酒とか食べ物とか: 2018年11月アーカイブ

もう10月の話だが、残業飯を食べに「麺屋 元武(もとたけ)」を訪ねた。

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俺の現在の職場と同じ大手町だが、俺の職場は平和大通り、「元武」は国道 2号線付近ということで、けっこう離れている。昼飯を食いにいくのはぎりぎりの距離って感じかな。

店に入ると、ちょうど食事を終えたアベックが出てきて、店の中は俺だけになった。
一人でテーブルを専有するのも申し訳ないのでカウンターに座ろうと思ったのだが、けっこう強引に「テーブルでどうぞ」と 4人がけの大きなテーブルに追いやられてしまった(笑)
カウンターから厨房を見られるのがいやだったのかな?(テーブルからは調理の様子は見えない)

「元武」を選んだのは、ネットでググってて豚骨ラーメンが美味かったという話を読んだからだが、メニューを見てみると塩ラーメンもあるようだ。
俺は塩ラーメンも大好きである。

単品だと 600円の「うめしおラーメン」で、「ラーメン焼き飯セット」850円にした。
赤星(サッポロラガービール)500円も頼む。

焼き飯は、いわゆる普通のラーメン屋のチャーハンって感じ。入ってるチャーシューブロックの量は少ないが(笑)、なかなか美味い。俺的にはちょっとあっさりすぎるけど。

ラーメンは、塩ラーメンなのに濁ってる。豚骨スープだ。背脂みたいなのも浮いてるし。塩とんこつか。スープも具も白っぽいラーメンの上で、赤黒い梅干しの存在感がすごい(笑)
この梅は、メンマか塩昆布に変えてもらえるそうだけど、それじゃあ「うめしおラーメン」じゃなくなっちゃうじゃん。少なくとも見た目は。
麺は俺の好きな細麺。けっこう細めだが、食べ終わるまでに伸びてしまうことはなかった。

一口スープを呑んでみる。

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ほほう。梅+塩昆布の味がする。トッピングに+50円で「塩昆布」というのがあったが、実際、味付けには塩昆布は使われているんだ。
見た目は「ちょっと薄めのとんこつラーメン」なんだけど、この梅+塩昆布の風味でさっぱりしつつもしっかりした旨味のある良い塩ラーメン(塩とんこつラーメン?)になっている。

ただ、どうせならもっと塩昆布の風味をドカンと効かせるとか、わかりやすい個性を与えると面白いかなあと思った。
ラーメンも焼き飯も「元武」という荒々しい字面に対して、ちょっとお上品すぎる感じはした。

でも、美味しいと思う。
今日は玖珂駅から出勤だったので、愛俺弁当を作る時間なし。
なんせ、6:25には車で家を出ないと、6:39の岩国行き岩徳線に乗れないからな。
6時に起きて飯食って糞して着替えて・・・でギリギリなんで、とても弁当を作る時間などない(^^;
いや、もう 30分早く起きれば?というご意見もありましょうが、昨夜は(てか今日未明?(笑))、深夜 2時すぎまでソオタスで小学校の育友会関係者と呑んでいたので・・・とても早起きは・・・(^^;

というわけで、今日の昼飯は外食。
この界隈のランチ屋情報に詳しいMイさんに「今日、昼飯どう?」と聞くと「いいよ」ということだったので、付き合ってもらうことにした。

実は俺、数日前にMイさんが SNS に上げていたカレーパスタが気になってて。でも、数日前に食べたばかりのところに行こうってのも「ええ、また?」ってなって申し訳ないしなぁと。
それで言い出せずにいたんだけど、Mイさんの方から「カレーパスタ、行きますか?(笑)」と振ってくれたので、もう速攻で「行こう、行こう」と(笑)

同じ大手町だけど、NHKビルからはけっこう歩く。
大手町4丁目にある「蔦(つた)」が目的地だ。けっこうカレーパスタが有名な店らしいね。俺は全然知らなかったけど。
店の佇まいは、昭和の洋食屋さんって感じ。俺らはギリギリ並ばずに入れたけど、その後、すぐに入店待ちの列ができた。

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入り口の壁にぶら下げられたメニューを確認し、席に着くなり「カツカレースパ」850円を注文。

大盛りにしようか若干迷ったけど、ノーマルでボリュームは十分だった。
俺たちの隣の席の OL さんたちもカツカレースパを注文してキャッキャ騒いでいたが、残り 1/3になったあたりですっかり無口になってしまった(笑)

カレーは辛くはない。昔ながらのカレーって感じだ。これが美味い。
上に乗ってるカツも美味しかった。洋食屋のカツってほんと美味いよね。
欲を言えば、盛り方をもう少しきれいにしてほしい(笑)。なんか、雑なのよね。カレーも皿の端から垂れてるし(笑)。

でも、また、近いうちに食べに行きたいくらい気に入った。もともとカレースパ、大好きだし(家でもよくやる)。Mイさん、情報あざっす。
この火曜日は、なんと15分寝坊をしてしまい、愛俺弁当が作れなかった。
そう。最近このブログに記事を書いていないが、今でも俺は、毎朝大好きな俺のために弁当を作っているのだ。愛してる俺が愛する俺のために作ってくれる弁当、それが愛俺弁当。俺は誰よりも俺のことが一番好き!!家族よりも、友人よりも、俺が好き!

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・・・話がずれそうなので元に戻す。

まあ、そういうわけで、昼飯をどうしようかなと思っていたら、大手町(東京じゃなく、広島ね(笑))で働く岩国の飲み友達・Mイさんから「弁当ないんなら飯食いにいきます?」のLINEが。SNSに俺が「弁当がない」と書いたのを読んでくれたようだ。
俺も、火曜日から再び大手町で働き出したのだ。

この界隈のメシ屋をあまり知らない俺にはありがたいお誘い。すぐに「行く行く」と即答して、12時に NHK ビルの下で待ち合わせ。大手町の南方面へ歩みを進めたのであった。

二人が入ったのは「花山椒 大手町店」。
複数店舗を展開する汁なし担々麺屋のようだが「花山椒」というのは知らなかった。店があるのが八丁堀と大手町だけのようなので、まだまだこれからという感じだろうか。

店の中にはカウンターのみ。
小さな店なのでカウンターの中も相当狭い。中にいた兄ちゃんが店長だろうか?まあ、なんと呼べばいいのかわからないので、仮に「店長(仮)」と呼ぶことにする(笑)

俺は、マーボー丼(小)と汁なし担々麺のセットである「大満足セット(B)」850円を注文。(入り口で食券を買う)
辛さを 0〜5 の中から指定してくれというので、「じゃ、一番辛い 5 で」とサラっと言うと、店長(仮)が「え?」って顔をして、何か言いたそうである。まあ、「すごく辛いけど大丈夫ですか?」と聞きたいのだろう。俺はそんな店長(仮)の視線を無視。しかたなく店長(仮)は調理を始めた。

いやあ、辛かったです(^^;

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なにせ、マーボー丼も汁なし担々麺も、どちらも辛さ 5のMAX値。汁なし担々麺が辛いんで、ちょっとマーボー丼で口直ししてってわけにいかない。どっちを食べてもひたすら辛い。
ただ、「武蔵坊」の DEATH ランクに比べると「全然食べられる」辛さ。俺が順調に食べ進んでいく姿を、店長(仮)が若干拍子抜けした目でみているのがわかる。だって全然大丈夫なんだもん。
多分、最初に俺が「え〜?辛さのランクって何番から何番まであるんですかぁ?」みたいな感じで素人臭かったので、「無謀な素人が一番辛いのを指定して悶絶する」姿を期待してたんだろうなあ(笑)

しかし、まあ、食べられるけど、花椒が効いて、口の中がしびれるほど辛いのは確か。正直、辛さばかりで「味わう」ことはできなかった。辛いのは好きだけど、ヒーハーしながら味わう余裕もない。
今度行った時は、辛さ 2くらいを指定しよう(笑)
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広島駅エリア店集中訪問作戦の次のターゲットは。 JR 広島駅ビル内の商業施設 ekie(エキエ)にある「串かつ 寅卯 ekie 広島店」である。
そう、あの堺町「寅卯」の二号店である。
まあ、「寅造」「魚寅」を二号店、三号店と見るなら四号店だけど。地元山口県の光市出身の大将が広島で活躍するのを見るのは嬉しい。

ekie 店は今年開店したばかりなのだが、いきなり人気店になっている。平日の夕方など、外のテーブルも含めて一席も空いてないこともあるほどだ。

何度か訪店したことがあるが、その度、ぎゅうぎゅうのカウンター席で、肩をすぼめて酒を呑む感じであった。まあ、大将は「カウンターの客全員が身体を斜めにして、ダークダックススタイルで呑むくらい繁盛させたい」と「寅卯」を始めたばかりの頃に夢を語っていたので(俺が初めて「寅卯」に行ったのは、2011年10月のオープン翌週のことだった)、ずいぶんとその夢に近づいてきているのではないか。素晴らしい。

この日も駅利用者の多い祝日ということで混雑を心配していたのだが、それはまったくの杞憂であった。カウンターにも、二、三人の客しかおらず、ずいぶん空いていた。俺らが帰る頃にはカウンターも混みはじめていたので、ちょうどいい時間帯だったのだろう。
ああ、初めて ekie 店で落ち着いて飲める(笑)

「寅卯」では日本酒を呑みたかったので、「東洋美人 純米吟醸50」を注文。
肴には、酒に合わせてこの日は油物は避け、「つぶ貝わさび和え」「刺し身5種盛り」「塩さば」を注文した。

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いやあ「東洋美人」、やっぱうめぇなあ。
ekie 店は広島駅ビル内にあるためか、「寅卯」系列にしては珍しく広島の酒も二種類ほど置いてるんだけど、やっぱ山口の酒に行っちゃうなあ(笑)
決して地元愛ってわけではなく、俺の嗜好には山口県の酒が一番合ってる気がする。割とどれもフルーティーだよねえ。「呑みやすい」と言えばいいのかな。そういう酒が俺には合ってるわ(本物の「酒飲み」ではないもんで(^^;;;)。

「宮ちゃん」では同行者のN◎がおかわりして二杯の酒を呑んだが、反対に「寅卯」ではN◎が一杯で我慢しているところ、俺が二杯目の酒「長陽福娘 ひやおろし」をおかわりした。
焼酎などの「蒸留系」の酒が好きなN◎と、日本酒などの「醸造系」の酒が好きな俺の嗜好の差がもろに出てて笑える。

更に、「五橋、熱燗にしてもらう?」なんてN◎に聞いてみたら「いや、ええ、ええ」と激しく拒むので退店(笑)

本当なら、ずっと「寅卯」で呑んでいたいが、「立ち呑みん祭」はまだ終わっていない。ここが 12店目。あと 6店。
この土曜日(11/24)、地元の飲み仲間に付き合ってもらって一気に広島駅エリアの「立ち呑みん祭」参加店を回った。

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最初に訪問したのは「やきとん 宮ちゃん」。名前が変わっているが、あの「大国ホルモン大須賀店」である。

店に入ったのは 16:15。客は俺たちだけだった。

俺も同行者のN◎も「金宮ハイボール」を注文。

それから串を「ればテキ」、「ねぎま」、「はらみ」と注文。どれも一本 160円。
「ればテキ」はこの店に来たら必ず注文せねばなるまい。

ああ、「ればテキ」、うめぇ〜。肉自体も美味いけど、いい感じに塩味のついたごま油が最高。
ほんま、バケットもらって拭い取りたいくらいやあ(笑)

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俺は一軒目なので「金宮ハイボール」のみで我慢したが(最近、飲める量がずいぶん減ってきたので(^^;)、N◎は「広島の赤酎(赤紫蘇焼酎)」を追加注文。俺も一口飲ませてもらった。
昔、激安居酒屋「ニパチ」で呑んだ紫蘇焼酎がゴムホースみたいな味で、それ以来紫蘇焼酎は口にしてないんだけど、赤酎は美味いね。
カープの季節には、応援の意味で赤酎呑みに来んといかんな(笑)

厨房のお兄ちゃんは一見チーマーみたいな風貌だけど気の良いあんちゃんで、黒田が出てたプロ野球OB戦を見逃したと悔しがる姿が微笑ましかった。

立ち呑みん祭以外でも何度か来てるけど、良い店だ、ここは。
的場町の「くしやき 三ツ星」も「魚寅」同様、週末なんかにふらりと訪ねると、カウンターもテーブルも完全に埋まっていて、運がよければ入り口すぐの大テーブルのどこかに潜り込めるかも?という感じの人気店だ。

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毎回、立ち呑みん祭の時には苦労する。まあ、店がそこそこ広いんで、入れなかったことはないけど。
なので今回は、平日のど真ん中・水曜日に会社が終わってすぐに突入してみた。

的場町の電停を降りると真正面に「三ツ星」の入り口が見える。
俺と同じくらいの歳のサラリーマン二人連れが店に入っていくが、すぐに出てきた。
「え?この時間で、もういっぱいなの?」と驚きつつ暖簾をくぐると・・・全然ガラッガラやん(笑)
カウンターに 3、4人の客しかない。いったいあの二人連れはなんだったのか?(^^;

いやあ、こんな空いた状態で「三ツ星」で呑むのは初めてだ。

飲み物はレモンハイを頼み、モツ串を注文する。「くしやき 三ツ星」の「くしやき」と言えば「モツ串」のことである。
この日もあまり広島で長居するつもりはなかったので、「こぶくろ(子宮)」140円、「はつ(心臓)」140円、「はらみ(横隔膜)」160円を一本ずつ注文。この三本をささっと食って帰ろうかと。

本当は、以前食べそこねてからずっと記憶に残っている「おっぱい(乳房)」も行きたかったのだが、メニューから消えていた。残念。やっぱ、食べれるときに食べとかんといかんのね。

「こぶくろ」はコリコリ、「はつ」はザクザクとした食感を楽しむ。臭みは一切ない。「三ツ星」が人気店なのもよくわかる。
そして、「はらみ」の美味いこと、美味いこと。噛みしめるたびにじゅわじゅわとウマウマジュースが溢れ出してくる。ああ・・・至福。

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結局、「いぶりがっこ」200円と「タコウィンナー」300円も注文。ああ、串三本だけで帰ろうと思ってたのに・・・(^^;
「いぶりがっこ」はちょっと箸休めに頼んだんだけど、「タコウィンナー」はメニューで目にしてしまったら、もう注文するしかないやろう(笑)
赤いウィンナーの魅力に抗える昭和生まれの男がいるなら見てみたい!!つまらない男だろうよ(笑)

というわけで、「三ツ星」ではいつも「混んでるのに大将に話しかけて常連アピールする馬鹿女」など、いやなものを見ることが多かったんだけど、珍しくこの日は落ち着いて飲める良い日であった。
11/19(月)。
17:30に定時を迎えると、俺はすぐに袋町方面へ向かった。
前の週の金曜日に、二度も訪店しながら満席で入れなかったため、週明けのリベンジとなったのだ。

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17:45。入店。
さすがに月曜日のこの時間だと、店はガラガラだ。とは言っても、それは週末の混み具合と比べたらの話で、奥のテーブル席は既に三席ほど埋まっているし、カウンターにも三名の先客があり、平日の早い時間にしてはそこそこ客が入っていると言ってもいいかも。ほんま、人気店じゃのお。

やっぱ、人気の理由はコストパフォーマンスの良い美味い料理たちだろう。

とりあえず「赤星(サッポロラガー)」450円(瓶ビールでこの値段!!)を頼んで、合わせて料理を注文。
「ナポリタン」380円、「真ふぐ白子焼き」480円を。安っ!

俺は立ち呑み屋のナポリタンだと、ここのが一番好き。その次が「善吉」かな。白子はピリ辛でポン酢がかかっている。もう、むっちゃウマ!!
ビールじゃなくて、日本酒でやりたいところだが、我慢、我慢。この日は、家に帰ってからやりたいこともあったので、あまり酔っ払いたくない。ビールで我慢、我慢。

が、「魚寅」は料理が美味い店。メニューを見ていると、次から次に注文したいものが出てくる。

「煮あなご」380円、「ハモの天ぷら」380円を追加・・・。我慢できん(^^; しかし、どっちも 380円とは、安い。

なんとか、赤星をチビチビやりながら「煮あなご」と「ハモの天ぷら」をいただく。
美味い・・・でも、ビールより日本酒に合わせたい・・・

ええ、ええ。俺の意志の弱さを嗤うなら嗤え!!

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とうとう、俺の口から「すみません。五橋純米を熱燗で」の言葉が・・・(^^;

せっかく、「絶対日本酒が飲みたくなるから」と刺し身などのナマ物を避けていたのに・・・。いや、そもそも、この日の注文で「ビールの方が合う」の「ナポリタン」くらいですからぁ〜(^^; 心のずっと奥の方で、俺は日本酒を欲していたのだろう(笑)

しっかりした米の香りのする「五橋 純米酒」の熱燗をやりながら、ハモ天を頬張る俺の頭の中には、ビートルズの "Let It Be" が鳴り響いたのであった(嘘)

「廣島立ち呑みん祭2018」9店目。
この日曜は、昼から夕方まで山口市で先の大戦の遺族会関係の集まり(研修会)があり、俺も岩国地区青年部(仮称)のメンバーとして参加してきた。

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会は 17:30に終わったが、移動時間も入れると11時頃から何も食べていなかったので、一緒に行っていたHオカさんと「軽くうどんでも食っていこう」ということになって、山陽自動車道下松SA(上り)に寄ったのである。

全然余談なんだけど、なんか、この日、下松SAの駐車場、ほぼ満車近くてびっくりしたんだけど、休日の夕方ってこんなもんなんかね?宮島等の観光地のSAや、年末年始、G/W ならわかるけど・・・

ま、それはそれとして、フードコートの料理の受け取りカウンターの上にでかでかと「岩国蓮根麺」という怪しげなものが紹介されているのを発見。Hオカさんに「知ってますか?」と聞くと「知らん」と。「じゃ、食べてみますか?」と、ついつい二人で興味本位に「【肉のせ】岩国蓮根麺」680円を注文した(笑)

岩国蓮根麺には、「肉のせ」の他に、蓮根の天ぷらが 2枚乗った「れんこん天のせ」もあるのだが、同じ値段だし、そうすると(岩国蓮根の天ぷらなら、それなりに美味いのだろうが)やっぱ肉の方がねえ・・・(笑)

岩国蓮根麺は、インスタントのうどん麺のように角がきちっとした平たい麺だ。蓮根が練り込まれているためか色は薄い肌色をしている。あ、今肌色って言ったら「差別!!」とか言い出すうるさいヤツがいるんだっけ?(^^; ええとねえ、じゃあ、らくだ色。ベージュ。これで満足?

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スープの味はちょっと濃いめで甘みが強い。昔、朝市で出していたシュンイチのうどんの味だ。いや、そういうてわかるのは俺とシュンイチの親くらいだろうけど(笑)
祖生のふるさと祭りで出すうどんのスープにも近いかなあ。なかなか美味い。
Hオカさんも「こりゃあ美味いのお」と完食。

ただ、麺の話に戻るけど、色は上に書いたように「蓮根が練り込まれている」感じなんだけど、実際に蓮根の風味を感じるかというと・・・
「味には蓮根っぽさがないなあ」と。そこが物足りない。
ま、俺は毎日レンコン茶を飲んでいるレンコン野郎だからね。蓮根関連には厳しいのよ(笑)

興味がある人は Amazon でも扱ってるみたいだし、レシピなんかも製造元のサイト(池本食品)で紹介されているので、一度お家で試してみては?

「善吉」で一杯やって、やっと落ち着いてきた。そして、本通を Pokémon GO をしつつ(笑)西へ進む。
「善吉」に続いて、立ち呑みん祭以外でもよく利用する「寅造」へ。

この日は色々あったが、やっぱり「善吉」、「寅造」といった、メニューも充実した、接客のしっかりした店で吞むと落ち着く。
いや、酒と乾き物程度(そこまでいかなくても、ちょっとした小皿料理だけとか)のチープな店も立ち呑み屋の醍醐味というか、魅力ではあるんだけど、やっぱそればかりだとね。

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そういう意味では、本当は「寅造」のような店でしっかり食事&美味い酒を味わってから、立ち呑みん祭の旅(立ち呑み屋ハシゴ酒の旅)に出る方がいいのかな。「魚寅」が満員で入れなかった後は、いきなり流川・幟町方面を攻めず、素直に本通を「寅造」「善吉」と進んでいけばよかったかなあ(^^;

というわけで、この日 5軒目の「寅造」で美味いものをやりながら、しばし一服。

酒は「原田」の純米酒を熱燗で。
ちろりの中の酒は、すこし濁っている。
細かい銘柄は確認しなかったんだけど、無濾過の特別純米かな?なら、米は「西都の雫」か。一口呑むと、米の甘みが口いっぱいに広がるがな。

「たまりBar」で「剣菱」呑んだけど、やっぱ俺は「原田」の方が好きやなあ。まあ、「剣菱」は一番安い商品なんだろうけど、どうも兵庫の酒は「古い味」に感じる。若い頃に苦手だった日本酒の味だ。

やっと美味い酒に行き当たり、ホッと息を吐く俺なのであった。

そして、肴は「ふぐタタキ」450円也。
まあ、改めて書くまでもないだろうが、ご想像のとおり、うめぇーーーー!!

途中俺の胸に沸き起こった、「俺はなんのために、こんな苦行をしているのか」という迷いも吹き飛ぶぜ!

オラは絶対 18店舗制覇する!!(笑)
11/16(金)。この日 4店目。

「グレムリン」の次に、(八丁堀の公衆便所でここまでに摂取したアルコールを放出、いや放尿し)向かったのは本通の「善吉」である。

20181116_zenkichi1.JPGここは、常連のおじさんたちが入り口付近にたむろって店主やバイトの女の子との会話を楽しんでいるので、ぱっと見、満員で一人も入れなそうなんだけど(軽く営業妨害だけど、本人たちにその自覚なし(^^;)、実際には奥の方にいくらでもスペースがあったりする。

この日も入り口付近は溢れんばかりの人の姿があったんだけど、構わず入店。一番奥のスペースに無事滑り込むことができた。

ここに来たら、もういつもの俺の定番。
「ハートランドとナポリタン」で。

ああ・・・ほんま、やっとナポリタン&ビールにありつけたわ。
実はこの日、最初に訪問したけど満員で入れなかった「魚寅」で、ナポリタン&ビールをやって(「魚寅」のナポリタン、大好きなのよ(笑))、元気ハツラツと立ち呑みん祭の店を回るつもりだったのに、「魚寅」に入れなかったので当てが外れ、あまりしっかりした食事を摂らないまま 3軒ハシゴ・・・
正直、ヘトヘトだった。加齢もあるのだと思う。ただハシゴ酒をするだけでこれほど疲れるとは(^^;

20181116_zenkichi2.jpgほんと、「善吉」でナポリタン食って蘇ったわ。ビールも国産ビールで一番俺が好きなハートランドだし。

レジでお金を払い、「これ、スタンプ押してもらえますか?」と立ち呑みん祭のスタンプカードを差し出す。
「はい。もちろん。よろこんで!」とバイトの女の子が押してくれたスタンプの神々しいことよ(笑)

俺は店を出ると、ニコニコと 5軒目の店に向けて歩き出したのであった。
11/12(月)夜。ついに、最終日にやっちまったなぁ(^^;
「ひろしまラーメンスタジアム」。一杯 1,480円のラーメンでハズしてしまった(^^;

20181112_taishio1.JPG東京・四谷「鯛塩そば 灯花」の「特選紅ズワイと濃厚真鯛の塩らぁ麺」である。

久留米ラーメンとどっちにしようかと迷った挙句、「最後は好きな塩系のスープで〆(しめ)よう!」そう思って俺は「カニと鯛の塩らぁ麺」をチョイスしたのだ。

いや、ラーメン本体のチョイス自体は間違っていなかった。無茶カニの匂いがするそのスープは嫌いではない。本当に、真鯛の立場はどうなるのか?と同情してしまうほどの甲殻類の香りが(苦手な人はホント駄目な気がするけと(^^;;)食欲をそそる。
そして、そのスープを口にすると、こんどは真鯛由来の旨味が舌の上に広がる。

間違っていたのはトッピングのチョイスだった。「本当にこれが今年の最後の一杯だから」と選んだ「超セレブ盛り セレブ☆トッピング」700円なり。これが良くなかった。
どうかしてたのだ。高いラーメンに正当性を全く見出すことの出来ない俺が、ラーメン 780円に、700円のトッピングをするなんて。

大量に入れられた岩海苔がスープを吸い、その少なくなったスープの温度を味玉、炙り筍、九条ネギが下げる。

そして、とどめを刺したのが、ゆるゆるに茹でられた麺だ。茹ですぎの麺とぬるいスープ。
どうだい?不味そうだろ?

20181112_taishio2.JPG「いや、それはトッピングをするからだ。ノーマルラーメンは美味かった」と言う人がいるかもしれない。でも、その指摘は的外れである。
トッピングは店が用意したものだ。店はこのトッピングが美味いと判断して当然出している。「載せると不味くなるトッピング」を出しているわけではない。その自信作が不味かったわけで、そこで「◯◯な組合せなら美味いのに」みたいなことを言うのは言い訳でしかない。

というわけで、今回のラースタ。俺的には割と満足していた。それが最後の最後にがっかりさせられた。
素直に久留米ラーメン食っとけばよかった(^^;;
この日2軒め。長い立ち呑みん祭の旅では、4つめの星。いや、店。

幟町の「たまりBar」である。

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一応、立ち呑みん祭以外でも来たことのある店だが、ママさんや常連さんには一切話しかけず、なんか向こうから話しかけれたらボソボソと滑舌悪く答えるくらいなので、一向にママさんに顔を覚えてもらえない(笑)
まあ、そういうのを楽しんでるんだけど(笑)

しかし、この日は 18:45に入店してから 19:15に退店するまで、ママさんに叱られっぱなしの辛い 30分間であった(^^;

店に入ると、いきなり「あ、立ち呑みん祭だけの一見客だ」って感じで、ポンっと目の前にスタンプを置かれ、「自分で押してもらってるから」と。なんか、立ち呑みん祭客とトラブルでもあったのか、あきらかに冷たい。この後も、俺以外の立ち呑みん祭一見客も含め、常連さんと一見客の対応に温度差が(^^;

どうも、いちいち一見客に店のシステムを説明するのが面倒くさいんかなあ?

というのが、なんか、注文の仕方が以前と変わってる。

自分で紙に書いて、目の前の小瓶に、紙にボールペンを突き刺した形で立てて置いておく。ただし、注文はちゃんと口で言う。紙は、最後に精算するときに確認するためで、注文自体は(一応、最初だけは紙を見てくれるんだけど)口で・・・って感じ。

俺は、「もうママさんが紙を用意してくれていたのに『紙はどこですか?』と探していた」「ボールペンを刺して瓶に立てて置くのがわからなかった」「注文数を『正の字』で書くのに、俺は同じものを頼んだら別の行にその商品を追加していた」みたいなことをしたのがイラついたようで、「マジな苦笑い」を浮かべながら、「他のお客さんの様子を見てたらわかるはずじゃけどね」とか叱られた(^^; マジ怖かった。

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俺のあとに入ってきた客は、注文を紙に書くのが遅くなって、「まったく笑わない顔」で「まだ書いてないじゃ?」と叱られていた(^^;

一見客をいじって遊ぶという感じではなく、本気でイラついているのがビンビン伝わってくる。でも、常連さんと話をする時にはいつもの可愛い笑顔なのよね(笑)

帰りたい。でも、すぐに帰ったら「これだから立ち呑みん祭の客は」とか怒らせちゃうんじゃないかと思って、「熱燗(剣菱)」400円x2杯。「ぎんなん」200円、「うずら卵串揚げ」150円、「明太のせだしまき玉子」320円といつもより多めに注文。
この店で 1,470円も飲み食いしたの、初めてじゃね?しかも、30分も滞在してしまった・・・

俺、このブログでも散々書いているが、店の人に上から物を言われるの(ラーメン屋の頑固オヤジとかさ)が大嫌いなので、この日 2店目にして相当のライフ減であった・・・

<追記>
この記事で「たまりBar、怖そう」と思われるのは不本意なので追記します。
「たまりBar」のママさんは可愛くて面白い人です。帰る時は、店の外までお見送りをしてくれます。この日もちゃんとお見送りしてくれました。
ただ、こういう機嫌が悪い日もあるから、たまたまあなたが訪店した時に冷たい態度だったとしても、それはその日たまたまだっただけなので、懲りずにまた訪店してね・・・というつもりで書いた記事です。
金曜日の「立ち呑みん祭」は「魚寅」スタートで本通界隈、流川界隈と進んでいくつもりだったが、18:10頃「魚寅」を覗くと満席。入り口で待ってる人までいる。ほんま、週末の「魚寅」は訪問困難店やで(^^; この周りの人たち、他に行く場所はないんかい!?(^^;

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ということで、先に流川方面を攻めて、「魚寅」が空いてくる 20時以降に本通方面に帰ってくるコースで周ることにした。

まずは、「宮島ビール スプラウト」へ。

宮島ビールの直営ビールスタンドである。
この店は、木、金、土しかやっていないのだが、木曜日は「立ち呑みん祭」開催中のサービスで開けているのだそうだ。日頃は金、土しかやってないので注意。
以前聞いた時は、社長の道楽なので・・・ってことだったと思う(笑)

怪しい路地(ではなく、ビルの一階通路なのだが、雰囲気は路地裏(笑))を入っていくので、ちょっと訪店し辛いと感じる人もいるだろうけど、入ってしまえばフレンドリーで良い雰囲気のビールスタンド。

もともとは社長がカウンターの中に立ってたってことだけど、今回も別の男性。去年訪店した時と多分同じ人だ。この人がとても礼儀正しくニコニコとフレンドリーな方で良い。

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小麦のビールを呑みたかったのだが、残念ながら品切れ。「もみじスタウト」600円を注文。黒ビールね。メニューに「さっぱりとしたグレープフルーツのような香りとコーヒーの風味が特徴」と書かれているのだが、まさにこのとおり。
正直、宮島ビールはすでに「地ビール」のレベルじゃないよね。本当に美味い。俺が今まで呑んだスタウトビールの中でもトップクラスの美味さだと思う。
確か、製造そのものは山口県の地ビール工場とかに外注してるんだっけ?(山口県は間違いかも。どっかに外注はしてたと思うけど)それでこの品質ってことは、製造の指示が的確なんだろうね。

肴には「豚と小松菜のピリ辛炒め」200円を。これがまたビールに合う(笑)

予定外の「宮島ビール スプラウト」スタートとなった金曜日の夜だったが、おかげで楽しい夜になりそうな予感であった。(まあ、そうでもなかったりしたんだけど(笑))

今日は庄原でFS作業。
昼からの作業なので、昼飯は、庄原ICを降りてすぐにある「らーめん・お食事処 ドライブイン ミッキー」にて。

20181114_mickey1.JPG入り口に今日の「日替わり定食」の内容が書かれていたが、水曜日は「カツ丼・ラーメンセット」980円也。
もちろん、これを拒む理由は何もない。これに決定。

「ドライブイン ミッキー」は庄原の人気店のようである。
正午12時前に入ったのだが、俺ですべてのテーブルが埋まってしまった。
俺より後に来た人たちは入り口横の椅子に座り順番を待つことに。ふぅ、ギリギリ助かった。

混んでたせいかけっこう待たされて、「まさかさっきの女給さん。あんなに元気にニコニコ注文とったのに、俺の注文を厨房に伝えるのを忘れてるんじゃないだろうな?」と疑い始めた頃にやっと俺の前に日替わり定食(牛乳付き)が届けられた。

まあ、薄々、「カツ丼・ラーメンセットって、量、すごそう」と思ってはいたのだが、やはり目の前に出てくると「うげっ」っと思っちゃう迫力だ。
ま、デブなんでペロっと食っちゃうけど(笑)

ラーメンは醤油ラーメン。スープは豚と鶏ですか?いや、よくわかんないけど、広島の定番の、ごくごく普通の醤油豚骨ラーメン。麺も「やや柔」くらいで、「ドライブインのラーメンでしょ?(^^;」みたいなことはない。味はちょっと「ふくろう」を思い出す。

問題はカツ丼。一見して「え?親子丼?」と思ったほど、白飯の上に玉子の塊と玉ねぎが投げやりに盛られているだけである。玉子をどけてみると、1枚のカツの二分の一、いや、三分の一ほどか?三切れだけカツが乗っていた(笑)
「え?」と思ったんだけど、でも、カツはサクサクした衣が美味かったぜ。肉も悪い肉じゃない。見たまんまさっぱり味なんだけど、意外にだし汁もご飯全体に行き渡る程度には量があって、見た目よりは美味しかった。

20181114_mickey2.JPGおまけでついてくる牛乳はよくわからない(^^;
この店の系列に牛乳屋さんがあるのかね?最初「牛乳は付けてもいいですか?」と聞かれた時は意味もわからず「あ、はあ。はい」と答えたよ。

俺の席からは小さな瓶に牛乳を注いているところが見えたんだけど、普通の毎日牛乳のパック牛乳だったぞ(笑)
でも、美味しかった(笑)
子供の頃は牛乳嫌いだったけど、大人になると、冷えた牛乳をゴクゴクやるの好きになったんだ。子供の頃からゴクゴクやってたら、もう少し背が伸びてたかなあ。

ちなみに「ミッキー」は 12時前くらいからが一番混むようである。12:20頃になると、ポツポツ席が空いて来た。早めに行くより、少し遅めに行った方がいいのかも。
今年の長い旅(第5回廣島立ち呑みん祭)の始まりは、「山中酒店 角打ち部」であった。酒屋の横に作られた立ち呑みスペースである。

20181112_yamanaka1.JPG18:50頃入場。
なんと、満員!・・・と思ったら、一人分だけ空いていた、というか空けてもらって何とか滑り込み。

中に入ると、皆が「おかえり」と声をかけてくれる。常連さんが多いようだ。
俺なんか、昨年の立ち呑みん祭以来1年ぶりの訪問なのに(^^; なんか申し訳ない。

「すみません、すみません」と、俺より若い子もいる先客たちにぺこぺこ頭を下げつつ酒が冷える什器の前に。
やはり、地元広島の酒が多く並ぶ。
しばし悩んで、「華鳩 杜氏自作米 特別純米」を選びカウンターに持っていくと、奥さんがブランデーグラスのような大きなグラスに注いでくれた。量は、一合・・・よりちょっと少なめの 8勺くらいかな?十分な量。これで 380円(いや、330円だっけ?)とかである(笑)
いやあ、本物の角打ち最高ですわ(笑)

「華鳩 杜氏自作米」は、杜氏の藤田氏が自分で育てた酒米「吟のさと」で造った酒だ。

最近甘い酒が好みの俺には、「華鳩」の酒が丁度いい。
なぜか「華鳩」の酒はどれも甘みを感じる。

20181112_yamanaka2.JPGこの酒も、精米歩合 60%、日本酒度+2、酸度 2なので、日本酒の味わいとすれば「濃厚辛口」な部類に入るのだが、俺の舌には「キリっとしてるのに甘い」味わいが広がる。
確かに最後にしっかりした酸味が残るのだが、飲んだ瞬間は舌の上にほわぁ~っと優しい甘みが広がる。甘みの膜が「濃厚辛口」な味わいを包んでいるような・・・と言えばいいのか。

この日は元々長く呑むつもりがなかったので、あまり他のお客さんにも積極的に話しかけることもなく(帰りづらくなっちゃうからな)、そのせいで若干の居心地の悪さも感じつつ(^^;、「華鳩」一杯でお暇。

ただ、この日唯一、一瞬だけ近くにいた若いサラリーマン氏と「あまり呑んでるときに見たくない銘柄ですね」と盛り上がった宮崎の焼酎「稟議書」が気になったので、「立ち呑みん祭」抜きでももう一度呑みに行ってみなくちゃ。


もう日曜日で「ひろしまラーメンスタジアム2018」も終わりなのだろうと思っていたら、実は今日、月曜日までやっていたので、昼飯を食いに自転車で旧広島市民球場跡地へ。

20181112_sapporo1.JPG今日の昼飯には、北海道・札幌の「札幌ラーメン 武蔵」の「熟成黒味噌ラーメン」を。

「半熟味玉」100円と、自家製ラー油に漬け込んだという「白髪ネギ」200円をトッピング。
合計 1,080円。1,000円を超えるラーメンの存在が許せない俺だが・・・いや、この話はもう何度もしたのでやめておこう(笑)

ここのラーメンも美味かった。
熟成味噌と自家製マー油を合わせたスープだ。最後にどろっと黒いマー油が投入される。熟成味噌にありがちなアルコール臭さをマー油が消すのか、癖がないのに濃厚という、良いバランスの味噌スープが出来上がっている。
麺も専用の麺のようで美味い。

20181112_sapporo2.JPG飛び抜けてどの具がどうこうというのは無いのだが、全体的にバランスの取れた美味い味噌ラーメンだ。
チャーシューも美味いので、トッピング追加しとくべきだったかな。

残念なのは白髪ネギ。ピリ辛度があまりなかった。
屋台での提供、しかも昼飯どきに多分いつも店で出している何倍もの杯数を提供する必要があるので、大量に作り置きして香りが飛んでしまったのかもしれない。
不味いわけではないが、ラー油に浸したしてピリ辛度マシマシの白髪ネギを期待していたので拍子抜けだった。200円もしたのに(^^;

白髪ネギはラーショの方が美味い(笑)
先週金曜日の昼飯も、旧広島市民球場跡地で開催されている「ひろしまラーメンスタジアム2018」へ。

20181109_shinsen1.JPG「金澤濃厚中華そば 神仙」で「濃厚味噌『炎・炙』肉盛りそば」を注文した。(ええい!!商品名が長い!!(^^;)

そして、日曜日でラースタも終わってしまうと誤解していた俺は、「よし、今年最後のラースタで食うラーメンだ。豪華に〆よう!」ということで、+500円の「全部のせ」を追加したのであった。

「半熟煮玉子、肉肉ダブル、ネギ」のトッピング追加メニューだ。

これで一杯 1,280円の豪華ラーメンに。一杯1,000円を超えるラーメンの存在など決して許せない俺ではあるが、ま、お祭りだからね。ギリギリ許す(あれ?まったく同じ話を、最近書いた気が(^^;)
しかも、今日がラースタに来れる最後の日だから!!・・・と。

ええ、実は月曜日までやってたんすね。ちゃんと情報は把握しておくべきだった。
最後じゃなかったら全部載せなんかせんかったのに!!(^^;

いや、いや、いや。結論から言おう。トッピングの追加、特に「肉肉ダブル(炙り肉の追加)」は絶対するべきである。300円ぐらいするけど。

20181109_shinsen2.jpgこの肉がむっちゃ美味いのだ。
滲み出る甘い油、香ばしい風味。濃いめの味が味噌にも負けていない。
スープとか麺も美味いんだけど、この肉の美味さの前ではそれらの価値は急激に失われてしまう。

「麺いらないから、代わりに肉入れてくれる?」

俺が常識を知らないチンピラだったら、そんな風に店に無理難題をふっかけたであろう。まあ、店にとっては幸いなことに、俺は「ストッキングに包まれた女のふくらはぎが好き」なだけの善良な紳士だった。

いや、マジで肉好きの人にはおすすめするラーメンである。
今日は晩飯も、「ひろしまラーメンスタジアム2018」へ。

20181108_niboshi1.JPG
まだ、昼の濃厚白湯スープが胃の中で存在感を示していたので、ちょっとあっさり系に行こうかなと選んだのが、東京・新宿「すごい煮干しラーメン 凪(なぎ)」の「すごい煮干しラーメン」。そのまんまや。
味付け玉子(100円)をトッピング。

「凪」のブースには、「苦手な人は食べないで」とか、「ラーメン業界に風をおこす」とか強気な言葉の幟が踊っていた。「風をおこす」のに何で店名が風速0メートルの「凪」なのか?など、謎も多い(笑)

そして、「すごい煮干しラーメン」は煮干しラーメンなのに、全然あっさり系じゃなかったですわ(笑)

濃いめ(東京じゃ当たり前?)の醤油スープにたっぷりの煮干し出汁。
それも、相当豪快な仕事ぶり。煮干しの雑味もおかまいなしに抽出して、スープが苦いほどの煮干し味。
ワタを丁寧に取ったり、そういう繊細な作業ってのはしてないんだろうなあ。いや、してたらごめん。

ただ、なんか煮干しだけではない複雑な風味もする。なんか、甘露煮みたいな風味やなあ・・・と思ってたら、煮干しの甘露煮が数匹浮いていた。これか。こいつの甘みで苦味が際立ってんなあ。

20181108_niboshi2.jpg
でも、この苦いほどの煮干し醤油スープが大人の「漢(おとこ)」の味なのよ(笑)

麺はインスタントのカップうどんみたいな平たいビロビロ麺。個性的な麺なんだけど、スープの個性が勝ってあまり気にならない(笑)。これに味は濃いけど粘度低めのさらさらスープがよく絡んでグー。

俺はこのラーメン、好きよ。

ところで、具として群馬の「ひもかわうどん」みたいな、幅が広くて薄いなにかが載ってたんだけど、これ、何?ああ、今ググったら「いったん麺」っていうものなのか。

新宿の店では、これを多めにも指定できるのね。てことは、これのファンもいるのか。
俺は正直、この「いったん麺」は邪魔なだけで、無くても全然よかったですわ(^^;
「ひろしまラーメンスタジアム2018」の第二幕が今日から開催ということだったので、昼飯を食いに自転車を旧市民球場跡地に飛ばす。

20181108_ranmen1.JPG第二幕初日であり、明日は雨の予報も出ているためか客は多い。入り口で列ができていた。入り口すぐの受付でラーメン一杯 780円のチケットを買う。

やや早足で向かうのは、東京・新宿の「GACHI(ガチ)」のブース。
Webサイトで見ていて一番美味そうに見えた「燻し焼きチャーシュー麺」である。

さすがに俺以外にも「美味そう!」と思ったやつがたくさんいたようで、全ブースの中で一番客が並んでいた。(といっても、15分ほどでありつけたが)

そもそも、俺は「鶏白湯(とりぱいたん)スープ」に目がない。入った店で「鶏白湯スープのラーメン」があれば必ず注文する。
しかし、この店の「鶏白湯」は俺の知ってる「鶏白湯」じゃない!!
「癖のないとんこつスープやぁ」
そう言いたくなるほど濃厚な「鶏白湯スープ」。いや、マジで俺の馬鹿舌は「これは鶏じゃないもん。四足の動物のエキスだもん」と混乱している。

20181108_ranmen2.jpg
そして、炭火で燻されたチャーシューが美味い。ほどよく歯ごたえがあるのも良い。そしてスープに合う。
燻した肉、好きやわあ。昔、あの白いガス式の焼き肉コンロで網で焼いた肉って、なぜかこういう燻したような味と香りがしたよなあ。子供の頃食った焼き肉の味と、一緒に飲んだミリンダ・オレンジの味が蘇ってくるわ(笑)

いやあ、美味かったわぁ。これなら 780円出してもギリギリ許せるわ。ギリギリね。あ、味玉トッピングしたんで +150円だった。ま、普通にラーメン屋行ってラーメン一杯に 930円出したら自分自身が許せなくなるが、まあ、祭りなので良し(笑)
ずいぶん昔の話だが、一応メモ代わりに。

20180126_okage1.JPG今年の 1/26。お客さんの新年会で、うちから派遣していた外注プログラマの歓迎会も兼ねてやっていただけるということだったので、俺も参加させていただいた。ところが俺はちょっと仕事が早く終わってしまい、その会が始まるまで小一時間ほど時間ができてしまったのである。

ま、そうなるとね、どこかで一杯やりながら時間調整しようかなってことで(本屋で時間をつぶすとか、そういう発想がない(^^;)、会場に向かう途中で適当な居酒屋に飛び込んでみたのである。

それが、紙屋町にある「炭火焼鳥 御喜家゛」である。「家」に濁点で「げ」と読ませる。つまり「おかげ」である。まあ、税務署なんかに届けている屋号は「御喜家」だろうし、ネットで検索するときも「御喜家」で引っかかるけどね(笑)

入ってすぐのカウンター席に座り、さっそく注文。すでにカウンター席では一人、中年サラリーマン氏が呑んでいた。早くから呑んでるんだなあ、カスめ!(俺もだけど(笑))

まあ、軽くということで、焼き鳥を「こころ」と「せせり」を一本ずつ。それに「地鶏ささみ刺し」500円也も合わせて注文。
酒は「山城屋 純米」(新潟県)を熱燗で。

この店、料理は美味かった。「ささみ」の刺し身はまた食べに行きたいくらい。ただ、置いている酒が俺の好みとはちょっとずれてる。

一応、酒にはちゃんと力を入れているようだ。広島の酒 6種と、他県の酒 6種がメニューに載っている。
しかし、広島の酒がとにかく辛口ばかりなのである。どれも、日本酒度が +8 とか +9 とかそんなのばかりである。

俺は日本酒で、米のほのかな甘味を味わいたいんや!!(笑)

20180126_okage2.JPGというわけで、最後に「鳥海山 純米吟醸」で〆る。日本酒度は +2くらいの酒である。最初に熱燗でやった「山城屋」も +3の酒だ。
なのに、どうして広島の酒はそんなに辛口ばかりなのか(^^;

それと、この日は大将の機嫌が少し悪かったようで、とにかく愛想がなかった。俺、強面の大将、駄目なんよね(^^;(その分、バイトの金髪君はとにか愛想がよかったけど(笑))

まあ、そういう感じだったので、時々店の前を通る時に「久しぶりにささみの刺し身食べたいなあ」とか思うんだけど、再び暖簾をくぐれないでいるのだ(^^;
前居た会社でお付き合いのあった方に久しぶりにお会いした。
独立したあとも、小さな仕事だったがちょいちょい声をかけてもらって、俺より若い方だが、会社の設立当初に本当にお世話になった。

積る話もあるので、他の当時のメンバーも含め、11月になったら呑みに行きましょうって話をしていた。
俺の方から「焼き鳥なんてどうです?」と聞くと、「いいですねえ」と。
でも、よく考えたら、俺、呑みに行くのは「独り呑み」にちょうどいい小ぶりな店ばかりで、数人でワイワイやりながら呑める焼き鳥屋知らんなあと(^^;

20181030_kaminari1.JPGそう思ってた時にちょうど元ふくろうのW■さんから「久しぶりに一杯やる?」と声をかけてもらったので、宴会に使えるような大きめの焼き鳥屋を訪ねてみたのである。

二人が向かったのは、袋町にある「炭焼 雷 本店」。広島に三店舗ほど展開している焼き鳥中心の居酒屋である。その本店。
中央の大きなL字のカウンターの周りに、座敷やテーブル席があり、少人数から大人数まで捌ける店のようだ。

この店、焼き鳥は美味い。
使用している肉も鹿児島の薩摩知覧鶏と広島の廣島赤鶏であり、こだわりがあるようだ。

ただ、美味いが、その分いい値はする。知覧鶏の「もも」は一本 250円だ。気軽に2本頼んだら500円。4本つまめば1,000円。
ま、日頃俺が呑みに行ってる焼き鳥屋の料金もそんなもんなんだけど、今度一緒に飲みに行く予定の方が、「焼き鳥って、安いけど美味しくっていいですよね」と言われていたので、ここは駄目かな。多分、「値段相応に美味い」店ではなく、「安いのに美味くてびっくり」を期待されてそうだから。

そうそう。オーダーミスも多かったな。
それも、新人の子じゃなくて、フロアのバイトリーダーみたいな子が(^^;
注文した種類や本数など色々間違いが。俺の滑舌が悪いのを差し引いても、ちょっとミスが多かった。ま、俺もW■さんもそういうのには寛容なので 、苦笑いしつつ黙って食べたけど。

と、そういう感じ(笑)
でも、(今回の呑み会の会場にはしないけど(^^;)全体評価としては美味いし、清潔だし、良い店だと思う。

20181030_kaminari2.JPG
「まだ、一緒に焼肉屋に行くほどじゃないけど、格好つけたお洒落な店じゃない、焼き鳥屋あたりで一緒に呑めるくらいには彼女との距離を縮めたい」とか思ってる男子にはデートの場所としておすすめだね。
実際、女子だけで来てる客もいたしね。

そうそう。ここが最高なのは、あったかい鶏ガラスープがタダでサービスしてもらえるのよ。
最後の〆に鶏ガラスープを頼む。
ビールで冷えた身体にあったかいスープが滲みるぅ(笑)
女の子は絶対に喜ぶと思うよ。
むっちゃ久しぶり。「鉄板焼 鉄華」。

20181025_tekka1.JPG
前回訪店時に「今度はあまり日を開けずに来るねえ」なんて言うてた気がするけど、多分 5ヶ月ぶりくらい(^^;
なのに、顔を出すとすぐに給仕のお姉さんが日本酒を勧めてくれて、ああ、おぼえてもらっててありがたや、ありがたやである。

俺はあまり店の人とはからまない方なんだけど、それでも一度おぼえてもらったのを忘れられるのは少しさみしい。かつての「咲」のように・・・(^^;

それはそれとして、まず呑んだのは「七本槍 ひやおろし 純米 山田錦」(滋賀県)。アテには「せせり塩焼き」を。
「七本槍 ひやおろし」の日本酒度は +5なので「やや辛」くらいだろうけど、少し俺には辛すぎるかな。あと酸味も俺の好みからすると少し強いかも。
本物の酒好きは、こういう味が好きなんだろうなあ。

次に呑んだのは「もっと久礼 +9 特別純米生原酒」(高知県)。ジャンボーグ9みたいに赤白に塗り分けられたラベルに大きく「+9」と書かれた見た目のインパクト(笑)
実はこの酒、岩国市の「ととや」で呑んだことがある。日本酒度+9 という辛口の酒ながら、フルーティーで美味かった記憶がある。

アテには「あん肝」を。

20181025_tekka2.JPG高知の酒は辛いのばかりで俺は正直苦手なのだが、この「もっと久礼」は美味かった・・・のだと思うが、ごめん(^^; 最近酒に弱くて・・・
この日、一軒目でなみなみとつがれた升酒をやって、それから「鉄華」でこれが二杯目の酒。実はいい感じに既に酔ってました(^^; よって、感想の記憶無し(^^;;;

「久礼」を仕入れたのは、店の社員旅行で高知に行ったとき、給仕のお姉さんが美味い酒を探した結果だという。本当にごめんなさい(^^;

まあ、この時点では、そんな風に自分の記憶が飛ぶとも思わず、俺は上機嫌で最後に「肉玉そば」と生ビールで広島の夜を〆たのであった。

ああ、お好み焼と旨い酒が同時に味わえるなんて・・・やっぱ「鉄華」はええなあ。
先日、大手町で働く飲み友のMイさんと中町で昼飯を食った帰り、500円ランチの店が目に入った。

「居酒屋がやがや 中町店」である。
入り口に「500円定食」と大きく書かれた看板が立つ。昼の弁当もやっているようだ。この広島の中心地、大手町界隈で 500円ランチとは、いかほどのものを提供するのか!?興味ある。

20181024_gayagaya1.JPG翌日、さっそく俺は「がやがや」を訪店していたのであった(笑)
Mイさんも誘ったのだが、その日は仕事の都合で昼は大手町にいないということだったので、一人で参戦。
いやあ、一人で初めての店に昼飯を食いに入るのは、一人呑みで初訪する時以上に緊張する。得てして昼飯時には、店ごとに存在する「ランチ時のみのルール」があるからだ。

例えば「ごはんはおかわり自由だが、自分でつぐ」とか、「料理は店の人が持ってきてくれるが、片付けは自分で」とか。それをでかでかと紙にでも書いて提示してくれていればいいが、そうではないと本当にこまる。わからないことは店員に聞けばいいじゃんと思う人は、「人見知り」の気持ちがまったくわかっていない。
俺、初見の店員に「これ、どうすればいいの?」なんて気軽に声をかけるなんて絶対無理だもの。

この店は、最初に 500円を入り口のレジで払った時点で、店員さんが「まずはお盆をとって、上の段と下の段から一品ずつ選んでください」と教えてくれる。
カウンターの上の段には唐揚げや煮魚などの主菜が、下の段には小鉢の煮物など副菜が置かれている。
そこでおかずを手にしたら、あとは前の人のマネをするだけだ(笑)

先に進んだところに、大きな器に入った豚汁が置かれている。この「たっぷりの豚汁」がこの店の売りだと、前日、Mイさんから聞いていた。これも取るのね?と手を伸ばしかけたところで、厨房のおばさんから「大盛り?」と声がかかりビクっとする(^^; 飯の量のことだ。動悸を早くしながら「いえ、普通で」と回答。
おばちゃんからご飯を受け取ったところで定食完成のようである。

俺は主菜に「唐揚げ」を選んだが、皿に 2つ乗ってるだけで、正直「むーん、少なっ」と思ってしまった。
「豚汁」がたっぷりで、「この定食の主菜は豚汁」と言ってもいいくらいだが、俺、この前の日から朝も夜も豚汁食ってるのよね。豚汁は冬の嫁さんの定番料理で、一回作ると味噌と具を継ぎ足し継ぎ足ししながら 3〜4日続くのよね(笑)
だから俺、豚汁好きなんだけど嫁さんの豚汁で身体が満たされているから(笑)、飯屋の「たっぷりの豚汁」にまったく有り難みを感じないわけ(笑)

多分、「お、豚汁か。良いねえ」と思う人は、この定食に 600円、700円払ってもいいのかもしれないが、俺は「ま、この内容なら 500円だな。値段相応の定食や」と思った。
ちなみに唐揚げは衣がカリカリ堅揚げで俺好み。美味しくいただきました。もう一つ皿に乗ってればなあ。

で、問題は最後である。
飯を食い終わった。それからどうする?もしかして、自分で食器を下げないといかんのかな?でも、どこへ?食器返却口とか、そういう提示まったくないけど?
俺の前に出た人はテーブルに食器を残している。でも、かなり経つのに、店員が全然下げにこない。もう、けっこう混み始めているというのにだ。

20181024_gayagaya2.JPG
俺はジッと他の客の動きを待ったが、食べ終わって帰ろうという人間が現れない。混んできた店内で何もせず座っているのも限界だ。
俺はテーブルに食器を置いたまま席を立った。すると、俺の前で相席をしていた常連らしきサラリーマンが、テーブルに残された食器を見て、それから「え?残していくの?」という顔で俺を見たのだ。

「え?やっぱどっか自分で返しにいくの?でも、どこに返せばいいか、全然説明もなかったし、提示すらされてねえじゃん。もし、自分でする必要があるんなら、それをちゃんと説明せず、返却口への案内もちゃんとしてない店が悪いんじゃん?てか、そうやって店を甘やかして来たお前ら常連客が悪いんだよ!このウジ虫やろうが!!」

俺は心の中でそう悪態をつき、見ず知らずのサラリーマンを睨み返した。
人を睨んだのなんて、本当に久しぶりだ。いや、初めてかもしれない。

「もう、この店に来ることもあるまい」

そして、自分で食器を返却口まで持っていく必要があったのかどうなのか、それは永遠の謎となったのであった。

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