酒とか食べ物とか: 2009年8月アーカイブ

京橋の「たこ坊主」。

かつての俺のナンバーワン・フェイバリット・ラーメン屋であった「ひよこ」のとなりのラーメン屋です。いや、一応、「中華そば」という言い方にこだわりがあるようなので「中華そば屋」と呼んでおこうか。

以前から、「ひよこの横で長いこと商売が出来るということは、ここのラーメンも随分美味いに違いない」と気になってたんだけど、そんなに京橋に行く機会があるわけではないので、京橋まで行って「ひよこ」を我慢してわざわざ隣に・・・という気にもなれなかったのだ。

・・・が、先週の木曜日。
初めてのお客さんとの緊張する打合せを終え、気のゆるんでしまった俺は、「ひよこ」のラーメンを食いに京橋を訪れたというのに、ついつい、隣の「たこ坊主」に入ってしまったのだ。
しかも、まだ暖簾が出てなかったのに、「いいっすか？」と大将に声をかけ半ば強引に。（笑）

結論から言おう。

失敗だった。(^^;

なんちゅうんでしょう・・・あれですよ。よくスーパーに売っている具や麺やスープがプラスチック容器にまとめて入ってる、そうそう、あのサランラップを貼られた、あれですよ。あの自分ちで作って食べる「広島ラーメン」の味ですよ。
なので、もちろん食えないほど不味いわけじゃないけど（俺は嫌いなんだけどね、あの業者スープの味。獣臭がして）、家で食う味となんらかわらない。
あ、でも、中華鍋でもどしているからか、シナチクは変な味がした。(^^;（シナチクを食って「不味っ」っと思ったのは初めてだ（笑））

なのに、一杯 650円！！

これは納得いかんなあ。(^^;
いやね、このラーメンが 500円なら「うん、ま、こんなもんじゃろ」と納得出来るかもしれんけど、650円じゃけえねえ。ない、ない。それはあり得ん。これで 650円はあり得ん。(^^;

何度も言うようやけど、ホンマにスーパーで売ってる広島ラーメンそのものよ。(^^;
スープの取り方が変わってますとか、ちょっと具にこだわりがあるんですわとか、何か「特徴」があっての 650円なら納得だけど、シンプルな広島醤油豚骨のラーメンが 650円なのはなぁ。特別美味いわけでもないのに。

大将のこだわりなのか、この店のメニューは「中華そば 650円」「叉焼麺 800円」の二つだけ。
相当美味い店だと思っちゃうじゃん。それでこの味？なんか、メニューを絞ってることが滑稽だよなあ。

う～ん・・・この味で、家賃の高そうな京橋で長いこと商売を続けられているのが謎なお店であった。

＜追記＞
「叉焼麺」だと記憶して帰ったんですが、どうもこの 800円のは「特製中華そば」じゃないかという噂が。こちらは、麺が手打ちの平麺で、スープも別物らしいです。
そっか！こっちがこの店の「売り」だったのね。
つーことで、もう一度、今度はこの特製中華そばを食いに行ってみます！

どうにもあの魚介ラーメンが食べたくなったので、木曜日の昼飯は一丁亭へ。
今回は、「あっさり魚介醤油豚骨」680円也を。前回同様ランチタイムなので、麺は大盛りで。（値段変わんないんで:-P）

で、最近「どさん子」の炒飯の味に衝撃（もちろん、悪い意味で（笑））を受けたので、一丁亭の炒飯の実力も知りたくて、ついつい「小盛炒飯」200円也も追加。
いやぁ、麺大盛りだけでも十分腹は満たされるのに、その上炒飯というのはなかなかきつかったですわ。（笑）

が、やっぱり美味いわ。うん。ラーメンも炒飯もどっちも美味い。
炒飯は、俺ランキングでは3～5位あたりにつける評価。具に入ってる刻みチャーシューと一緒に食べるとグー。チャーシューが無いところでは若干物足りなさもあっての 3～5位だが、いや、もう、十分美味い。

ラーメンは、「あっさり」とついてるけど全然あっさりじゃないよ。（笑）
前回食べた「こってり魚介醤油豚骨ラーメン」と比べると「あっさり」だけど、普通に考えたら十分「こってり」なスープだ。
「こってりラーメン」と違い、魚粉は最初から混ぜ込んであるが、ちゃんと強い魚の風味がする。これまた十分だ。

チャーシューが、前回食べた時より、ちょっとぱさついてる感じがした。
ラーメンによってチャーシューを変えてるんかな？う～ん、そんな感じは無いので、単純に日によって出来／不出来のブレが大きいのか？？？

いや、しかし、ほんまにここのラーメンは好きだわ。
次回は、魚介以外のラーメンを試してみたいのお。

ところで、この店はチェーン店じゃないんかいのお？チェーン店っぽい店なのに、その手の情報が全然無い。
オリジナル店舗なんかなあ。だとしたら、店主に興味があるが・・・

う～ん、謎。

いや、何か、この間から「どさん子」が気になってたのよ。

俺らが子どもの頃って、ラーメンのチェーン店つったら「どさん子」だったじゃん。他に、大きなラーメンチェーンってなかったもんな。最近は色々あるけど。
でも、ほら、豚骨系のスープが全国に広まっていく中で、完全に「どさん子」って負け組になったじゃん。「太麺」「味噌ラーメン」ってのが流行らなくなったからねえ。
かつては「醤油」「塩」「味噌」が三大ラーメンスープだったけど、「塩」と「味噌」は脱落し、「醤油」「豚骨」の二大スープに、最近、「塩」が復権しつつある・・・みたいな感じで、完全に味噌ラーメンって忘れられてるしね。（北海道方面ではどうなのか知りませんが）

また、「どさん子」って、急激に店を増やしすぎたのか、小汚い上に客層も悪い（近所のアル中のおっさんたちのたまり場的な）店が多いイメージがある。
なので、もう20年以上「どさん子」に入ったことはなかったのだが、柳井に行く途中でいつも伊陸の「どさん子」を見て気になってたんだよねえ。

そしたら先週、西長野の「どさん子」がえらく「今風のラーメン屋」っぽい外観に変わっているのを発見したのだ！あの古くさい赤を基調とした店舗ではなく、黒い壁に派手な看板の今風のラーメン屋に！

・・・と、前置きが長かったのだが、今週の日曜日、西長野の「どさん子」に行ってみたのである。（しかし、周東町西長野にあるのに「玖珂店」とは・・・(^^;）

頼んだのは、塩ラーメンのＢセット（炒飯付き）。
この塩ラーメンが意外にいける。太麺は好きじゃないんだけど、麺の太さとスープがよくバランスが取れててうめぇ。
・・・つ～か、これって「サッポロ一番　塩ラーメン」の味じゃん。（笑）
ま、でも、野菜たっぷりの「サッポロ一番」が 490円（単品）で食えるんだから別にええじゃろう。（笑）
いや、ほんとに、「また、絶対食べたい！」という味じゃないけど、「また食べに来てもいいな」と思わせる、十分に及第点な味ですぞ。意外。「どさん子」ちょっと見直した。

ところで、駄目なのが炒飯。（200円追加で小炒飯が付いてくるのだ）
一番炒飯が不味いラーメン屋は、広島市京橋の「ひよこ」だと思うが、二番は「どさん子　玖珂店」だ。いや、チェーン店なので、二番目は「どさん子　全店」と言ってもいいかな。
「ひよこ」の炒飯同様、「金を取ってはいけないレベル」の味だと思う。

もう、二度と「どさん子」で炒飯は食べんぞ！（笑）