お店: 2012年10月アーカイブ

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ちょっと前に、「せっかく行ったのに記憶に残って無い店というのは悲しい」というブログ記事を書いた。
せっかく飲みに行ったのに、店に入った時に既に酩酊していて、何を飲んだのか、何を食ったのかまったく記憶になくて悲しかった・・・という話だ。

実は、この「記憶に残ってない店」に行く前に飲んでいたのが、立町にある「酒と肴 圓屋(つぶらや)」である。

一緒に飲みに出たN◎君が、「あなごが美味いらしいんで行こう、行こう。クーポンあるし」ということで、この日、2軒めに訪れたのが圓屋だった。
この時点ではたいして酔ってなかったので、この店のことはちゃんと記憶にあるぞ。
この店でたんまり日本酒を飲んだのが後々効いて(^^;、最後の店で記憶を失ったのだ(^^;

圓屋を訪ねたのは 7月のことだった。
せっかくなので、メモ代わりにブログ記事を書いておこう。

あなごの白焼きをはじめ(あなごはやっぱり白焼きが一番だよな!?)、さすがに店名の最初に「酒と肴」と置いてるだけあって、食い物はどれも美味かった。

で、やっぱこういう美味い肴に合うのは辛口の日本酒だよね。

最初は、「富久長 辛口夏吟醸 プラスX」とか「天寶一」とか、広島の酒をやってたんだけど、そのうち「やっぱ、東北の復興を祈って、東北の酒を飲もう!」ということになって、「おねえさ~ん、東北の酒あるぅ~?」と色々持って来てもらった。
この時対応してくれたお姉さまと若い娘さん、酔っぱらいのねばっこい質問に真摯に応えていただいてありがとうございました(^^;
いや、俺、全然酒に詳しくないんで、色々質問したのよ。まあ、全部忘れたけど(^^;

飲んだのは、宮城県石巻市の「日高見」や福島県の「飛露喜」。
美味かった・・・という記憶はある(^^;

いやあ、まあ、料理も酒も美味かった記憶はあるんだけど、細かいところ忘れちゃったから、また、誰か一緒に行きましょう。

あ、その前に、何か大きな仕事を受注しないと金がねえや(^^;

そうそう。けっこう飲み食いした気がするけど、勘定の方は一人 3,200円くらいだった。そんなに安い店でもないと思うけど、その割に安くあがって驚いたわ。
まあ、多分、後々やたら酩酊していたことを考えると、そんなに肴を食ってなかったんだろうなあ(^^;

あ、そっか、クーポン使ったんだ。あれも効いたのかなあ・・・

八丁堀の一角に、ぽつんと残った小汚い雑居ビル。
中に入ると、まるで細い路地のようにのびる通路の両側に、レトロ・・・というと聞こえがいいが、まあ、少々時代を経た、ちょっとぼろっちい飲み屋が並んでいる。

一緒に行った東京在住の友人・ヒゲが「まるで『○○横丁』みたいな感じだね」と言ったが、うん、まあ、そんな感じ。異常に小規模だけど(笑)

そこに「お食事処 はまもと」はある。
つーか、このフロアの店って、全部「はまもと」関係の店ばっか?「はまもと横丁」だ(笑)

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長いカウンターの上に、大鉢、大皿に入った料理が並んでいる。
まずは瓶ビールを頼み、並んだ料理の中から小海老の唐揚げ、烏賊の煮物、それと何か巻き貝を軽く茹でたヤツをもらったんだけど、貝の名前は忘れちゃった。この時点で既に酔っぱらってたんでね(笑)

で、コロンボで飲んでた時から「牡蠣、牡蠣」と騒いでいたヒゲは、牡蠣の天ぷらを注文。コロンボではまだ季節じゃないのでと断られた牡蠣にやっとご対面だったのである。

まあ、味の方は、まだ季節じゃないので(去年の冷凍物だし)、こんなもんか・・・って感じだったけど(^^;

でも、巻き貝は美味かったわ。
内臓はサザエより苦味が少なくて食べやすかった。さっぱりした吟醸酒かしっかりした味の焼酎なんかと合うだろうなあ・・・
まあ、この日は既にコロンボで飲んで酔っぱらってたので、瓶ビールを 3~4本空けたところでお暇した。俺の電車の時間の関係もあったしな。

ここの大将と板さん、それに給仕のおばさんは、でしゃばらず、礼儀正しく、こっちが話しかければポンと応えてくれるし、こっちが黙れば黙ってくれるので、本当に居心地が良い。
コロンボのような店ではハイテンションな店員が良いが、こういう店で大将や女将さんが異常にハイテンションな店って、俺はあんま好きじゃないのよ(^^;
だから、「はまもと」は良い。

今度はゆっくり飲むとしよう。
先週木曜日は、東京から帰ってきた友人と久しぶりに広島で一杯。

二人で飲むのは、多分 20年ぶりくらい。

昔、俺が東京出張に行った時、下北沢だか、吉祥寺だか、まあ、あの辺りに住んでた彼の部屋に図々しく 3~4泊して以来だ。最後には、「え?まだ泊まんの?」とか言われつつ、会社から出る宿泊費を元手に毎晩飲んでたなあ(^^;

あの時、この友人「ヒゲ」は黒澤組に所属してて「まあだだよ」の撮影現場に毎朝通ってた。そう、このヒゲこそ、「おっぱいバレー」のカメラマンを務めた西村博光君である。
綾瀬はるかと同じ現場で働けたなんて羨まし過ぎるぜ!!

そんな彼と、最初は土橋の「屋台酒場 笑喜知」に行ってみたのだが、残念ながらこの日は定休日。そのまま引き返し、結局堺町の「酒場 COLUMBO(コロンボ)」に入ったのであった。

コロンボは、ちょっと洒落ていて、そしてちょっと変わった料理が楽しめる店だ。
内装も、欧米の港町にある飲み屋を俺はいつも連想しちゃうんだけど、まあ、そんな感じでなかなか洒落ている。
で、スタッフの兄ちゃんたちが皆良い感じのノリで、俺は大好きな店なのである。

いつも満席のコロンボだが、この日は俺らが店を出るまで、常にテーブル席が1~2卓は空いていたし、カウンターも三分の二ほどが埋まっているだけだった。
木曜日は狙い目なのかなあ・・・

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ま、そんなわけで、満員の時のように気を遣うことなく、この日はのんびりとコロンボで酒を楽しむことが出来た。

コンビーフの上にマヨネーズで和えた野菜の載った「コマネチ」というふざけた名前の料理を皮切りに、美味い料理と酒を楽しみつつ、気分は一気に高校生の頃に戻って、思い出話や映画の話など、いつまでも話は尽きなかった(笑)

実に楽しく飲むことが出来て、コロンボ、ありがとう!って感じだったのだが、最後の最後に注文した「あさりのクリームスープ蒸し」(だったかな?)がいただけなかった。
なんと、殻がことごとくバリバリに割れているのである。
なんだ?これ???(呆然としてたので写真は無し(笑))

安い居酒屋の 280円のアサリの酒蒸しなら許すけど、コロンボでこんなの出すかぁ!???と意外だった。
いや、この日は気分が良かったので、「なんだ、これ?殻で口切りそうやなあ」とか言いつつも(店に文句言うことなく)最後まで食ったけど、あれはコロンボで出すレベルの品ではなかったな。どうしたんだろう。

何せ、この日も、(ビールとかハイボールとか安い酒ばかり飲んでいたんだけど)一人 4千円以上の勘定を払っているのだ。普通の居酒屋と比べれば決して安くない額である。
そういう店で、あのアサリはなあ・・・(^^;

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いや、ほんとに、コロンボは大好きな店なだけにちょっと残念だったなあ・・・と。

ま、そんな風に、最後の最後にちょっとだけテンション下げながら、「広島なんだから牡蠣食わせろ」というヒゲの我が儘をかなえるために、俺たちはコロンボを後にしたのでありました。

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