保護者ら署名活動も

TYS(テレビ山口)のニュースでも流れたんだけど、Webサイトには上がってないみたい。
この数日は感謝、感謝の日々である。

高森みどり中学校の存続を求める署名活動に、多くの友人、知人たちが協力してくれている。

高森みどり中学校の卒業生や在校生の保護者の皆さんや、高森高校時代の同級生や先輩たちだけではない。それに加えて、大人になって出会った飲み仲間やキャンプ仲間などからも協力を申し出ていただいて、この土日は用紙を持って飛び回っていた。

いや、間で日積キャンプ場で職場の人たちとグループキャンプしてたけど(笑)
そこでもしっかり署名をいただいたのでご容赦を(笑)

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遠くから「ツーリングついでだから」と云いながらバイクで我が家まで署名しにかけつけてくれた同級生や、署名してくれたあとに「ニュースに出てる姿がすげえ太ってたんで、晩酌はこれにしんさい」と糖質0%の発泡酒をくれた同級生(笑)。

「こっちの友達にも署名してもらうから用紙を郵送して」と言ってくれる友人や、「みんなにも用紙配りたいので、PDFでデータもらえる?」と言ってくださる地域の人など、皆さん、高森みどり中学校の問題をちゃんと考えていただき、本当にありがたい。

我々は自分たちの母校の附属中学校だからだとか、地域から学校がなくなるのは寂しいからと言う理由だけで反対しているわけではない。

県立高校に関しては何年間にも渡って協議会で将来計画を検討してきた結果として再編案が作られているのに、高森みどり中学校の話は、協議会ではまったく話がでないまま、素案になる時点で「県教委の思いだけで勝手に」ポっと計画に付け足されたもの。その理由をもっともらしく説明しているが、結局「新しく作った学校で定員割れしたり、先生を集めることができなかったらどうしよう。よし、すでにあるみどり中をつぶして、そっから生徒と先生を引っ張ってこよう」ということでしょ?って(-_-;

よくこんな素案を堂々と出してきたなと思うし、それをそのまま認めた県会議員の面々にも呆れる。

俺らが求めるのは、もう一度、高校と同じように時間をかけて、ちゃんと正当な協議の結果として中学校の再編計画を出してほしいということ。これ、真っ当な要望だと思うけど?

今日は、せっかくの休日なのに、旧市内からわざわざ我が家まで署名に来てくれるという友人を出迎える。ありがたい。そして、そんな県民の思いをちゃんと汲んでくれる山口県であってほしいと思っている。
山口県教育委員会が提示した「県立高校再編整備計画 前期実施計画(素案)」の中に、「岩国市内に新しい県立中学校を創立。それに合わせて県立高森みどり中学校の廃校」という案が盛り込まれたことにより、現在、玖西地区住民を中心とした「高森みどり中学校の存続を求める会」が結成され活動を行っています。
その中で、県に対して「あまりに説明が不十分。もう一度住民説明会を行うべき」との申し入れを行ってきましたが、この度、周東地区にて説明会が実施されることになりました。


ぜひ、学校がある玖西地区に在住の方、また、高森みどり中学校を卒業、あるいは在学している生徒の保護者の方には参加していただき、県からの説明に納得がいけるものなのか確認いただければと思っています。

県のWebページ内に以前は素案へのリンクがあったのですが、今は無くなっているようです。そこで、このエントリーで簡単に内容を説明します。

簡単に言うと、

    • 2026年に「山口県内の学力アップ」「県外の学校への生徒の流出を防ぐ」などの目的で、下関西高校と岩国高校に中高一貫の県立中学校を創立。
    • その時点で、二校ある県立中のうち、下関中等教育学校は残すが、高森みどり中学校は生徒の新規募集を停止。全生徒が卒業する 2年後に廃校とする。
    • 下関市は複数の県立中を存在させられる規模の市だが、岩国市の規模では無理だとの判断による。
    • なぜ高森に中学校を残さず、岩国に新設するかは、岩国高校のほうが高度な教育を行う素地がある。また、岩国高校の規模をこれ以上小さくしたくない(学習の多様性が失われる)。

というものです。

一部の方が誤解されていますが、存続を求める会の活動は「子供の減少で、みどり中が十分な教育を受けさせる規模ではなくなった、あるいは近い未来になくなるのがはっきりしており、みどり中の廃校は仕方のないこと。世の流れ。なのに、学校がなくなると寂しいとか、卒業生やその保護者が、感情的に『学校を残せ』と騒いでいる」・・・というものではありません。

「高森みどり中では結果が出なかったので、頭の良い岩国高校の下に中学校を作るってことでしょ?仕方ないじゃん。残せというのがわがまま」というのもまったく間違った理解です。

    • そもそも、高森みどり中学校は定員割れをしたことはないし、こんな話が出ているのに、今年も定員の1.5倍の児童・保護者が説明会に来られている。子供の減少云々の影響を現在受けていない。
    • 高森みどり中学校の受験生/入学生の約半数は防府、周南、下松、柳井など山口県東部全体から来られており、下関と岩国の市の規模を比較して、下関は2校で大丈夫、岩国市は1校でないと駄目という判断がおかしい。
    • また、生徒の三分の一に相当する玖西地区の児童数は、今後10年減らない(児童数の推移予測については、役場等で確認できます)。 ※残念ながら、旧岩国市の児童数は10年後に大きく減少します
    • 岩国高校に高い学習指導のノウハウがあることは認めるが、すでに高森みどり中学校には20年の歴史があり、高ランク大学等への進学実績も上げている。この実績については県教委も認めている。
    • 「同じような学校」を2校置く力は岩国市にはないと言うが、新設される岩国高校付属中学校と高森みどり中学校は異なる校風を持つ、まったく違う学校となるのは明白である。岩高付属中はより高い学力を目指し、またそれを目指さないのなら意味がない。高森みどり中学校も高い学力を目指すが、市立中への進学に色々な理由で抵抗のある子の受け皿として既に存在しているし、今後も存在していく。
    • 部活動についても、カヌーやホッケーは中学時代から高校生と一緒に練習を行い、高校進学後、国体やインターハイで結果を出している。これは練習場となる設備のある玖西地区に学校がある故の恩恵である。
    • 上記のような理由で、「みどり中より岩高付属へ」という選択もあるように、「みどり中がいい」という選択も残ると思われる。この選択肢を残さないというのは、県教委の言う「教育の多様化の推進」に反するのではないか?

というのが高森みどり中学校の存続を求めている理由です。

こちらとしては具体的な数字や現場の声をもとに県に対し存続を求めていますが、今現在、県から具体的な数字などを示した廃校理由の説明はありません。
「なるほど、これはおかしいな」と思われた方も、「いや、それはそっちの言い分でしょ?県が間違ったことを言うはずはないと思うけど」と思われた方も、ぜひこの機会に、県からの説明を聞いてみていただければと思います。
この週末は、九州大学伊都キャンパスで開催された九大祭に行ってきた。

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嫁さんは入学式とか学祭に参加したことがあるが、俺は息子の引っ越しのときに一回、出来てから間のない伊都キャンパスを外から見たことがあるだけだった。

一度くらいは中を見てみたいと思っていたが、息子が入学した翌年からコロナ禍発生。大学の色々な行事が中止になったり入場制限を受けたりして、すっかりその機会は失われてしまった。

そのまま息子も卒業・・・の予定だったが、息子が院に進んだため、2年ばかりの猶予が出来た。
そして、この日曜日にやっと九大祭に行くことが出来たのである。

で、学生たちの屋台にて「広島風お好み焼き」を購入。全部乗せ、400円也。

広島では「お好み焼き」は「お好み焼」と書くとか、「広島のお好み焼こそお好み焼なので、『広島風』などと断る必要はない!」など広島県人としてのツッコミどころはあるが、学祭を楽しんでいる大学生にそんな指摘は無粋であろう。そもそも俺、広島県人じゃないし(笑)

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お好み焼は、皮がちょっとしたホットケーキ並に厚いし、「お好み焼」というより「箸巻き」じゃないか?と広島県人ならツッコむだろうが、女子大生が作ってくれた食べ物に対してそれは失礼というもの。いや、そもそも俺、広島県人じゃないし(笑)

最後に男子学生がこれでもかと言わんばかりにお好みソースとマヨネーズをかけてくれたのが嬉しかった。俺、鬼のように追いソースする人なので(笑)

というわけで、すっかり女子大生の作ってくれた「広島風お好み焼き」で腹を膨らませた俺は、その後参加した椎木講堂での「瀬戸麻沙美トークショー」の初っ端でいびきをかいて寝落ちしかけ、嫁さんの空手チョップでなんとか現世に呼び戻されたのであった。

※瀬戸麻沙美さんは、「呪術廻戦」の釘崎野薔薇役の人気声優です。トークショー、面白かったけど「広島風お好み焼き」の満腹感による眠気が勝ちました(笑)

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