お店: 2013年1月アーカイブ

昨年12月からずっと忙しくて、あんまりちゃんとブログも書けなかったので、昨年末の話を今頃書くんだけど(^^;、昨年末に欽明路のパーキングに出来た「麺処 欽明路」に昼飯を食いに行ってみたので、その話。
確か、26日。粉雪が舞い降りる寒い日だった。

「麺処 欽明路」は、「蕎麦」の店である。

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どうも、この店は、岩国商工振興プラザが運営する岩国地域活性化施設のようだ。入口にそう書いてあった。
つまり、地元の人を雇ったりして、地域を活性化しましょうってプロジェクトの一環?
何か、よく分かんないんだけど、ガラス越しに中を窺うと、如何にも「地元のおばさんをパートで雇いました」って感じの人達が厨房の中にいる。ここで、俺の「帰りたい」メーターはほぼ振り切ってしまった(^^;

このブログでも散々書いているが、「田舎のおばさん」にまともな麺料理は作れないというのが俺の持論。
作れるのは、せいぜいうどんくらい。うどんは茹で時間に寛容な麺だからね。
田舎のおばさんに「ベストな茹で時間を厳密に守らないといけない」ラーメンや蕎麦は絶対無理・・・というのが、今までの経験から俺が学んだ一つの結論である。
何せ、キッチンタイマーを使って茹で時間を計ってるのに、煮えた麺が出来上がるのが「田舎のおばさん」なのである。実際、俺は異なる二つのチェーン店でこれをやられた(^^;

帰りたい・・・(^^;

しかし、その「帰りたい」という思いを「空腹」が上回ったのである(^^;
俺は絶望感に苛まれながら店に入り、食券機で「ざるそば」500円也を選んだのであった。

店内に貼ってある紙に書いてあるのを読むと、「石臼で挽いた信州産の蕎麦」を使って毎日自家製麺しているそうである。

ああ・・・そんな麺が、田舎のおばちゃんによってグダグダにされるところを見ないといかんのか・・・と更に俺が絶望を感じていると、茹で上がったざるそばが運ばれて来た。

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麺を見る限り、黒い殻の粒が混ざった田舎蕎麦ではなく、丁寧に製粉されたちゃんとした蕎麦のようである。
俺は江戸っ子のように粋な食い方は出来ないので(^^;、もう、つゆにジャブジャブつけて麺をすする。

「あれ?あれあれあれ???」

何か、すごくちゃんとした蕎麦なのである(^^;

いや、俺は蕎麦は全然詳しくないのでアレなんですが、ちょうど良い茹で具合で、麺もピシっと締まってるし、仄かに蕎麦の良い香りもちゃんとしてるし、つゆもまあ美味い部類だと思うし、素人の俺が食べるには十分なレベルの蕎麦であった。
ほんと、蕎麦に詳しい人から見たら、実はまだ全然駄目なんかもしれんけど、俺的には「全然イケてるやん」と褒めてあげたいレベルであった。

いやいや、もちろん、俺のような「そんなに蕎麦経験の無い人間」でも、もっと美味い蕎麦があるのは知ってるよ。
でも、田舎道のパーキングの中の店で、このレベルのものが出せるんなら十分じゃろう。

ただ、今はパートのおばちゃんたちも店が出来たばかりで、緊張感をもってレシピどおりに作ってるんだと思うんだけど、時が経つにつれ、だんだん「自分の家の調理の仕方」を店に持ちこんできて商品の質を下げてしまうのが「田舎のおばさん」なのである。
そこだけ気をつけて今後も頑張ってほしいな。
二軒目は「大阪屋」に行きたかったんだけど、チラっと覗くと一杯だったので、そのままフラフラと「岩国一」へ。
昔はよく行ってたけど、実に久しぶり。

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N◎君が東京に住んでた頃は、帰省の度に一緒に「岩国一」か「花の坊」へ行ってたんだけど、俺が岩国一のオヤジの蘊蓄を鬱陶しがり、N◎君が花の坊のオヤジの蘊蓄を鬱陶しがるんで(笑)、結局最近はこの二店にはなかなか行かなくなっていた。

岩国一って、多分、岩国でも有数の焼酎品揃えの良い店だと思うけど、店のオヤジやオバさんが飲み方にうるさいんだよね(^^;
客の好きにさせろって言うの、ホント。
特に、東京でずっと酒関係の本の編集に携わっていたN◎は酒の飲み方もフリーダムだからな(笑)
よく、焼酎の香りを楽しむためにお湯割りにするけど、実はそれ以上にソーダ水で1:1とかで割ると香りがよく分かるんだよね。だから、俺にある焼酎の説明してくれるためにN◎が岩国一のオヤジに「これ、ちょっとソーダで割ってもらえますか」と頼んだら、「うちはそういう飲ませ方は出来ない」とか言われちゃって(^^;
思えばそれ以来、行ってなかったなあ・・・

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まあ、何だかんだ毎回N◎君の飲み方で店とバトルがあるんだけど、昨夜も「寒いんで、この雁木を熱燗にして」って頼んだら、オバさんが「え?」と露骨に嫌な顔をして(^^;
以前、別の酒でも熱燗にしてもらおうとしたら「あのね、良いお酒は冷やで飲まないと駄目よ」と、このオバさんに注意されたことあったな、N◎(笑)

だって、精米歩合 60%で、良い米の香りのする酒だよ、雁木純米無濾過って。
熱燗にしても全然問題ないじゃん。しっかり米の香りのする酒は、熱燗にしても美味いよ。冷やで飲むのとかわりゃしないっつうの。つーか、米の香りはそっちの方が楽しめるかもな。
嫌そうにオーダー通してたけど、その後、明らかにレンジでチンしたやろって速さで、舌を火傷しそうなくらい燗の付きすぎた雁木登場。
「バトルや・・・N◎ vs 岩国一のバトルや・・・」と俺は大爆笑だったけどね。

俺は、「山ねこ」のお湯割りを頼んだんだけど、現在品切れ中ということで、味の似ている「ひとり歩き」が美味しいからと言われてそれをチョイス。
実際、これはなかなか美味かった。岩国一の焼酎に関する目利きというか、焼酎に関するオヤジの知識はやっぱ相当高い。岩国一かもね(笑)

まあ、何だかんだ言っても、いつも美味い焼酎を飲ませてもらえるので、来ちゃうんだよなあ・・・(^^;

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ところで、料理の方は相変わらず今ひとつだなあ(^^;
ホワイトボードに書かれてた、本日のお奨めの「馬刺し霜降り」「鰹のたたき」「しめ鯖」や、「まぐろ串」なんかはそこそこ美味かったんだけど、冷蔵庫に並んでた酢の物やホタルイカの酢漬けはけっこう駄目駄目だった。
特に酢の物のレンコンや人参。下ごしらえせず切ったまま酢に漬け込んだやろう(^^;
えぐくて食えたもんじゃないわ。

結局、この日は「年明けの初営業なので」と早めに店を閉めることは聞いていたんだけど、ラストオーダーと聞いていた夜 9時過ぎには、凄い勢いでオバさんがテーブルを片付け始め、俺がまだ2杯目の万年星ロックを飲んでるのに、俺のグラス以外は全て撤去・・・
N◎君と顔を見合わせ苦笑いであった(^^;

まあ、こんな具合に、店を出た直後は「もう、二度とここに来ることもないだろう」と思うんだけど、美味い焼酎が飲みたくなると、ついつい足を向けてしまうのである。
もう少し、俺たちも意思を強くもたないとな(笑)
「白木屋」や「笑笑」を経営しているモンテローザのビアホール風の居酒屋「モンテビア」が広島駅前に出来て随分たつ。
店の売りがビールとソーセージだったので、絶対に行きたい・・・と思いつつ、広島駅を利用する機会が減ったので行けずにいた。

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そのうちに、岩国店が出来たが、これまた今年は仕事がバタバタしていて岩国で飲む機会があまりないもんで、その少ない機会にチェーン店の居酒屋というのもなあ・・・と思ってなかなか足が向かなかった。

・・・が、ついに昨夜、友人のN◎君と訪問することが出来たのである。
N◎君が「ニューセントラルのWebページそのものがなくなってたけど、今、どうなっとるん?」と、ニューセントラル跡地(いや、まだ跡地じゃないけど(^^;)をチェックしに行ったのでそのまま隣のモンテビアへ。
「この、今シーズン一番の冷え込みと言われている今夜こそビールを!」と漢(おとこ)をみせて(笑)

しかも、最初に頼んだの、泡が凍ってる「KIRIN 一番搾り フローズン<生>」だぜ!!
ワイルドだろうぉ~?(すみません。もうブームが去ってるのはわかっていますが、ちょうど昨夜モンテビアで「思ったよりスギちゃんが長く保ってびっくりした」という話をしたもんで(^^;)

なおかつ、最初に出て来た料理が「合鴨ローストの冷製」だったんで、そりゃあもう、身体冷え冷えよ。

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その後は、生き残るための本能か(^^;、チョリソー、骨付きソーセージ、スパイシーポテト、海老フリッター、ピッツァマルゲリータ etc... と、油っこいものを連続注文。

いやあ、食べ物はどれも美味かったよ。
合鴨ローストのソースはちょっと甘かったし、海老フリッターは衣の味付けが物足りない感じは少ししたけど、全体的に俺容認レベル以上であった。特にソーセージ関係は美味ぇ!

ただ・・・寒い・・・(^^;
結局、酒はビールを 2杯飲んだだけ(^^;
でも、途中からの怒濤の食べ物注文で、一人 4,000円弱のお会計となってしまった(^^;

まあ、ホント、夕べは食わないと死んでたからな(笑)
しかたないわ。
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先々月は何度か仕事で音戸大橋を渡ったので、一度だけだが、橋の途中のPAにある「グリル音戸大橋」で食事をとった。正統派デブとして「グリル」の文字に惹かれたのである。

入口のレジ&土産物コーナーのあたりに立っていた女子店員の無愛想さと(無愛想というより「あ、客が来た。びっくり」という表情にも見えたが(^^;)、昼飯時なのに客が俺一人・・・という事実に若干の「後悔」を感じつつ席につき、メニューを手にしばし悩む。

基本的に観光客目当ての商売だから仕方ないのだろうが、労働者向けの700円前後のランチみたいなのが全然無い。ランチは全て 1,000円である。ハンバーグランチ、ポークカツランチ、カキフライランチ、全て 1,000円である。エビフライランチなんか 1,200円だ。

む~ん(^^; 客が俺しかいないような「多分、美味しくない」店で 1,000円のランチを選ぶなんて危険過ぎる・・・と思うのだが、その値段のランチしかないんで仕方無い。
俺は、ドブに金を捨てる思いで「音戸大橋ランチ(海老イカ白身フライランチ)」1,000円也を注文したのであった。

まあ、結論から言おう。
内容的には、「まあ、この内容なら、広島市内の店で食べりゃ 1,000円は取るじゃろう」という感じで、決して「ぼったくりの観光地価格」というわけではなかった。ただ、この内容で 7~800円で出してる店も決して珍しくはないだろうと思う。そういう意味では「ぼったくりとまではいかないが、観光地価格ではある」って感じか(^^;

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フライは(観光地のいい加減な食堂でやってるような)レンジでチンではなく、ちゃんと油で揚げていたし、白身フライにかかったタルタルソースも自家製で美味かった。
あと、食後のホットコーヒーも美味かった。

店内はきちんと清掃されていたし、窓からの眺めもいいので、例えば嫁さんと二人でドライブしている最中に寄って二人でランチを食べる・・・という感じなら全然アリな店だと思った。

・・・が、仕事の途中で寄ることはもう無いだろう。
別に仕事の移動の途中に寄った店で「景色を楽しむ」つもりはないし、やっぱ 1,000円というのは仕事中の食事代としては高いからな(^^;

そうそう。無愛想だったネエちゃんも、金を払う時にはちょっとだけ笑ってくれた(笑)

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