酒とか食べ物とか: 2022年11月アーカイブ

この土曜日は、翌日のリレーマラソン大会でタイム計測を行うための前準備で府中市へ。あ、広島県のね。

午前から行っていた別件作業が長引いたので、予定していたより1時間ほど出発が遅れた。
現地ではお客さんと打ち合わせも予定していたので急がないといけないのだが、前述のように作業が長引いたため昼飯も食っていない。

わかるよね?肥満熟年男子に「昼飯を抜く」という選択肢がないことが(笑)

というわけで、20年前のサラリーマン時代には福山方面にお客さんもいたのでよく利用していた「小谷SA(下り)」で昼飯を食べていくことにした。

別のエントリーにも書いたが、ちょっと今、SA/PAのフードコートのラーメンに食指が動かない状態。ラーメンでなければ次の選択肢は「丼」だよね。デブとして(笑)
なので、この日選んだのは・・・

「亜麻仁の恵みの牛 焼肉丼」1,200円也。

20221126_yakinikudon1.jpgこの手の丼ものは「ご当地もの」が多いので、広島県に「亜麻仁の恵みの牛」というブランド牛でもいるのかと思っていたのだが、あとで調べてみると、これ、ニチレイフレッシュ(ニチレイの関連会社)の商品なのね。
スーパーフードと呼ばれる「亜麻仁(亜麻の種子)」を食べさせ育てた牛の肉のようだ。

この「亜麻仁の恵みの牛」の肉を香ばしく焼き、焼肉のタレで味付けをしてご飯の上にのっけたものだが、いやあ、このタレがなかなか旨いし、肉も本当に香ばしく焼けていて旨い!!
俺の大好物だった「東京チカラめし」の「焼き牛丼」を思い出させてくれる。

雑に肉を乗せただけではなく、白髪ねぎや、素焼きにしたカボチャと舞茸が乗ってて見た目にも楽しい。これは美味いなあ。

ただ、タレが少し少なめかなあ。これは意外に知られてないことかもしれないのでここに書いておくとけど、「基本的にデブは濃い味が好き」なんだよ。覚えておいて!!
先々週日曜日の朝飯。
大山からの帰りに松江道のPAとかに寄ったんだけど、朝からやってる食堂がなくて、結局「俺達の安佐SA(下り)フードコート」にてSAメシ。

注文したのは「尾道チャーシューメン Aセット」であった。

朝からラーメン?と驚かれた方もいらっしゃるかもしれないが、時間はすでに 10時半近く。
遅い朝食とも早い昼食とも言えるラーメンである。そんなに驚くようなことではない。
まあ、そもそも、我々肥満族は朝6時すぎのラーメンも全然有りだしな(笑)

俺は、外界の尾道ラーメン専門店のラーメンより、SAやPAのフードコートで出てくる尾道ラーメンの方が好きだ。
理由は、もうこのブログでも何度も書いているが、尾道ラーメンの「濃い醤油(しかも魚醤)を温めたときのもあっとしたあの匂いが駄目」なのだ。

20221113_asa1.jpg
その点、SA/PAの尾道ラーメンは外界のものと違って癖がないし、醤油臭さも抑え気味。「さっぱりした醤油ラーメン」と言ってもいいくらい。

しかし、チャーシューメンにするこたぁなかったな・・・と反省。
ここのチャーシュー、豚バラ肉のチャーシューで、しかも割りと厚切り。

俺、こういうチャーシュー、嫌いなのよ。
ラーメンに入れるチャーシューを厚切りって、どうなんかね?肉好きの野人は喜びそうだけど、やっぱ薄くスライスされたチャーシューの方が、麺やスープと一緒に口に入れ、口腔内でのマリアージュを楽しむには適している・・・と思う。

ほんま、苦手やわぁ~。厚切りの豚バラ肉チャーシュー。

そんな苦手なチャーシューが、食べても食べても出てくる。そりゃ、チャーシューメンだからな(^^;;;

完食はしたんだけど、なんか、しばらくSA/PAのラーメンは食べたくない気分(^^;;;

あ、チャーシューの話ばかりしてて忘れてた。
ここのチャーハン、味が薄すぎて、今のところ俺の「SA/PA不味いチャーハン選手権」で暫定トップです(笑)

初めて博多で呑んだ夜。

20221105_shizakura1.jpg
せっかくなので九州北部の日本酒が飲みたいなあと思って天神の街を歩き回ったのだが、なかなか良い店がない。
もう、焼酎ひっかけて帰るか・・・と思っていたとき、親不幸通りを少し入ったところで、やっと良さげな店を見つけた。

店の前に沢山の日本酒の空壜が並べられ、「おすすめ日本酒」という黒板が立っている。そこに書かれている日本酒だけで 18種。これは良い日本酒に出会えそうな店だ。

「紫さくら」

古民家(あとで聞いたところ、築100年以上経っているそうだ)を改装した佇まいも良い。それでいて、「SHIZAKURA」とローマ字で書かれた看板が堅苦しさを和らげている。これなら一人で入っても大丈夫そうだ(笑)

入ったとたんに「うちは一見さんはお断りしとるんどすえ、どすえ、そうどすえ」とか言われたらいやだからな。いや、ここは京都じゃないけど。

この佇まいから予測できないのだが、店主はヒップホップ系ファッションに身を包んだお兄ちゃんである(笑)
完全に「美味い日本酒を飲ませる小料理屋」な雰囲気ゼロである。「ここに来たらガンジャがあるって聞いたんだけど」って声をかけたら、じっと俺を値踏みするように見つめたあと、「奥へどうぞ」って隠し部屋に連れて行ってくれるような、そんな感じ(笑)

店員のお兄ちゃんもやっぱりヒップホップ系だ。でも、二人ともフレンドリーかつ丁寧な口調で接してくれて居心地が良い。

よくこのブログでも言ってるんだけど、俺、馴れ馴れしくタメ口で話しかけてくる田舎のドライブインのおばさんみたいなのが本当に嫌いなのよ。それはちゃんとした接客が出来てないだけで、フレンドリーとはちゃうぞ!といつも思う。

そして、こんなお兄ちゃん(偏見!!すんません(^^;)なのに、出てくる料理のなんと繊細なこと!

見た目もきれいだし、へんな雑味も入り込まず純粋な素材の味がそのまま生かされている。

そうした料理を楽しみながら、日本酒は「大賀(おおが) 純米吟醸60」(大賀酒造:福岡県筑紫野市)と「繁桝(しげます) 大吟醸」(高橋商店:福岡県八女市)の二種をいただいた。

20221105_shizakura2.jpg
どちらも古い歴史を持った酒造所だ。大賀酒造は延宝元年(1673年)、高橋商店は享保二年(1717年)の創業。どちらも300年以上の歴史がある。

味は・・・すまん、すまん。いつものことながら「美味かった」という記憶しかない。
どちらも料理によく合っていて、食中酒として料理を引き立ててくれた印象。

いいのだ。細かい記憶が失われようとも、このとき「美味い」と思ったのならそれは幸せだったということで、それでいいのだ(別のエントリーでも同じこと書いたな(^^;)

いやぁ、本当に飛び込みで入った店で、しっかり福岡の夜を楽しむことができた。
人生初めての博多での一杯が「紫さくら」でよかったと思った。

・・・といいつつ、他にも博多の店を色々経験してみたかったので、30分ほどで店を出た。出口まで見送ってくれる心遣い。ヒップホップ系ファッションの若者が!(偏見!(^^;)

ところで、「紫さくら」なのにローマ字の看板は「SHIZAKURA」。どっちの読みが正しいのか・・・(^^;

息子の大学の学祭を見るために福岡へ。そして、博多・天神で家族と別れ、俺はひとりでラーメン屋に向かったのである。家族団らんよりもラーメンを選ぶ戦士のような俺。ラーメン戦士!(格好悪っ)

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とは言っても、博多の街の情報ゼロ。別のエントリーにも書いたが、俺、(旅行慣れしてないんで(^^;)どこに行くにも事前調査なし。行き当たりばったり。特に最近はその場でネットで検索すればいいからな。

というわけで「福岡 天神 ラーメン」で検索した結果から、夕方4時頃に開いている店で、かつその名前が面白かった「豚骨セワン」を選択。Google Maps を見ながら向かったのである。

・・・が、完全に道に迷ってしまった(^^;
Google Maps の経路案内で移動手段として自動車が選ばれていたのが原因だ。
博多・天神界隈は一方通行の道が多く、徒歩10分ほどの場所に行くのに、ぐるぐると遠回りな道が選ばれ、しかもこっちは徒歩なので歩道を歩くわけだが、道を曲がるために向かいの歩道に渡ると、また車は通れない道に近づいたせいかコロっと別の経路に変更されたり・・・

結局、同じところをぐるぐる・・・
涙が出そうになったところでやっと「ああ、移動手段が自動車だからだ」と気付き徒歩に変更したらすぐに「セワン」に到着した。
危うく人目のある処でいい年したおっさんが、まるでパシフィック・リムの芦田愛菜のようにわーわー泣きながら歩く姿を晒すところだった。

「豚骨セワン」はモダンな外観のラーメン屋だ。
入口で食券を買って、若い女の子にわたす。
奥から大将が出てくるのかと思ったら、そのままその子がラーメンを作り始めたので驚いた。
客は俺ひとりで、ああ、店が閑散としている時間帯は給仕のバイトの子が作るんだ。いい加減だなあ。店選び、失敗したかなあ・・・とか思ったんだけど・・・

すみませんでした。美味かったです(笑)
麺の茹で具合もバッチリでした。
最初、「メンカタで」って注文したら、「バリカタですか?」って聞き間違えられたりして不安だったのだが、そこもバッチリな固さで茹で上がっていてグー。

「なんだよ。バイトの女の子が作るのかよ」と内心思っていた自分を恥じる・・・(^^;

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ラーメンは一番ノーマルなネギ、きくらげ、チャーシュー、そして煮卵の乗った豚骨ラーメン。750円也。

スープの色は乳白色ではなく豚骨醤油のように茶色い。見た目は濃そうだが、癖のないさっぱり味。でも、ちゃんと豚骨の旨味はガツンときて、甘味もある。俺の大したことない豚骨ラーメン経験上だが、かなり美味いランクに入るスープと思われる。

やっぱ本場の味は格別だぜ!!
麺も良い。チャーシューはちょっと俺の好みとは外れていたけど悪くはない。ああ、博多でちゃんと豚骨ラーメン食べてよかった。

ただひとつ悲しかったのは、250円のおつりを取り忘れて、結果的にこのシンプルな豚骨ラーメンが 1,000円もしたことである・・・(^^;

最近、車で遠方に移動することが多いので、やたらと高速道路のSA/PAでの食事ネタが増えてしまった。

高速はよく使うんだけど、岩国~廿日市間の行き来が多いので、SA/PAでメシを食うことはほとんどなかった。
それに、昔と比べると全然いい感じになってるけど、やっぱりSA/PAメシって、最後の最後に垢抜けない部分が残ってて、いわゆる「映(ば)えない」感じの写真になっちゃうしね(笑)

・・・が、最近すっかりSA/PAメシが増えてしまって抵抗感もなくなってきたな(笑)

この間広島市内まで移動しようと玖珂ICから広島岩国道路(山陽自動車道)に乗ったとき、昼飯食ってる時間がなくて、そういう時はコンビニでおにぎりでも買って済ませてたのに・・・

玖珂PAのフードコーナーでメシ食っちゃいましたよ(笑)
コンビニで買い物するのと時間的にはそんなに違わないんじゃないかと思って。

注文したのは「玖珂赤ラーメンと半チャーハンセット」930円也。

20221110_kuga1.jpg12年前の2010年9月に、「玖珂ラーメン+半チャーハンセット」730円也を食って以来の玖珂PAラーメンだ。
このブログの記事を読むと、俺の玖珂ラーメンへの評価はかなり低い(笑)

この赤ラーメンは、豚骨醤油系のラーメンに「辛味噌を溶かして激辛ラーメンにするやつ」ね。よくあるやつ。そんなに辛くは無いが、まあ、PAメシでこのくらいがんばって辛くしているのは褒められるんじゃなかろうか。
12年前の「玖珂ラーメン」は醤油スープだったが、豚骨醤油スープに変えたことで「普通」レベルのラーメンに進化している(俺も赤ラーメンに負けず辛口じゃのお(笑))。

だめなのはチャーハンだな。パラパラまでは言わないが、いくらなんでもこのおこわのような粘り気と硬さはいけんじゃろう。味も薄いし。こっちは 12年前から進化しとらんわ(^^;

まあ、50代になっても変わらず、学生時代の友人たちと酒を呑みながら「ちんこ、まんこ」言ってギシギシ笑っている40年成長の無い俺に、他人の進化を否定する資格などないがな(笑)
週末の大山での仕事のために、倉吉市のホテルにて一泊した。
なにせ岩国から高速をひた走って 3時間半(実際には途中で休憩も必要なので 4時間)かかるので、土曜日に事前の現地調査やテストをして一旦岩国に帰り、また日曜日の 6時までに大山に入るなんて不可能なんで・・・(^^;

で、なんで大山から 1時間弱かかる倉吉市に泊まったのよ・・・というと、単にホテルが取れなかったから。
米子市は駄目だったし、松江市、境港市まで範囲を広げても全滅。旅行支援政策のあおりを受けた感じかね?

20221112_wan1.jpg
倉吉市は岩国市よりちょっと小さな街って感じかな。
駅のサイズは岩国と一緒(建物も岩国駅同様新しい)なんだけど、周りに麻里布界隈のような大きな飲み屋街は無いね。
スナックやスタンドが入っているビルがポツポツと建っている感じ。駅前には全国チェーンの居酒屋とかあるけど、地元の居酒屋の姿はほとんど見ない。ラーメン屋は多いけど。

なんとか一軒、大手チェーンではない地元の店をみつけたけど満席だった。うーん、飲み屋に人は戻ってきてるな、確実に。

で、もうしょうがないので、岩国にも店のある全国チェーンの店「くいもの屋 わん 倉吉駅前店」を同行者のF氏と二人で訪店。
いわゆる「個室居酒屋」ってやつで、全ての席が個室になっているので落ち着ける。それだけの店だけど(笑)

前にも書いたことがあるが、人生の中で酒が飲める機会ももう何度もあるわけではないので、一回、一回の飲酒の機会を大事にしたいのよ。そしたら全国チェーン店とか行きたくないじゃん。その土地ならではのオリジナルな酒とアテを口にしたいわけで。

が、まあ「わん」は一度も入ったことないし、ま、いっかって(笑)。倉吉、スナックやスタンドばっかだし(^^;

と、妥協して入った店だったけど、なんと、「鳥取地酒メニュー」というのがあった。ええじゃん!

最初は、注文したアテも「なつかしの赤ウィンナー」とか「中津唐揚げ」とか「チーズの入ったワンタンみたいなやつを揚げたもの(料理名失念)」とか油ものばかりだったので、ビールを 2杯やってからの日本酒タイム。

20221112_wan2.jpg
まずは千代むすび酒造(鳥取県境港市)の「千代むすび 純米吟醸」を。精米歩合50%で、日本酒度 +5 のお酒。俺は +5 でも辛いと感じるが、日本海側の酒はむっちゃ辛いのが多いイメージがあるので、+5 なんか甘い部類なのかもしれんな(笑)
なかなか旨し。酔っ払って記憶がところどころ飛んでいるのでその程度の感想しかない(笑)

次に飲んだのが大谷酒造(鳥取県琴浦町)の「鷹勇(たかいさみ) 特別純米酒」。精米歩合 50%、日本酒度は +6。
千代むすびとあまり変わらないスペックだが、千代むすびのほうが好みだったなあ。
まあ、酔っ払って記憶がところどころ飛んでいるので・・・(以下同文)

最初は「ああ、チェーン店か。無駄な飲食をしてしまうな」と思ったんだけど、鳥取の酒を飲めてよかった。
「まあ、美味かったな」という曖昧な記憶しかないんだけど、飲んでるときに「美味い」と思ったんなら、それは幸せなことだから、それでいいのだ(笑)
この週末は鳥取県の大山で仕事があったので、土曜日の昼は SA/PA メシで。

中国自動車道の安佐サービスエリア(上り線)の「牛タン丼」1,100円也を選択。
なんか、食券機のところに「丼メニューコンテスト2022」エントリーメニューって書いてある。

安佐SAの上りは、下りよりメニューが多くて何を選んでいいか悩むので、もう、そういう売り文句に素直に乗っかるよ、俺!・・・って感じで(笑)

柔らかくて分厚いタンが入ったタンシチューは大好きだし、薄く切った焼肉のタンもまあまあ好きだしね。

20221112_gyutan1.jpg
しかし、これは俺の知っているタンではなかった。

なんか、固いし・・・

いや、まあ、焼肉のタンを薄くスライスするのもタンが歯ごたえがあるからで、タンシチューのタンは長時間煮込んで柔らかくなっているわけで、細切れにしたタンを焼いただけではそりゃ固いだろうな・・・と。

俺、固い肉駄目なのよね(笑)。

いやあ、焼肉味のタンと、上に散らされた三つ葉を一緒に口の中に放り込むと、焼肉のタレの味と三つ葉の爽やかな風味と苦味がいい感じに味を補完し合ってなかなか美味いんだけど、この肉の固さが・・・。固くて良いのはラーメンの麺だけやで(笑)

というわけで、同行したF氏が食べていた「唐揚げ親子丼」のほうが美味そうで、なんだかモヤモヤした気持ちで安佐SA(上り)をあとにした俺なのであった。
なにせ福岡で飲むのが初めてで、しかも、どこか遠出をするときも、一切その訪問先のことを事前に調べたりすることのない俺は全然知らなかったのだが、博多の屋台といえば中洲が有名なんだけど、実は天神の街も屋台だらけなのね。

20221105_yatai3.jpg18時ちょうど。すでに17時から一軒目の店で日本酒二杯を飲んでほろ酔い気分の俺は、二軒目の店を探して天神の街をふらふらと歩き回っていたのだが、目の前に飛び込んできた屋台に惹かれ、口開けの客として木製の長椅子に腰を下ろしたのであった。

その屋台の屋号は「かごっま屋台 酔っきー」。
「かごっま」とは「鹿児島」のことである。福岡で鹿児島料理の屋台かぁ・・・と思わないでもなかったが、それは屋台の「中の人」も同じようで、看板の「かごっま屋台」の下に小さく「博多で」と書かれていた(笑)

20221105_yatai2.jpgとりあえず知ってる芋焼酎の「佐藤・黒」のロックと、アテに「明太子の天ぷら」を。
明太子の天ぷらは福岡名物。鹿児島関係ねぇ~(笑)
まあ、明太子大好きなんで良いけど(笑)

「佐藤」をやりながら明太子とお通しの枝豆を突いていると、あっというまに八割方席は埋まった。
裏のありそうな初老のアベック、男一人、女二人の中年グループ。この三人グループは常連のようだ。

俺はお湯割りの焼酎と、今度はちゃんと鹿児島名物の「アゴ肉焼き」を頼む。アゴ肉とは、頬やコメカミなどの希少な黒豚の顔周りの赤肉のことである。これをキャベツやもやしと一緒に炒めたものだ。焼酎は「かいもしょちゅ」で(「佐藤」よりもほわっとした優しい味わい)。

やっと鹿児島っぽくなってまいりました(笑)

20221105_yatai1.jpgアゴ肉は少し噛みごたえがあるが、噛むたびに旨味がにじみ出る。味付けは少し薄味か。

そうしているうちに更に二人の客が。独身生活を楽しむ三十代女子の友達二人組・・・といったところ。これでほぼほぼ席は埋まってしまった。しかも、後方から席が空くのを待っている新規客の視線を感じる(笑)

ああ・・・飲みづらい(笑)。ということで、これにて終了。20分の滞在だったが博多の屋台の雰囲気を楽しめた。

この後、街をぶらつきながら沢山の屋台を見たが、ほとんどがぎゅうぎゅうに席は埋まっていた。コロナもへったくれもないな(笑)。まあ、ウィズコロナの時代だからな(笑)
先週末、福岡からの帰り。

実は「福岡で豚骨ラーメン食べまくるぞ!!」と思ってたのに、結局食べられたのは土曜日の夕方一食だけであった・・・

そのため、帰り道でも若干悔いが残っていたというか・・・

結局、関門橋に入る手前。人気のパーキングエリアである「めかりPA(上り)」に俺が車を滑り込ませたのは「もう、九州ならPAでもいい!!九州にいる間に豚骨ラーメン食べたい!!」という熱い思いからだった。
ああ、死んだ豚の骨から煮出したエキスで作った熱い汁に浸かった極細麺を啜りたい!!・・・って、若干気も触れかけている。

そもそも、「めかりPA」が人気なのは、2Fの展望台からの関門海峡の眺めの良さ故だが、真っ暗で何も見えない。対岸の下関の灯りはまあまあきれいだけど、帰りを急ぐ身でわざわざ寄り道するほどの景色ではない。

20221106_nanofuku1.jpg
すべて豚骨ラーメンのためである。
ということで、「豚骨ラーメンと明太ご飯セット」1,030円也を注文。

うーん・・・PAのラーメンに大した期待はしてなかったし、別に不味いというわけでもないんだけど・・・
まったく心がときめかないのはなぜだ・・・

ロイヤルホストを手掛ける会社がやっているラーメン屋「那の福」の豚骨ラーメンのようだ。

なんか、スープが見た目と違って割りとあっさりめなのが物足りないのか・・・ああ、なんかカビ臭い。これのせいか。紅生姜だな。わかる人はわかってくれると思うけど、時折カビ臭い味が舌に残る紅生姜がある。あれだ。

うーん・・・こんなことなら豚骨ラーメンにこだわらず、下松SAでネギラーメンでも食えばよかった・・・と、俺は真っ暗な関門海峡を眺めたのであった・・・

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