一昨日は岩国で何軒かの店をハシゴして飲んだんだけど、その途中で腹が減ったので麻里布町の「七里濱」へ。
店先の「ラーメン」の提灯と「元祖岩国ラーチャンめん」の看板がデブアンテナに引っかかったのだ。「ラーチャンめん?なんだ、それは?元祖ってことは、岩国に他にラーチャンめんの店が?俺の知らない岩国の名物だったのか!?」・・・と。
店に入ると、大将と女将さん?と常連らしきおじさんの三人が、店の奥のTVの歌謡ショーに見入っていた。俺たちが入ると驚いたようにこちらを振り返り、なんとなく不安げな顔で俺らのことを見つめる三人・・・(^^;
「うわ、やばい。常連オンリーな店か?」と緊張しつつ(笑)、一緒に飲みに出てたN◎君とともに「ラーチャーめん」650円也を注文した。
しかし、この店、食堂?居酒屋?まあ、一応居酒屋なのかな。
まあ、どっちとも言えるような造りの店だ。
ラーメンの提灯を揚げている割には、麺を茹でる大きな鍋は無いようで、家庭にあるような片手鍋を使っている。ただ長年の技だなと思ったのは、麺を入れた湯がグラグラ沸騰しているのに、ピタっと鍋の淵で止まって吹きこぼれないのだ(笑)
これには驚いた。この日、七里濱で唯一すげえと感動した出来事だった(笑)
で、ラーチャンめんのお味の方だが、スープは美味かった。鶏ガラの出汁が良く出たスープで(ま、ウェイパーの味だったけど(笑))、豚骨派の俺だが、このスープは好きだわ。ちゃんぽんのスープが少しあっさりした感じか。
具は、「ちゃんぽんの具をしょぼくした感じ」である。
チャーシューが入っているだけで、ちゃんぽんでよく見る「ゲソ」や「海老」や「あさり」などの海産系の具は一切入ってない。蒲鉾を海産系に入れるのであれば、それは二枚入っていた(笑)
かと言って肉系もこのチャーシューだけである。後は野菜。野菜も「沢山入ってるなあ」って感じじゃない。きくらげはけっこう入ってたけど(笑)
でも、この具も、シャキシャキした食感は良い感じだし、味も悪くなかった。油で炒められ香ばしくて美味かった。
そして、そんな全てを台無しにするのが「麺」であった。
まあ、鍋で二玉一緒に茹でて、そのまま手に持った玉あげに鍋から麺を流し込み、軽く湯切りしただけでスープに泳がせていたから、「ああ、麺にこだわりは無いんだな」と思ったけど、やっぱりグダグダだった(^^;
そもそも、俺、びよーんとのびる弾力のある麺が(縮れ麺だと更に)嫌いなので、それが更にグダグダに茹でられたその食感ときたら、もう耐えられませんわ(^^;
まあ、スープと具が美味かったから最後まで食べたけど、この麺はないわなあ。「年寄りの常連が多い」店の典型的なラーメンですわ。あ、いや、ラーチャンめんですわ(^^;
ということで、二度目のラーチャンめんは無いかなあ・・・
ま、元祖ってくらいだから他にもラーチャンめん出してる店は岩国に他にもたくさんあるんだろうから、別の店でもう一度試してみることはあるかも・・・
・・・って、ググったけど、ラーチェンめんの店、他にねえぞ!(^^;
<追記>
値段も 650円って微妙だなあ。MAX 600円じゃないかな、この内容だと。500円ならまた食べにくると思うな(笑)650円でこれじゃあ、次は無いわ(^^;