酒とか食べ物とか: 2018年12月アーカイブ

ここ数年、お客さんのところで常駐作業をしているので、そのまま納会に参加させていただいている。
この28日は、別のビルで作業していたのだが、お世話になった方々に年末の挨拶もしたかったので、16時すぎにはビルを移動し、いざ納会へ。

まあ、酒が呑みたかっただけ・・・ともいう(^^;

俺は地元の旭酒造の酒「獺祭」の「二割三分」と「三割九分」を持ち込んだ。
「二割三分」は年末挨拶用。いつも、納会の時に役員さんたちの席に出していただいているので、俺らの口には入るまいと、別途皆で飲むために「三割九分」を二日前から職場の冷蔵庫に忍ばせていた(笑)
結局、今年は「二割三分」も役員さんたちのご厚意で「皆で呑みなさい」と下々の席にまわしていただき、皆にも喜んでいただけたようでよかった。

昨年は自分で持ち込んだ「華鳩 日本一コイコイ 33」(広島県)というカープ酒の他に、「新政 純米 瑠璃」(秋田県)と「モダン仙禽」(栃木県)をいただいた。
「新政 瑠璃」は買おうと思ったけど品切れで手に入らず。「モダン仙禽」も以前から気になっていたので幸せだった。

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今年は、「梵 無濾過 純米大吟醸 GOLD」(福井県)と「作 純米大吟醸 新酒 2018」(三重県)である。

カープファンなら、「梵」は「そよぎ」と読んでしまうだろうが、実際は普通に「ぼん」である。「作」は「ザク」だ。
どちらも知らない酒である。いや、「作」はなんかの賞をもらった時に、そのニュースを見てガンダムファンが「ザクだ!」と喜んだという話を思い出したが、それまですっかり存在を忘れていた。

昨年のように日頃から呑みたいと思っていた酒が呑めるのも嬉しいが、こうして「知らなかった酒」に出会えるのも悦びだ。

好みだったのは「作」の方。甘みがあって美味しかった。
「梵」はちょっと俺的には淡麗すぎたかな。日頃から「歳を取ったら甘い酒が好きになって」というのを半ばギャグのように言っているのだが、今回は妙齢の御婦人(なんと気を使った書き方だ(笑))から「実は私も歳を取ってから甘い酒が・・・」というお話があって、「ああ、マジで歳取るとそうなっちゃうんだな」という事実に気づいた 平成最後の暮であった(笑)
昨日は、「唐家閉店!!」という悲劇を知りショックを受けたのだが、おかげで新しい店に出会うことができてラッキーでもあった。

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あ、「新しい店」というのは、日頃「エキキタ」地区に行くことのない俺にとって「新しい店」というわけで、もちろんその店は昔からそこにあったのである。

「中華居酒屋 美味軒」である。
ちなみに、「美味軒」は「びみけん」かと思ったら「みみけん」と読むようだ。なんかかわいい(笑)

店内は狭く、昭和の香りがする(笑)

初めての店なので何が美味いかわからず、とりあえず「人気No.1」という「温玉旨辛ラーメン」を注文してみた。
もちろん、俺は肥満児である。当然、そこに「半チャーハン」と「唐揚げ(2個)」を追加した。手元のメニューで「+250円で追加できる」とあったからだ。
250円で「半チャーハン」と「唐揚げ(2個)」が追加できるなんてかなりお得やん。

ところが、壁に貼ってある別のメニューによると「唐揚げ(2個)+半チャーハンセット」は +400円だと(@_@)
ん?唐揚げ(2個)の追加が +150円。半チャーハンが +250円で合わせて +400円ということのようだな・・・ん?んんん?じゃ、400円が正しい?
最初に見たメニューだと 250円しか書かれてないけどなあ。騙されたのか?俺、騙されたのか?

そもそも、メニューには「替玉無料」と書かれているのに、「温玉旨辛ラーメン」を注文したとたん、「今日は麺の在庫が少なくて、替玉用の麺がありません。」と替玉不可の説明があったことも、「替玉無料で客を集めておいて、実は今日はできませんで毎回逃げ切ろうという詐欺?」と疑念を抱かせなくもない。

と、わずか 150円のことで疑心暗鬼になって、店主を詐欺師認定しそうになっていた俺だったが、結論から言うと +250円で合っていた。壁に貼ってあるメニューが古いのか、期間限定で +250円にしているのかわからないが。ただ、どちらにしても、壁に貼ってあるメニューは直した方が良いと思う(笑)

で、お味の方だが、期待していた以上に美味かった。
台湾ラーメンほどピリ辛は強くないが、それでも甘みのある濃厚なスープの味の中で香味油がピリピリと良いアクセントになっている。辛いのが苦手な人でも美味しく食べられる味だ。
うん、どっかのラーメン屋で出ていたとしても問題の無い一品である。

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麺の量も十分なボリュームで、正直「半チャーハンはいらなかったな」と思ったほどである(笑)

半チャーハンは実にシンプル。肉的な具がまったく入っていない。いや、もしかしたら入っていたのかもしれないが、まったく気づかなかったので、入っていたとしても意味がない(^^;
味付けも、多分、塩とラードだけのシンプルなものである。不味くはないんだけど、具が少ないため味の変化がなく、半チャーハンなのに途中で飽きてしまった(^^;

まあ、でも、このセットが 930円ならお得だよなあ。
他にも「汁なし担々麺」などもあるようなので、またエキキタに行くことがあれば寄ってみないといかんなあ。
先日、大手町の「大山どり食堂」で昼食をとった。
「大山どり食堂」は文字通り、鳥取県のブランド鶏のひとつである「大山どり(だいせんどり)」を使った食事を出す店だ。(ちなみに、「大山地鶏」とは別物よね?)

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ただし、この「大山どり食堂」という名前は昼だけのようだ。
実際は、夕方17時からオープンの「やきとり家 すみれ 広島大手町店」である。ランチタイムのみ「大山どり食堂」の暖簾を出すようである。
最初、「大山どり食堂」でググっても情報が出ないから、幻の店かと思ったわ(笑)

そして、入店早々、俺は大顰蹙の粗相をしでかしてしまった(^^;

「ほりごたつ」と呼ばれる四人席に通されたのだが、奥の席に移動するとき、テーブルの上に2つずつ重ねて置いてあったグラスをすべて床にぶちまけ割ってしまった。
防寒着の裾が当たってしまったのである。

「ガッシャーン!!」とけっこう大きな音がして、しかもその後破片を掃除するための掃除機の音で、店員のみならず他のお客さんにも大変ご迷惑をおかけしました(^^;

「弁償するから言うてね」と男性店員に声をかけたのだが、「いやいやいや、いいです、いいです、いいです」と言ってくれて本当に申し訳ない。
ただ、入り口近くの席に座っていた四人連れのサラリーマン一派が、こっちを見て「フンっ」と鼻でせせら笑っていやがったのが・・・いや、お笑いになってたんですが、悪いのは俺なので、この殺意はぐっと胸の奥にしまっておきます。すみませんでした。

で、食べたもの。

「ごちゃ丼+ミニ鶏そばセット」980円也。
そもそも、この店に入ったのはこの鶏そばが食べたかったため。俺、鶏スープのラーメンって目がないのよ。

けっこうどろり感もある濃厚鶏スープに俺好みの細麺。それに皮の表面に少し焦げ目がつくくらいしっかり焼かれた「炭火焼きの鶏」をスライスしたものがチャーシュー代わりに載ってるんだけど、これが良い。芳ばしい風味。美味い。
これ、普通にラーメン屋でメインメニューにできる一品じゃね???

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そして「ごちゃ丼」はいわゆる焼鳥丼である。
芳ばしく焼かれた大山どりの肉を丼飯に載せて、そこに焼き鳥の醤油ダレのようなものがかかっている。

正直、最初はそのタレの量が少なく感じ、「もっとしっかり味付けしてほしいなあ」なんて思ったんだけど、これは俺の食べ方が悪かった。もっと「ごっちゃごちゃ」に混ぜて食べればよかった。(ごちゃ丼だけに)
というのも、この丼に載っている鶏肉は、レバーとハツの間の「つなぎ」という部分と、お尻の部分の「ぼんじり」だそうだけど、この「つなぎ」が鶏モツっぽい濃厚な味で、ちょっと足りないと感じたタレの味を補完するのである。

というわけで、満足のできる食事であった。ただ、入店早々起こした粗相のせいで、若干落ち着いて食事できなかったのが悔やまれるのである(^^;
金曜日は広島で「寅卯」「団欒 なかむら」とハシゴして岩国に帰ってきたんだけど、そういえば 21時台の岩徳線は無かった(^^;;

20181214_totoya1.JPGまだ一時間くらい次の岩徳線まであるし・・・。ただ、以前 SNS でちょっと話題に出したんだけど、岩国って小一時間くらいサラっと呑んで帰れる店ってなかなかないんよね。あ、「一見客」でってことよ。
そりゃ、常連になってる店ならどんな飲み方だってできるやろうけど。

それでも二、三軒、以前から目をつけていた店を訪ねてみたが、そういう店ってやっぱりカウンターだけの小さな店だったりするので、12月の週末には常連さんだけでカウンター席が埋まっちゃってて、しかも全員が同じタイミングでドッと笑ってたりして、こりゃ、とてもじゃないけど人見知りの俺には入れん空間や(^^;;

そんなこんなで、宛てもなく中通りを歩いていると、前から調理人の白衣を着たのような男の姿が。一瞬目が合う。
「ああ、ここがあった」
俺は、、いや、「旬鮮市場 ととや」の大将のあとを追うように店の暖簾をくぐっていたのであった。

「ととや」は置いている酒も料理も一級品なので、「小一時間ほど時間つぶしに呑んで行く」と考えた時に全然候補として頭に浮かばんかったけど、別にそういう飲み方しちゃいけない店じゃないよね。

一階はカウンター席だけだけど、席が広いんで、一杯の酒と絶品の刺し身を一品だけ、じっくり小一時間かけて味わうには良い環境だし。むしろ、江戸前の寿司屋で風呂屋からの帰りに寿司を二、三貫だけつまんでいくような、そんな粋な呑み方の似合う店だろう。
さっと帰る客に「あら?もう少しゆっくり呑んでいけばいいのに」と声をかけることもない、客との距離感がちょうどいい店だと思うし。

いや、大将の思いはわからんけどさ(笑)

てことで、この日は「萩の鶴 純米吟醸」(宮城県)を半合と、大将に「今日は何の刺し身があるの?」と聞くと「カワハギが良いですよ」ってことだったのでそれをお願い。
いやぁ、このカワハギが絶品だった。

まるごと一尾のカワハギのお造り。一皿 2,000円也。いや、この内容でこの値段は安いと思うけど、家でいつもの晩飯を食ってる家族のことを考えると、「むちゃ美味い、2千円もする刺し身を一人で食ってごめん」と申し訳ない気持ちになる、そういう絶品(笑)

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もう、肝がね・・・
口に入れると、まるで雪のように溶けて、舌の上には心地よい甘みのみが残るという・・・ああ・・・ああ・・・
一口食べる毎に「はぅ」「むほぉ」と吐息が漏れたわ(笑)。他のお客さんにはキモいおっさんの姿を晒して申し訳ありませんでした(笑)

あまりにじっくりと味わってたもんだから、酒一杯に肴一品だけなのに気がつけば岩徳線の時間。最後の方は、慌てて呑んで食ってで・・・(^^; もったいな。

小一時間ほどで慌てて帰る俺に、大将が「いつも来てもらったときはバタバタしててごめんなさい」って声をかけてくれたけど、違うのよ。店がバタバタしてるから帰るんじゃないのよ。バタバタしてるのは俺の方なのよ(笑)

いや、でも、今度から「ととや」で「酒一杯と肴一品でちょっと時間つぶし」ってのはありだな。
12日(水)に「寅卯」の大将から「厳選な抽選の結果、缶詰ビール×4本が当選となりました。」とのショートメールをもらったので、金曜日に早速受け取りに「寅卯」を訪問した。

20181214_torau1.JPG11月に参加した立ち呑み屋スタンプラリー「廣島立ち呑みん祭2018」の賞品である。
全18店舗を制覇(ハーフコース参加者は9店舗)した者だけが貰える栄光の証だ(笑)

缶ビールが当たるのは「サッポロビール賞」である。特賞、一等、二等に続く賞だ。ま、はっきり言えば一番下の当たりである(笑)

昨年は一人 2本ずつ 68名(中途半端(^^;)に当たることになっていた。
しかし、メーカーがその数以上に大盤振る舞いをしてくれたことと(昨年の協賛メーカーはアサヒビールだったので、賞の名前も「「アサヒビール賞B」だった)、ゴールできた人数が想定より少なかったため、全員に漏れ無く当たる参加賞(もちろんゴールしていることが必須条件だけど)となった。
しかも、一人 2本のはずが、一人 3本に(笑)

そういうことがあったせいだろう。今年のサッポロビール賞は、当たる人数や本数の記載がなかった(笑)。でも、まあ、4本も貰える時点で「あ、参加賞やな」と想像できるよね(笑)

「寅卯」の暖簾(というか、防寒用のビニールシートね)をくぐると、大将に「参加賞もらいに来た」と声をかける。
昨年は「いや、参加賞じゃないよ。アサヒビール賞が当たったんよ。ありがたみがなくなるから参加賞とか言うのやめて」と、「実は参加賞」とは頑として認めなかった大将だが、今年はもう何か悟ったようで、参加賞という言葉に抵抗は見せなかった(笑)

まあ、いわゆる「赤星」の数量限定品の缶ビールだからね。参加賞だろうがなんだろうが、4本ももらえるのなら単純に嬉しいけど(笑)
ちなみに今年ゴールした人の数は、ハーフの人も入れて 80名だったそうだ。
去年は 50数名ってことだったから、ハーフでゴールした人がけっこういるんだろうねえ。(俺も来年はハーフで 2周しようと思ってる(笑))

20181214_torau2.JPGちなみにこの日呑んだ酒は「東洋美人 一歩 新酒生酒 第壱号」。おすすめの酒を頼むと、店員の女性に「甘いの、辛いの、どっち?」と聞かれたので、「甘いの」って応えたらこれだった(笑)もちろん、旨し。
あとは、「五橋」の熱燗など。

肴は、ちょっとこの日は風邪気味だったので、風邪薬代わりに「紅しょうが」「しそにんにく」「ささみガーリック」などの串揚げ。それに、「ヤゲン軟骨(唐揚げ)」「タチウオ塩焼き」などなど。いやあ、よく食った。
参加賞・・・いや、サッポロビール賞が当たったお祝いじゃけえ(笑)

こうして、俺の「廣島立ち呑みん祭2018」はここに大団円を迎えたのである。

11月30日(金)は「廣島立ち呑みん祭2018」の最終日であった。
そして、最終日までかかってしまったが、今年も無事全18店を周り、昨年同様「串かつ 寅卯」でゴールを迎えたのでありました。

無事ゴールし、また、この日は他に周る店もなかったので、「寅卯」で久しぶりに存分に呑みました。
と言っても、すっかり短時間で移動する癖が付いたので、2〜3時間は粘ってた気がしてたんだけど、時計を見てみると店内滞在時間は 1時間20分でした(笑)
まあ、立ち呑み屋の場合、俺、だいたい 30分くらいで移動しちゃうからなあ。1時間20分は粘ったほうだわ。

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お代の方も、久しぶり、いや、「寅卯」で独り呑みの時としては初めての 4千円オーバーでした(笑)

なにせ、「金目鯛の開き」「刺し身三種盛り」「親鶏ポン酢」「馬筋煮込み」などを一人でぺろりとやりながら、「雁木 純米 無濾過 生原酒 おりがらみ秋熟」を冷酒でクイっとやって、それから「中島屋 純米酒 三年熟成」を熱燗で。

ああ・・・山口県の酒、ホンマに美味い(笑)

すっかりいい気持ちになった俺は、「じゃあ、寅卯のハンコ押して応募しといて」と大将にお願いして帰路についたのでありました。

なんだかんだ言うて、やっぱり「寅卯」が一番落ち着いて飲めるなあ(笑)
金曜日は、岩国の飲み仲間のMイさんを誘って袋町方面でランチ。
前からMイさんの SNS の投稿などを見て気になっていた「スズメバチカレー」に連れて行ってもらった。
並木通りにあるカレー屋である。

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最大で 10辛らしいのだが、10辛はマスター自ら「辛いばっかりで美味しくはない」と言って、初見の客の注文は断られるらしい。
しかも、ランチタイムのバリューランチ(カレー単体に、三品までトッピングできる)で選べるのは 5辛までらしい。

汁なし担々麺の店に行くと、いつも最大の辛さを選ぶ俺を知っているMイさんは、「僕と一緒なら、初めての客でも 10辛出してくれると思うけど・・・」と言ってくれたのだが、まあ、マスターとしては「まずは美味いカレーを味わって」ってことなんだろう。ということで、10辛は気になるのだが、バリューランチで MAX 値である 5辛を注文した。

バリューランチは、唐揚げやウィンナー、クリームコロッケ、メンチカツなどの 10種類以上のトッピングの中から三品を選ぶことができる。ただし、「スズメバチカレー」のノーマルカレーは 0辛で、1~5辛の指定はトッピング一品としてカウントされる。
だから俺は、「5辛」「唐揚げ」「ウィンナー」を選択した。

ちなみに、ノーマルカレーが市販のカレールーの「中辛」相当らしい。
これは、5辛、期待できるな!!

・・・という期待をまったく裏切らない一品であった(笑)

5辛で十分辛い。そして、辛いだけではなく美味い。
少しココナッツの風味もする複雑に香辛料の絡み合った味に、ぴりぴりと舌や喉を刺激する辛味。辛くて美味い。
これで、俺の愛する激辛レトルトカレー「LEE」の 20倍相当の辛さがあるんじゃないか?
そして、確かにこの辺りの辛味が、普通に美味さも感じることのできる限界かもしれない。これ以上辛いと、味より辛さばかりに神経がいってしまいそうな気はする。

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もちろん、これより辛いやつも食べられるし、多分、10辛も問題なく完食できる自信はある。ただ、マスターが「10辛は辛いばかりで」というのもわかる。多分、本当にそうだ。

昔、このブログでも激辛ラーメンの話で「俺は激辛メニューを制覇して『辛いの得意』自慢する馬鹿ではない。たまたま一番辛いメニューが美味いから選んでいるだけだ」と書いた気がするが、そのポリシーは変わっていない。

いくらでも辛いものを食う自信はあるが、「だから?」である。
ひーひー言いながらその店の一番辛いメニューを食ったからって、なんの自慢になるのだろう?美味いものを食う方が良いにきまっている。いつか気まぐれに注文してしまう可能性はあるが、いまのところ、俺がこの店で 10辛を選ぶことはないだろう。

でも、7~8辛くらいまでは美味しく食べれると思うので、チャレンジしてみたいなあ(笑)
昨日は午後からちょっとダルい感じもして、もしかして風邪のひきはじめ?と思ったので、晩飯は久しぶりに「焼肉 ラーメン どんどん」の「にんにくラーメン」を。
単品 720円だけど、今回は「ラーメンセット」で。950円だけど、「にんにくラーメン」はノーマルのラーメンより 120円高いので、「ラーメンセット」も 1,070円になる。

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いやあ、やっぱ風邪のひきはじめにはニンニクやね。ニンニク食っとけば風邪なんかすぐ治る。

俺はあまり日頃から薬を飲まないんだけど、よく飲む人のほうが「風邪を治す風邪薬は存在しない」ことをご存知だろう。風邪薬とは、単に身体の調子を整えて、ウィルスと戦うあなた自身の免疫力を高めるだけの代物である。
つまり、ニンニクたっぷりの「にんにくラーメン」と効力はなんら変わらないのである。

時々俺が「風邪気味だからニンニクのまるごと素揚げ食って寝よ」とか言うと、「ニンニクより、ちゃんと風邪薬飲みんさい」と(まあ、俺の身体を気遣ってのことなのでありがたい話ではあるが)忠告してくれる人がいるが、免疫力を高めるという意味で、ニンニクも風邪薬と一緒である。

もう一度書いておくが、「風邪を治す風邪薬はこの世に存在しない」のである。

点滴は風邪で汗をかいて失われた水分を補給するだけの「ちょっと濃いめのポカリスエット」だし、抗生物質は風邪のウィルスには 1%の効力もない。(肺炎の予防にはなるんだっけ?)
「いや、私はそれで治った」というのは、あなたの免疫力の勝利だし、さらに言えばプラシーボ効果かもしれない。

やはり、「疲労回復」の効能を持つニンニク以上の効果は期待できないのである。
だから、風邪で苦しんでいる人に私は言う。「にんにくラーメンを食べろ」と。
「にんにくラーメンはお前を救うだろう」と。

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で、「どんどん」の「にんにく」ラーメンなんだけど、たっぷり入っている粒のニンニクより、その横に浮いたすり潰されたニンニクが肝要である。
若芽も一緒にすり潰されたのか緑色をしたそれは、スープに溶かしこんで一口飲めば、口腔内、いや、身体全体を一気にニンニク臭くすると同時に、俺の身体を風邪ウィルスと闘う戦士にしてくれる。
辛くて、舌がぴりぴりするほどの妙薬。
俺はメドゥーサ・ゴルゴーンの首を落とした英雄・ペルセウスと化すのであった。

もう一度言う。
風邪と戦うなら風邪薬より「にんにくラーメン」である。
「にんにくラーメン」はあなたを風邪ウィルスに負けない戦士にしてくれる。
ただメドゥーサ・ゴルゴーンとの戦いの前に、俺には満員ぎゅう詰めの山陽本線に乗って、「何?このおっさん、臭っ」と言う目で俺を見る若い女との憂鬱な心理戦が待っているのである(笑)
先週末。久しぶりに「Aki 若」で美味い日本酒をやったので、その流れで本川町の「鉄板焼 鉄華」を訪店。この日はもう「いつも行けない行きつけの店を訪ねる日」とした。
いや、最近どちらの店もとんとご無沙汰なので、「行きつけ」なんて言ったらお店の人に怒られそうだが(^^;

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そして、今回も「鉄華」では、せっかく美味い日本酒を呑んだのに、「AKi 若」での二杯の酒ですっかり酔ってしまった俺は(弱くなったなあ(^^; これが加齢か(^^;)、ここで呑んだ日本酒の味の記憶なし(^^;

二軒目以降はそうなるのわかってるんだからメモを取れって話なんだけど・・・
「鉄華」ではけっこう(店の人とほとんど触れ合わない俺には珍しく)マスターと話をしちゃうので、ついついメモも忘れちゃうのよね。

まあ、でも、不味かったら反対に記憶に残ってるので、美味かったんだと思うけどね(笑)

まず、肴に「しめ鯖」を注文。ここの「しめ鯖」は「浅〆」っていうか、あまり酢っぱくなくて、ほとんど刺し身みたい。あまり鉄板焼屋で注文するものじゃないけど(笑)
ただ、マスターは元々「魚屋」(文字通り「魚屋」なのか、「魚を主に出す料理屋」のことなのかは立ち入って聞いてないけど)出身なので、魚料理が得意なのだ。

あと、たいがい注文する「漬物」。よくある白菜漬けとかたくあん、柴漬けではなく、大根、胡瓜、人参の醤油漬けだ。これがもうコリコリ美味いし、実に酒に合う。

これに合わせた日本酒が、「S.D.S(Sakurafubuki Daiginjo Seme) 桜吹雪 大吟醸 責め」(広島県)である。限定品だ。注文しても、ひとつのお店に二本までしか出してくれないらしい。
しかも、昨年は 209本出荷したものが、今年は 161本しか出なかったそうで(豪雨災害の影響とかもあるんかね?)、プレミア感も例年以上だ。

ええと、この晩の味は記憶にありませんが(^^;、最後に搾りとった「責め」の部分をあえて大吟醸で使った「S.D.S」は香りの強い濃厚な味。「しめ鯖」にも「醤油漬け」にもばっちり合いますわな。

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美味い日本酒と肴を味わって、さあ、最後に生ビールとお好み焼で締めや!と「肉玉そば」を注文し、生ビールを・・・というところで迷いが生じた。

結局、ビールではなく「雨後の月 純米吟醸 無濾過生原酒」(広島県)を注文。
お好み焼と日本酒の組み合わせでは、ソースの味に日本酒が負けてしまうだろうと俺も思っていたのだが、やっぱり芯のしっかりした酒はソースにも負けんね(笑)
たっぷりソースをかけたお好み焼と一緒に、「美味い、美味い」と「雨後の月」をやった(ことは、記憶にある(笑))

ちなみに、この「雨後の月」は「八反錦」らしいんだけど、他の米と同時に呑んで味比べでもしない限り、俺の舌で「八反錦だ!」などとわかるはずもなく、俺はただただ美味しくお酒をいただいたのでありました(笑)
金曜日は、本屋(丸善 広島店)に行った帰りに、久しぶりに・・・ええと、7ヶ月ぶりですね(^^;、「居酒屋 Aki若」に寄ってみた。

おばちゃんは辛うじて俺のことを覚えていてくれた。これ以上間隔空けると、完全に忘れられるな(^^;

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いつもならお安い焼き鳥の 5本セットで済ますのだが、久しぶりだったので、まあ、若干のお詫びの意味も込めて、「はつ」「ねぎま」「せせり」「アスパラ巻き」「えのき巻き」をバラで注文(笑)

そして、ここに来たら美味い日本酒を飲まないと。
というわけで、まずは「萩乃露 特別純米 十水仕込 雨垂れ石を穿つ」(滋賀県)を。
10月蔵出しの数量限定品みたい。

これはなかなか「濃い酒」だった。「強い酒」と言った方がいいか?
熱燗でもいけるらしんだけど、ライトな飲み口の好きな俺は、多分冷や酒(常温)だともう飲めないと思う。
ただ、「剣菱」などに感じるような「ぬか漬け臭さ」は無い(まあ、糠臭さはちゃんとした純米酒の証でもあるのだが、俺は苦手(^^;)。冷酒で呑むとわずかにフルーティーなマスカット香も感じ、美味い酒だった。

次に呑んだのが、「常山 純米吟醸 越前越の雫 "火" 蔵の隠し酒 2017」(福井県)。
これは「萩乃露」よりは軽く呑みやすい。

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ただ、干しぶどう香の他に、わずかにセメダイン臭がして気になる。「高精白米を使用して若い麹を使用した場合」などに出やすい香りのようだが、麹米の精米歩合が50%なので、そんなに「高精白米」ってわけでもないなあ。
ちょっとその香りが気になったので、今回呑んだ中では「萩乃露」の方が好きかな。

ちなみに「常山」は、酒の名前は「じょうざん」と読むが、蔵の名前は「とこやま」と読む。
「常山酒造」(とこやましゅぞう)が造る「常山」(じょうざん)ね。一応、豆知識ってことで(笑)

ところで、「アスパラ巻き」「えのき巻き」を注文した時は、我ながら「いや、それ、日本酒に合わんやろ」と思ったのだが(笑)、「萩乃露」も「常山」も芯の通った強い酒なので全然問題なかった。

やっぱ、「Aki若」は良い日本酒を揃えてるわ。
いやあ、火曜日は柳井でのFS作業が 12:15頃終了したんで、昼飯食いに「ラーメン工房 麺や のぉくれ」に行ってみました。

20181204_nookure1.JPG超ひさしぶりです。どのくらい久しぶりかって言うと、前回訪問は「高森駅前に在った時」です(笑)
ええと、7年前だっけ?8年前だっけ?そのくらい前よね?(^^;;
今、ブログ検索してみたら、訪店したのは 9年前でした(笑)
しかも、「鶏の皮の味がするから苦手」とか無茶苦茶書いてるなあ(^^;

で、久しぶりの「のぉくれラーメン」。結論から言って、大変美味しいラーメンでございました。

食べたのは「梅しろ」ラーメン。650円なり。
いわゆる「とり塩ラーメン」に梅干しがトッピングされている一品。ええと、何日か前に書いた「麺屋 元武」の記事を読んでいただければわかるように、俺、「塩ラーメン」と「梅」の組み合わせ、大好物なんすわ。
なので、「しろ」ラーメンではなく、「梅しろ」ラーメンを選んだ次第。

すごく鶏の味が滲み出てるのは前回食べた時の感想そのまま。でも、「鶏の皮」の味はせんな(笑)。まあ、体調でも悪くて、鶏の脂の甘みを「鶏の皮」の味に感じてしまったんでしょうねえ。澄んでいるけど、鶏の脂の旨味がしっかりするスープですな。
しょっぱさが強い塩ラーメンには梅は合わないけど、こういう旨味のしっかりするスープには梅の酸味が本当に合いますなあ。

20181204_nookure2.JPG麺もちょっと固めで茹で具合バッチリだし、味が良い。そして、鶏チャーシュー。これがいい。
皮付きの鶏肉のチャーシューだけど、これ、燻煙かけてるよね?すごく良い燻製香がする。梅干しとともに、このラーメンの良いアクセントになってますね。

で、この日は「やきめし(小)」300円もつけたんだけど、この焼飯がなかなかええですのお。具に竹輪が入ってますよ。家で作る俺の焼飯か?(笑)
これは「めっちゃ美味い家庭の味」ですな。気に入りました。

ちょくちょく来たいけど、柳井から田布施に抜ける道の途中、どっちかというとかなり田布施よりの場所なんですよね?ちょっと我が家からだと距離があるかなあ。
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「ちゅうかなやま」を出た俺は、横川エリア最後の「祭」参加店、「Mon Coeur(モンキュール)」に足を向けた。
エキニシの「ペレソッソ」もだが、広島では珍しい、ワイン中心の立ち呑み屋である。

(確か)隣の酒屋の娘さんが始められた店なんで、ワイン以外の酒も置いてある。だからワインが苦手な人でも安心だ。

まあ、わざわざワインが苦手なのにモンキュールを訪ねる意味もないけど(笑)
でも、「廣島立ち呑みん祭」の時はそうも言うてられんからな。
この日は、「今日の日本酒」として「雨後の月」が用意されていた。

俺は「本日の国産ワイン」の赤を注文した。銘柄はわからない。気にもしない(笑)
「ありがとうございます。500円です。」
おお、そうだ、そうだ。ここはカウンターでの立ち呑みはキャッシュ・オン・デリバリーだった。
アテに「チーズ3種盛り」を注文。

この店は広島で獲れた鹿や猪などのジビエを(肉が入ってくれば)出してくれるのだが、残念ながらこの日は既に売り切れになっていた。
「鹿肉のローストカルパッチョ」美味しいのに。ほんと残念。

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しかし、相変わらず忙しい店だ。
女性スタッフ三人がずっと動きまわっている。団体客の宴会、いや、こういう店だとパーティーと言った方がいいか、そのパーティーの対応でいつもこんな感じだ。

側から見ると、ちょっとパニくってるようにも見える(^^;;

カウンターで話しかけたらどのスタッフもちゃんと愛想良く相手をしてくれるのだが、二、三言話すとすぐに他のスタッフからヘルプの声がかかり去って行ってしまう。
ま、わかってるので極力話しかけず黙って呑んでるんだけど(笑)

ただ、いつも「立ち呑みん祭」のスタンプを押してもらうタイミングには気を使うのよね(^^;;

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