この日曜日は祖生地区大運動会が開催された。
俺も繰出し係(競技に出てもらう人を集める係)だったので息子達の競技も満足に見れないくらいバタバタと走り回っていたのだが、午後からの競技はほぼ最初から出場者が決まっているので、百足競争のメンバーだけなんとか集めた後は観覧席に戻ってホッと一息ついていたのだ。
そんなときに、先輩のTさん、Yさんに「仮装を手伝ってくれんかいねえ」と声をかけられたのである。
どういう競技なのか正確には未だに把握していないのだが(^^;、色々な団体が仮装するスピードを競い、最後にグランドをぐるっと一周するという競技(?)があるのだ。
そのメンバーが足りないので出てくれという話だった。
青年会OBチームである。
今年は俺も繰出し係だったので、出場者を集める苦労はわかっている。なので、一応「身体の露出とか無いんですよね?」と女優のようなことを確認し(笑)、「いいっすよ」と回答したのである。
失敗だった・・・(^^;
渡された衣装に着替えたが、いったいこれは何なのやら?
ウサビッチの仮装らしいのだが、俺はウサビッチを知らないので「どういう態度やポーズを取ればウサビッチっぽく」なるかもわからず、ただただ、頭をぽりぽり掻きつつグランドを一周したのであった。
つーか、悲劇はこの後起こったのだ。
この日の祖生グランドは井戸の調子が悪く水道が使えなかったので、俺はしばらくこの「顔に水性マジックで色々書かれた状態」でうろうろしていたのだが、それを見た愛娘が、顔を強ばらせ、絶対に俺と目を合わせないようにしながら叔母(俺の妹)にしがみついて離れなくなってしまったのだ。
俺が「こっちへおいで」と手をさしのべても、「怖い、怖い」と。
ああ・・・
娘に怖がられる仮装なんか、二度とするものか!
・・・とか言うわりに、嫁が撮ってくれた俺の写真の笑顔が妙に楽しそうなので、とんだ誤解を受けそうでいやなのである(^^;