酒とか食べ物とか: 2018年1月アーカイブ

いや、まあ、「おでん」というのは地域単位や、あるいはもっと小さい「家単位」でもそれぞれ特徴が出るものだから、俺にとっての変わり種が、ある家では全然変わり種じゃない、それこそレギュラーな種だったりすることも多い。例えばウィンナーとか、俺(嫁さんも)にとっては変わり種だが、かならず入れるという家も多いだろう。

20180107_oden.jpgそうそう。ジャガイモなんかもうちでは絶対入れない。ぼろぼろ崩れるのがいやだし。でも、ジャガイモを普通に入れる家も相当数あるよね。

なので、このエントリーで書いている「変わり種」に対して、「それ、変わり種じゃねえよ~」という感想を持つ人もいると思うんだけど、「あなたにとっての普通は、他の人にとっての普通ではない」ということを理解してほしい(笑)
おでんの中には「差別や自己否定。自己肯定と賛美。他人との越えられない境界線。戦争や憎しみ、全てを受け入れる母性」など、この社会の縮図と言える混沌が在る。
おでんは社会であり、社会はおでんなのである。

この間の日曜日。おでん一日目に試してみたのは、「ハーブソーセージ」「プチトマト」「せせり」「エリンギ」「やなぎまつたけ」の 5品。
残念ながら「やなぎまつたけ」は風味とおでんの味が若干ミスマッチな感じだったが、その他はどれもグーであった。とくに「せせり」は良かった。
肉好きな娘は、「せせり」を「牛すじ」以上に美味い、美味いと食いまくっていた。

二日目は、再び「せせり」を追加投入し、その他に「ぶなしめじ」「山芋」「はなっこりー」を入れてみた。
結論から言うと、「はなっこりー」がかなり良い感じだった。
まあ、おでんに「アスパラ」を入れる家もあるから、「はなっこりー」自体、そんなに外すことはないと思ったのだが、おでんの汁となかなか相性が良い感じ。美味しくいただけた。

20180108_oden.jpg「ぶなしめじ」も「やなぎまつたけ」に比べると全然だいじょうぶ。ざくざくした歯ごたえが楽しい。今回、あきらかな失敗は「やなぎまつたけ」くらいだなあ。ちょっと香りが強いので、おでんの汁と喧嘩しちゃったんだろうなあ。

「山芋」も悪くはないけど、思ったほどではなかった。別に入って無くても良い(笑)
今後もレギュラーとして残れるのは、「せせり」と「はなっこりー」。「ハーブソーセージ」は気分次第というところか。

今シーズンもまだまだ寒いのでおでんの日もあるだろう。
次は何を入れてみるかなと、ちょっとワクワクしているのである(笑)
今年初めての「串揚げ 寅卯」訪店は 1/12(金)であった。

「和楽」での「M原会」(秘密結社です)の集会を終え、メンバーの一人が奥様からの迎えを待つ間、小一時間ほどの訪店。

「貴 純米酒」を熱燗で二合もらい、肴は「南高梅としらすおろし」だけ。

20180112_torau.JPG22時から23時まで、同じフリープログラマとして情報交換や愚痴など語り合ってたらあっと言う間に1時間が。
独立してから10数年。サラリーマン時代のように仕事の話を肴に酒を飲むこともめっきり減ったので、俺より一回りは若いが彼のような同業者の飲み仲間の存在はありがたい。

一次会の「和楽」で飲み食いしすぎたので、結局「寅卯」では1時間追加注文なしで、お代は二人で 1,200円也(笑)

「立ち呑み屋での飲み代は少なければ少ないだけ粋である」が信条の俺には良いスタートであった。

大将、ごめん(笑)
金曜日は仕事仲間とちょっとしたお祝いの酒席を・・・ということで「寅卯」で一杯やる予定になってたんだが(「立ち呑み屋かよ!?」というツッコミは無しで(笑)これが俺らのクールスタイル(笑))、同席予定のWダさんが20:30頃合流ということだったので、先にAワさんと二人で一杯やっておくことにした。

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というわけで、0次会は職場からほど近い十日市の「鉄板焼き 鉄華」へ。

早速、まずは二人とも、本日のおすすめ酒「町田酒造 特別純米55 直汲み生酒」(群馬県)を。
にごり酒ではないが、けっこう澱混ざりで透明度は低い。そして、一口吞むと、まるで出来たての酒のようなぴりぴり微炭酸が口腔内の肉壁をくすぐる。

フルーティだが甘みは強くなく、芯の強い酒というイメージ。

そして、次の酒。
鉄板焼き屋で日本酒を堪能するという、ある種「場違い」な俺たちだけど(笑)、「鉄華」には美味い酒ばかり置いてあるのでしかたない。

というわけで、次の酒も本日のおすすめ酒「天明 中取り弐号」(福島県)を。
精米歩合55%の「純米吟醸生酒 おりがらみ本生」な酒だ。
やっぱり出来たての酒のようなぴりぴり微炭酸感がある。この日の「鉄華」の酒はこの系統なんだな。
これも美味かったが、俺は「町田酒造」の方が好きかな。

そして、この日最後の酒は「醸し人九平次 純米大吟醸 」(愛知県)。この店のレギュラーメニューに載ってる酒だが、初めて吞む。

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そして悲しいお知らせですが、味をまったく覚えてません・・・(^^;
やっぱ、呑んですぐにメモっとかないと駄目だね。呑んでる時は「この味、忘れんで!」と思うんだけど、ただでさえ酔っ払ってるんで三杯目、四杯目となると毎回まるで味の記憶がないわ(^^;
又今度「醸し人九平次」呑もう。

そんな風に三杯の美味い日本酒を飲み干したところで(Aワさんは四杯(笑))俺らは「寅卯」に旅立ったのでありました。

あ、酒以外にも、美味しいものもたくさん食べたのに酒の話ばかりになったな(^^; ま、それが「鉄華」である(笑)

そう言えば、帰り際に「美味い香川の酒」のことを店主に聞くと「すみません。昨日も卸屋が来てたんですが、なかなか手に入らないようで・・・」とのこと。
土曜日は、久しぶりに「中華専門店 香林」で一人昼食を。

休日に独りの食事だからといって家族から孤立しているわけではないぞ!午前中にシンフォニアに用事があったのでその帰りに寄ったのです
ちょうど帰る時間が昼飯時なので、適当に食って帰るねと嫁さんに言うてたのよ。

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「香林」は岩国駅の裏・・・とか今は裏って言っちゃだめか?(^^;;ええと、岩国駅の東口の方、昭和町にあります。
駐車場はないので、近くの路駐可能なところに車を停めて店へ。側の公園には久しぶりにブームが再熱している Pokémon GO プレーヤーが大勢(笑)

「香林」は岩国市民に人気の店です。
「香林で飯食った」と言うと、すぐに「いいな、いいな」「私も久しぶりに行きたい」という反応が返ってくるような店。普通の町の小さな中華屋さんなんだけど。

まあ、そんな人気店なんで、土曜日の昼とは言え店の外には入店待ちの人の姿が。
中でも待てる(飯食ってる人の後ろに立って待つ)んだけど、その人はタバコを吸うためか外のベンチに座ってたんで、俺もその横に。日が当たって暖かかったし。結局、10分ほど待って入店できました。

カウンターに座って早速注文したのは「激辛担々麺セット」。半チャーハンが付いて 1,100円也。
安くはない。でも、この店は「担々麺が美味い店」だからこれしかあるまい。
実は「汁なし担々麺」も美味いと評判なのだが、この日は「温玉が無くなった」とのことで注文できなかった。残念。

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この店の普通の担々麺は食べたことがあったのだが、激辛は初めて。
唐辛子の香りが強いが、ちゃんと花椒の香りもする。花椒が控え目なので四川らしさは強くはないが、ゴマやピーナツなどの風味で辛さをごまかした日本人向けの軟弱な味付けでもない。
まさに店主により良い塩梅に「麻辣」のバランスの取れた香林オリジナル」な味だ。美味い。

半チャーハンの方は平凡な味だけど(笑)

俺の飲み仲間さんの間でも「香林でオフ会を!」の声が上がっているので企画しないと(笑)

<追記>
道路向かいにある駐車場が「香林」の駐車場のようです。いつも車でいっぱいなので、月極駐車場かと思ってた(笑)
以前、某プロジェクトで一緒だったメンバー(会社もバラバラ。今参加しているプロジェクトもバラバラ)と、年に何度か飲み会を開きます。日本酒好きが集まって「美味い日本酒と肴を楽しもう」というのが基本的スタンスで、以前、「炙り屋 はちすけ」での宴をこのブログでも書いたことありますね。

20180112_waraku1.JPGそのメンバーを中心に、新年会をやろうということになりました。
なかなか予約もし辛い時期に、幹事のMハラさんが頑張ってくれて、なんとか取れた店が「食洞空間 和楽 広島本店」でした。

いや、マジで予約は大変だったんです。いくつか候補に上がった店は 20:45スタートとか、そんな時間帯しか予約取れなくて。でも、「和楽」はちゃんと 19時から取れました。

場所は、並木通りと中央通りの間のブロックにあります。隣は林病院。
「え?あれ?それって??」と思ったドスケベ野郎もいらっしゃるでしょう(笑)
そう。「相席屋 広島並木通り店」と同じビルの、同じように地下にある店なんです。なので、「あれ?あのサラリーマンたち、相席屋に入っていったぞ」という誤解も受けているのではないかと・・・(^^;

20180112_waraku2.JPGまあ、「相席屋」なんかに入る勇気はないですけど(笑)

そんなこんなで、「和楽」で楽しい新年会を執り行うことが出来ました。
2時間「食べ放題・飲み放題」で一人 3,200円ですよ!!糞安っ!!
そのせいか、若い客が多い。大学生とか若いサラリーマンとか、そういう集団ばかりのところに中年から初老のおっさん 5人がでーんと。若干浮いてる感もありましたね(笑)

しかし、ホント、安いけどなかなか良い店でしたよ。
若い子をターゲットとしているためか、変なパーティーグッズ的な「ひとつだけわさびの入ったたこ焼き5個」とか、罰ゲーム用の「まずいやつ」という名前のカクテルとか。色々楽しませてもらいました。ちなみに、たこ焼きは頼んだけど、カクテルは頼みませんでした(笑)そして、辛いたこ焼きに当たったのは俺でした。

食べ物も、安いわりにはちゃんとしてました。サイコロステーキがゴムのように硬かったほかは、特に目立って不味いものはなし。味はやはり若いもの好みというか、濃いめの味付けのものが多かったんですが、やっぱ塩が効いてると食が進みますね(笑)
チャーハンもべちょべちょなのに味はよかったですね(笑)

ただ、日本酒はろくなものがありませんでした。
寒かったので、二杯目からは皆で熱燗をやったんですが、燗出来る酒は「三谷春」(広島県)ともうひとつの二種類しかなくて、まあ、味の方も大したことはなかったですな。
とかいいつつ、そんなに不味いわけではないので、けっこう呑みまくりましたけど。

20180112_waraku3.JPGま、じっくり日本酒を味わうような店でもないので、これはこれで仕方ないでしょう。
ちなみに、「三谷春」の熱燗。一合で 600円もします!高っ!!飲み放題だからいいけど、一合の熱燗に600円も出すような味ではなかったような・・・(岩国の「がってん承知の助」で金冠黒松の一合の熱燗が 380円やで!!)
もしかしたら、食べ飲み放題にしないとお高くつく店なのかも・・・(^^;

ところで、安い食べ飲み放題の店だと、なかなか注文を取りに来なかったり、注文品が出て来るまでに時間がかかったりというせこい店もあるけど、ここはそんなことはなかったですね。
呼べばすぐに給仕のお姉ちゃんが飛んで来るし、注文品もすぐ出てきました。

好きなように飲み食いしながらワイワイガヤガヤ騒ぐ仲間たちとの「呑み」に使うにはなかなか良い店でしたね。
昨年12月28日の夜。誰も一緒に呑んでくれないので、独り寂しく広島を彷徨ったのは別のエントリーにも書いたとおり。とほほ。

結局、広島で一杯やるのはあきらめて、俺は地元岩国へ傷心の帰還をしたのであった(笑)

20171228_iwakuni.JPG岩国駅に着いたのは 20:30。岩徳線の最終が出る 22:31までまだ 2時間。ま、繁華街に出れば空いてる店もあるだろう・・・ととりあえず中通りへ。

しかし、さすがにこの日は岩国の店も混んでいた(^^;

一度行ったことのある店や、いかにも独り呑みできそうな雰囲気の店などを中心に、ちょっと中を覗いてみたりするのだが、どこも満席か、カウンター席が空いていたとしても他の客に挟まれた窮屈そうな席がひとつだけだったり。常連さんばかりが集まってそうな店でこれはきつい(^^;

為す術なく麻里布の街を彷徨う俺。そんな俺の目に、店から出てきた二人連れの姿が。
いや、この人たちは全然知らない人なんですけど(笑)。これは席が二つ空いたってことじゃんって思って。しかも二つ空いたってことは、知らないおっさんに両隣を挟まれて独り飲むという地獄の責めは受けずに済むぞって(笑)。そうして飛び込んだのが「ととや」であった。

「ととや」を訪店するのは、以前「磯田酒店」プレゼンツの「飛露喜の会」で呑んで以来だ。

奥のカウンター席は埋まっているが、入り口側のカウンター席は空いている状態。ラッキー。そして、その奥のカウンターには中通り商店街理事長のFタさんの姿が。いや、肩書まで書いておいて名前を伏せ字にする意味があるのかないのかわからないが、一応、このブログのルールなので(笑)

Fタさんには独り街を彷徨っていた寂しさに打ちひしがれた俺の心を癒やしていただきました・・・と書くと何か禁断のいやらしい香りがしますが(笑)、美味い酒を呑みながら、岩国の未来や、酒蔵や、組織の中の世代間の意識の違いによる悶々とした思いなど、こういう話で盛り上がったのも久しぶりで、色々な心の澱を洗い流すことが出来ました(笑)
いや、ほんと、サラリーマンを辞めて以来、組織運営の問題とか、そういう話で酒を呑み盛り上がったこともなかったもんで。

まあ、一番盛り上がったのは「古いパソコンや OS の話」でしたけど。Fタさん、洋服屋さんなのに(笑)

さてさて、この日の俺は、広島駅で立ち喰いうどんを食ったばかりで、そこそこ腹は膨れていたもんだから、とりあえず酒だけ注文。

最初の一杯は「あたごのまつ 純米吟醸 ささらおりがらみ生酒」(宮城県)

「おりがらみ」ってことで見た目に透明感の高い酒ではないのだが、味にはすごく透明感がある。透明感っていうか、鮮度の高い果物を食べた時のような瑞々しさか。ほのかな甘いフルーツ香はしつつも、味自体は甘味よりも酸味を感じるような、まさに新鮮な果物。
・・・って、俺は馬鹿舌なので、あんまり真には受けないでね(笑)

二杯目に行く前に、せっかくの「ととや」(Fタさんがちょくちょく「ととや」の肴を SNS にアップされている(笑))、何かいい肴は・・・とメニューを見ていると、Fタさんが「今日はヨコワの刺し身が美味かったよ」と。
「ヨコワ?どんな魚ですか?」と聞くと、「クロマグロの 2年以内の幼魚」とのこと。どうも、山口県の日本海側でも獲れるみたいで、幼魚とはいえ、「鮮魚」でマグロを食えるのである。

ええ、美味しかったです(笑)
成魚よりも少しさっぱりした感じかなあ。でも、しっかりマグロです(笑)旨味が濃厚。

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そんな美味い肴に合わせる酒は、今度は地元山口の「山縣 純米無濾過火入れ」(山口県)。
・・・でも、ごめん。この時点でけっこういい気持ちになってたんで、この酒の味が記憶にない。俺の場合、「不味い!」と思ったものの記憶は続くが、「美味い!」と思ったものは「それが当たり前」という感じですぐ忘れちゃう。だから美味い酒だったことは確かなんだけど・・・どんな酒だったか・・・(^^;

また今度呑んでみます。

ってことで、寒風吹きすさぶ年末の街を彷徨い傷ついた俺の身体と心も、「ととや」の美味い酒と肴、そしてFタさんの岩国を盛り上げていこうという熱い心・・・いや、懐かしいPC話で癒されたのであった(笑)
今度、Hカ先輩も含めて新年会をやるので思い出したが、昨年 10/14(土)に岩国市玖珂町の「小料理 なかの」で開かれた「美味い酒と料理をやりながら高校時代の先輩のHカさんから説教を受ける会」のことをブログに書くのを忘れていた。

参加したのは、Hカ先輩と、先々代のT森高校 PTA 会長のKラモン。それに現役員の俺。先輩とは PTA の役員仲間なのである。

Facebook でつながっているHカ先輩と、その中で後日談などあれこれしたので、すっかりブログにも書いたつもりになっていた。
何度も書いているが、まさにこのブログは俺の日記でありメモなので、ちゃんと飲み会のことは書いておかなきゃ。

・・・が、もう 2ヶ月以上経っている上に、ただただHカさんからの説教にガクガクブルブルしながら飲み食いしていたので、詳細が全然思い出せない。相当の恐怖だったのだろう。怖い先輩だから。←一部「盛りまくった」表現が含まれています(笑)

しかし、まあ、この写真を見てくださいよ。

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刺し身に馬刺しにカキフライに松茸の土瓶蒸しに、イカの刺身のげその部分を最後に塩焼きにしてもらったものまで、最初から最後まで豪華絢爛、美味な料理の数々。皆さんご存知のように、「なかの」は玖珂町でも一、二の料理屋ですからね。美味かった~

酒もしこたま呑んだんだけど、恐ろしい先輩の前でメモを取るわけにもいかず、一杯目に呑んだ「五橋 Five 純米生酒」以外は何を呑んだかまったく記憶に無し(^^; でも、Hカ先輩のペースが早いので、引っ張られてしこたま呑んだのは確か(笑)

2017年、一番豪華な宴でした。そして、もちろん勘定の方も 2017年で一番でありました(笑)日頃立ち呑み屋ばっかなもんでね(^^;
一人頭 8千円弱。7千円だけHカ先輩にお渡しし、「じゃ、あと足りない分は先輩の方でお願いします。すいませーん、この人が払います」と店の人にHカ先輩を指し示し、俺とKラモンはさっさと店の外に出て支払いが終了するのを待ったのです。どこが怖い先輩やねん。俺らの方が恐ろしいわ(笑)

迎えに来てくれることになっていた嫁からの「もう、玖珂駅に着いてるんだけど!?」というイラついた LINE も入り、俺とKラモンの二人は、「よし、もう一軒」と言ってふらふらと何故か元「スーパーいしむら」方向の闇の中に消えていくHカ先輩の背中に「おやすみなさ~い」と声をかけ、玖珂駅に猛ダッシュしたのであリました(笑)
先輩より嫁の方が怖い・・・

それから二、三日。Hカ先輩の安否が心配で、中国新聞のローカルニュース欄をこまめにチェックしていたのですが、特に泥酔者による事故のニュースもなく、俺達は安心したのでした(笑)

<追記>
本当は優しい先輩です(笑)
昨年、職場の納会のあとの話。

この日は納会で呑むのは確実だったので、嫁さんに玖珂駅まで送ってもらって岩徳線経由で広島へ。帰りも最終の岩徳線で玖珂駅まで帰り、嫁さんに迎えに来てもらうことになっていた。

迎えに来てもらう時間を岩徳線の最終にしていたのは、その時間に息子も岩徳線で岩国から帰ってくるからだ。息子のお迎えの"ついで"に俺も乗せて帰っていただければと・・・
何度も嫁さんに玖珂駅まで来てもらうのは申し訳ないし・・・というか、絶対嫁さんの機嫌が悪くなるし。心優しき妖精族の男たちは、恐ろしい鬼獣族の女たちに怯えながら生きているのである。

20171228_ekiudon1.JPGところが、18時過ぎには納会をお暇して広島市内に出撃したものの、どこも人でいっぱい。いくつか覗いてみた店も、カウンター席に飛び飛びに空き席があるかどうかって状態。ひとり酒をするには辛い環境だ。
てことで、市内の仕事仲間や飲み仲間にも SNS などで助けを呼んでみたのだが、「他の飲み会の予定が」とか「今日もまだ仕事」とかつれない返事ばかり(^^;
しかたないので、さっさと岩国まで移動してしまうことにした。

で、広島駅到着。
実は、広島駅の正面から駅内部に入るのは、改装工事後には初めて。
うわあ、切符売り場も改札も全部 2階に移動しているのか・・・と驚きつつ、正面の大きな階段を登る。

そして、立ち食いうどん・そばの店「驛麺家」へ。ひろしま駅弁が運営していた在来線1番ホームの「2売店 うどん」が新しくなった店ね。なので、うどんはあの味です(笑)

20171228_ekiudon2.JPG「驛麺家」に来るのは二度目。つっても、ほぼ一年ぶり。ずっと通勤駅は横川駅なので、広島駅で立ち食いうどん食べる機会なくなったわあ。
あの時はまだ改札自体は 1階にあったので、こうして完全に 2階コンコースが出来上がってから来るのは初めて。

「天ぷらうどん」370円を。数年前に、広島駅でちょくちょくうどん食って帰ってた頃は 340円だったよな?30円も上がってるんだ。まあ、デフレは良くないので、値上げ自体は仕方ないのだが、あの「クソ安いが故のジャンク感」が失われるのは、駅うどん偏愛家としては寂しさもあるね(笑)

というか、これが 2017年に広島で食べた最後の食事である。それが一番寂しいわ!!(;_;)
金曜日は仕事がひとつ決まったので、街に出て一人お祝いの酒でも・・・と思っていたのだが、結局、20時頃まで残業したので、職場からほど近い十日市界隈で軽く済ませることに。

となるとやっぱ「鉄板焼 鉄華」でしょ!ここなら美味い日本酒が確実に呑める。

20180105_tekka1.JPGただ、世の中新年会の時期。外から「鉄華」店内を確認すると、カウンターもほぼいっぱい(^^; 手前に常連のおじさん。その横に外国人アベック。そして一番奥の 2席は空いてるっぽいが・・・見ず知らずの外人アベックの横でひとり酒というのも何だかなあ・・・と一旦店の前を通り過ぎた(^^;
んが、やっぱ「美味い酒」を一人のんびり呑める居心地のいい店も十日市にそうそう無いからなあ。結局引き返し、「鉄華」の入り口をくぐる俺なのであった。

とりあえず、「本日のオススメ」の酒「白露垂珠 無濾過 純米吟醸」(山形県)と、やはり「本日のオススメ」の肴「カニ味噌」を注文する。

「カニ味噌」は子供の拳ほどの量があり、お値段 500円でも全然お得感があった。
カニの種類が違うのか、他の内臓も混ぜ込むような製造方法の違いがあるのか、今まで食べたカニ味噌の中で一番つぶつぶ感があった。この食感が楽しい。そして、美味しい。

「白露垂珠」もそんなカニ味噌によく合う酒だった。
フルーティーな香りのする飲みやすい酒だが芯は強い。カニ味噌の濃厚な旨味に負けない、しっかりとした米の味を感じた。甘味や旨味は控えめな酒だと思うが、それだけに肴の味を変に邪魔することもなく、かといって肴の味に負けることもなく、なかなかの食中酒という感じであった。

そうこうしているうちに、ハングレ集団「十日市連合」を率いる姐御主婦(←嘘です(笑))のTミさん合流。なんと、十日市で俺が呑んでるのを SNS で知って、猪肉の燻製を届けてくれたのだ。

20180105_tekka2.JPGすでに夕食を摂ったあとだというTミさんには熱燗でお礼をすることに。
最初は銘柄不明の店定番の熱燗を、それから更に追加で「七田 純米七割五分」(佐賀県)を燗につけて。
Tミさんはクイクイ小気味よく呑んでくれるので、呑ませがいがあるわ(笑)

「七田」は以前「鉄華」で冷やで呑んで、辛口なんだけど米の香りがすごく良くて美味かった記憶がある。だから、熱燗でもやっぱり美味かった。
良い純米酒を熱燗にすると「もったいない」というアホがいるが、純米酒は良い酒なら良い酒ほど熱燗にしても美味い。高い(良い)純米酒を手に入れたら、ぜひ熱燗でやってみなさい。

・・・あ、話がずれた(^^;

久しぶりだったのでもっとTミさんと呑みたかったのだが、十日市の拠点を返してしまった身では、なんとしてもこの日のうちに岩国へ帰らないと(^^;
また「才家」あたりで酒&鉄板焼きを楽しみましょう!・・・再会を約束し、この日の宴は終了とした。

帰り際にマスターから「前、言っていた酒、まだ入ってないんですよ。すみません」とお詫びの言葉が。昨年末、「香川の良い酒が入る予定なのでまた呑みに来てください」と言っていたアノ件だろう。
「いやいや、全然大丈夫。今日の白露垂珠も美味かったし。また来ます」と俺は帰路についたのであった。
職場の近くにある飲み屋さん「こいし屋」は昼のランチもやっているので昨日行ってみた。

晩飯に「汁なし担々麺」を食べにいったことはあるのだが、昼飯で訪れるのは初めてだ。

まあ、いつもは「愛俺弁当」があるので外食することはあまりないんだけど、この日は、うちの会社経由で仕事をしてもらう予定の仕事仲間と、打ち合わせついでに飯を食おうということになったので久々に外に飯を食いに出たのである。

・・・が、職場の近くに定食屋っぽい店ってあんまりないのよね。お好み焼き屋は多いんだけど(笑)
で、以前、晩飯に「汁なし担々麺」を食ったらなかなか美味かった「こいし屋」に行ってみたのである。

仕事仲間のAワさんもあの地下に降りる急な階段にはビビったようで、「地下ですか?」と若干声が怯えていたが・・・(笑)

実はお客さんにお許しをいただいて、11:30くらいから昼飯を食べに出たので、店に入ると客はまだ俺たちだけであった。仕事の話をしながら食事をしても大丈夫そうだ。
で、二人が注文したのは「ミックスフライ定食」700円也。

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これが良かった。思っていた以上に「ミックス」で(笑)、味も良かったが、見た目にもワクワク出来てよかったわ(笑)

フライは「唐揚げ」2個、「レンコンはさみ揚げ」2個、それに「アジフライ」。
これらがどれも美味かった。唐揚げは肉が締まってて、それがカリっと上がってて美味かったし、はさみ揚げの中の具(肉)もたっぷりで食べごたえがあった。

そして、アジフライの身が厚いこと、厚いこと。ふわふわ、サクサク、ふわふわ、サクサクで口の中に広がる香ばしいアジの味。
アジフライ用にはウスターソースを一緒に持ってきてくれるんだけど、タルタルソースもついてくるので好きな方で食べれば良い。俺は半分ウスターソースで、残り半分をタルタルソースで食べた(笑)

サラダも 2種類、「マカロニサラダ」と、「オニオンスライスとキャベツのサラダ」がついてくる。

これに、「白飯」、「味噌汁」、「白菜の漬物」という定食の基本の三品がついて 700円だから、けっこうお得感があったねえ。

ということで、また外食の機会があれば「こいし屋」でいいんじゃね?と思った金曜日のお昼時なのであった。
正月、飽食の旅。
2日目は嫁さんのご両親におごっていただく「焼肉食べ放題の旅」です(笑)

「カルビ屋大福 マリーナホップ店」に、嫁さんの実家のご両親と、嫁さんの弟家族、そしてうちの家族の総勢 11名で結集。

20180102_daifuku1.JPG当初から食べ放題にしようという話だったのだが、食べ放題コースも色々あるのね。
どれにしようと皆迷っているようだったので、俺の一存で「2番めに安いヤツにしましょう。」と決定。
いや、実はあとで「時間が短くてもっと安いコース」もあったことに気づいたのだが、そういう観点でメニューを見て「120分食べ放題!大福コース【73品】」3,280円(税抜)也に決定。これに +300円でドリンクバーを付けて。これはソフトドリンクオンリーなので、ビールなどは追加でお支払ということに。

まあ、これは当たりだったんじゃないかな。

これより 300円安い 2,980円のコース(この時点で、「一番安いコース」だと俺は誤解していた(^^;実際には時間の短い 1,980円のコースあり)だと、品数がいきなり 50品になってしまう。
注文できるメニューの数がたった 300円で 23品も減ってしまうのだ。

例えば、「あっさり塩ダレ焼肉」が 3,280円のコースだと「牛ハラミ、豚ハラミ、タン塩たれ、豚カルビ、とんトロ、鶏カルビ、鶏モモ、鶏ナンコツ、レバー、あっさりホルモン、こってりホルモン、白ミノ、上ミノ、ネギ塩カルビ」と 14品あるのに、2,980円のコースだと「豚ハラミ、豚カルビ、鶏カルビ、鶏モモ、鶏ナンコツ、レバー、あっさりホルモン、白ミノ」と、いきなり 8品になってしまう。
たった 300円で?
こんなん、3,280円の方を頼まないと損でしょ!?

ああ、まあ、「どうせ俺は牛バラカルビと牛ロースしか食わないから」的な人にとっては、同じものを食べても 300円安い 2.980円コースの方がお得なのか・・・

俺自身は「好きな肉をがっつり食う」というほどの肉好きではなく、「色々な肉をちょこちょこ食べたい」派なので、断然 3,280円のコースが良い。
ちなみに、このコースよりひとつ高い 3,980円の「黒毛和牛コース」は 81品(黒毛和牛の高級肉が 8品増えるだけ)である。

20180102_daifuku2.JPGいやあ、しかし、これほど肉を食ったのも久しぶりだわ。
あまりに食いすぎたので、途中で舌をリセットするために、白飯や冷麺(ハーフにしといたけど)まで頼んでしまった。もちろん全部食べ放題メニューに含まれている。
てか、ここの白飯は自分で注ぐ形なのでいいね。焼肉屋によっては、小サイズではちょっと少ないんだけど、中サイズにするといきなり「大じゃないの?これ」みたいになっちゃって、炭水化物的に大丈夫なん?と躊躇しちゃうこともあるからな(^^;

結局、俺はビールをグラスで 4杯ほど呑んだだけでフィニッシュ。15百円ほどプラスとなった。

帰りにレジのところで合計金額を見ると 45千円ほど。いくらなんでもと義弟と俺でいくらか出しますと言ったのだがお義母さんが「いいから、いいから」と。ありがたや、ありがたや。

まあ、そんな食生活を続けたせいで、大晦日の時点より、今は 1.5kgほど太ってます。
他のエントリーにも書いたが、元旦はおふくろの奢りで「桃李庵」(玖珂の「いろり山賊」の横にそびえ立つアレ)にて妹家族と一緒に新年の食事会となった。
いやあ、本当はこの歳になると親に奢るのが当たり前なんでしょうが、このご時世ではなかなか・・・(^^;;
反対に俺の孫が出来た頃には、当然まだ俺らは年金を 1円ももらえてなくて、俺らの親世代のように子や孫に奢ってやるというのが難しくなってるだろうなっと。

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おい、安倍!!安倍首相!!俺らの老後も安心して日本人として生きていけるよう、政治をしっかりやれよ!!ろくでもない友だちのためばっか、俺らの大事な税金を無駄に使ってんじゃねえぞ!この野郎!!

・・・ま、ということで(笑)、正月の「山賊」の話に戻る。

「桃李庵」で食事をするのは、8月に高森高校のむつみ同窓会総会(本部・広島支部合同)をここで開いた時以来ですなあ。

まずは「生ビール」を注文し、同窓会の時に初めて食べてすっかり気にいったので「山女塩焼」540円を注文。あと、「山菜盛合せ」324円も。これは初めて。ぜんまいときくらげの盛り合わせで、コリコリシコシコと歯ごたえを楽しめる。ビールより酒でやりたい肴やね。
これに、「山賊むすび」519円を加えて、俺の一人前とした。まだ朝飯を食ってからあまり時間が経ってなかったので、さすがに「山賊うどん」には手が出せなかった(^^;

更に、おふくろの奢りということで調子にのって(自腹だったらもう注文しなかったと思うが(笑))、「ひちりん」843円、「餃子」465円を注文し、妹の旦那さんと二人で突くことにした。

最初に「ひちりん」、「餃子」を突きながらビールをやってたんだけど、なんか量的に物足りんなあと思ってたところに「山賊むすび」登場。これで一発で胃は満たされ、「山女塩焼」が出てきた時には「持ち帰りにしてもらおうかな・・・」と思ったほどだったが、一口食べるとその強烈な塩っけが更に食欲を誘発し、あっという間に食べきってしまった。んが、頭と骨を食べずに残したのは、やはり満腹中枢を既に刺激されていたためか(^^;

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食事を終える頃に、お正月限定の出し物として獅子舞が登場。
いらん知識ばかり豊富に溜め込んで、それが全然学校の勉強に生かされていない娘と、今年大学受験の長男坊は頭を噛んでもらった(笑)
神仏一切信じず科学絶対主義な我が家ですが、まあ、こういう伝統に素直に乗る柔軟さは持ち合わせているのでね。これで絶対成績アップ間違い無し!!・・・と信じてみよう(笑)

というわけで、「山賊」の料理も素直に言って「観光地価格」だと思うんだけど、単純に「飯を腹に入れる」だけではなく、この店の敷地内全体に漂う怪しげな雰囲気とこういったイベントを楽しめるのだから、まあ、そういう意味では「適正価格」だと思うね。

あ、そういえば、この間嫁さんに駅まで送り迎えしてもらった時に、対価として「山賊弁当」購入を提示してたんだけど忘れてた。
このまま嫁さんが忘れていますように・・・
12月28日は、お客さんの宅内で作業をして、そのまま夕方の納会に参加してきた。
ここ数年、毎年参加させていただいている。

年末の挨拶などで持ち込まれたお酒や、ちょっとしたオードブルなどを肴に軽く呑むくらいなんだけど、お客さんのところの社員さんでお酒を呑まれる方がそんなにいらっしゃらないもんだから、あまり減らないお酒を意地汚くガブガブ呑ませていただき幸せな会なのである(笑)

で、今年はなかなか酒のラインナップが良くて更に幸せであった(笑)

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呑みたい、呑みたいと思っていたのに、広島で置いている店になかなか買いにいけなかったので結局今年は手に入らなかった「新政 純米 瑠璃(ラピスラズリ) 美山錦 生もと仕込」(秋田県)。

おお!!こんなのを持って来られた趣味の良い取引先さんがいらっしゃったか!!
まあ、俺も 2年前にこれと同じ「新政 Colors(カラーズ)」のピンクラベルである「秋櫻(コスモス)」をこのお客さんのところに年末挨拶の手土産でお持ちしたことがあるんだけど(笑)

これ、口に含んだとたんにほわっと米の甘い香が口腔内を満たして、美味しくて飲みやすい酒。軽い呑み心地は女性にも飲みやすい。

あと、これも某日本酒の本で見てから呑んでみたかった「モダン仙禽 ドメーヌさくら雄町 生酒」(栃木県)。
無濾過原酒・瓶囲い瓶火入れの酒。甘いらしい。が、甘味より酸味の方が強く感じた。あまり冷えてなかったからかなあ。しこみに使う蔵の地下水と同じ水脈の水を入れた水田で使った米(さくら市産雄町)しか使ってないとか。米の香りはするけどわりとさっぱりした味で、美味い肴と呑むと良い感じかなあ。
一度、ちゃんと温度管理された状態のものを呑んでみたい。

あと、俺が持ち込んだ「華鳩 日本一コイコイ 33」。ええ、ええ。「優勝コイコイ」と同じカープ便乗酒です(笑)
これはもう酒度マイナス1だけどそれ以上に甘く感じる大甘酒である。「優勝コイコイ」もそうだけどね。
お客さんところの女性数名に呑んでもらったけど、「甘すぎる」という意見と「飲みやすい」という意見に分かれた。俺はすっかり最近は甘い酒党なので「くっそ甘いけど、美味い、美味い」と呑んだけど(笑)

昔の三倍増醸清酒みたいにブドウ糖や水あめをぶち込んで甘くした酒じゃないけんね。
杯が進むぅ~

というわけで、午後6時前には酔っ払ってヘロヘロになった俺は客先を出て、夜の広島不夜城へフラフラと歩みだしたのであった。

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